文房具のステーション

2016年1月29日 (金)

ジーク・ジオン!は忘れたけれど…… ポメラDM11G

 実のところ、今年に入ってから、本ブログの文章は、すべてKING JIMのポメラによって書かれています。

Top_img_04

初期型 DM10

 ポメラについては、以前から気になっていました。

 蓋を開けて2秒ですぐタイピング可能という手軽さ、高速タイピングに耐え、しっかりと押し込み感のあるキーボード、バックライトがない代わり(最近のシリーズにはライトあり)に単四乾電池で連続20時間以上使用可能という実用性など、ただ「文章を打つ」という機能に特化されたコンセプトが魅力だったのです。

 しかし、気になる点もありました。

 一番の問題は、その厚みと重さです。

 「どこでも取り出して二秒でタイピング」するには、大きすぎ、重すぎるのです。

 おまけに、性能から考えると値段も結構張るのですね。

 そこで、昨年まで、iphone,ipadとスタンド、Blutoothキーボードを組み合わせて文章作成を行ってきました。

 どうせいつも持ち歩くスマート・フォンなら、重さ大きさを気にせず、しっかりとしたBTキーボードを使えば、文章くらいは打てると思ったのです。

 が、やはり早いタイピングにはついてこない。

 バッテリーが気になる。

 なにより、変換効率が悪い(一応どちらもAtokは入れてあるのですが)。

 結局は、ジャンク品として買ってリペアしたAcer oneにエディタを入れて文字入力マシンとして使っていました。

 しかし、このたび、ブログ再開を期して、文章作成用のポメラを買おうかと、いろいろ調べはじめたのです。

 まず、初期型のDM-10(写真)↑は、価格が安い(というか中古の入手可能)保存先フォルダを階層化できず、文書サイズも制限が厳しかったため断念しました。

 ひとつ上のクラスのDMー25は、画面も大きくなり、バックライトもついているものの、その分サイズも大きくなっています。

Ph_product01

DM-25

 現在ではDMー100などという、ポメラの良さをすべて捨て去ったコンセプト迷走マシンも発売されている↓有様ですが、それも当然却下。

Ph_05

 やはり、ポメラに自分の好みのものはないのか、と諦めかけた時、ポメラ・ガンダムシリーズを見つけました。

 これは、ポメラと機動戦士ガンダムのコラボレーション製品で、写真↓左から、ジオン軍モデル、シャア・アズナブル・モデル、ランバ・ラルの三種類があり、それぞれ、赤、緑、青(紺?)のコンセプトカラーとなっています。

 

 2010年の発売ですから、もう六年前の製品ですから、中古はともかく、新品でも価格はかなりこなれています。

Imggundam01

 型番の11Gからわかるように、内容的には10以上25未満の性能ということでしょうが、この塩梅(あんばい)が、とても良かった(11GのGはガンダムのGなのでしょう)。

 画面は25より小さく、バックライトはないものの、ファイルの階層化は可能で、10では未公認だった充電池eneloopが、メニューによる切り替えで公に使えるようになっています。

 あと、10にはなかった、「文章をQRコードにして画面に表示→コードをスマートフォンの対応アプリ」で読み込む機能も入っているようで、まあ、これは、あまり使わないでしょうが、あって損はないという感じです。

 ただ一つの欠点は、機動戦士ガンダムのコラボレーションということで、ケースもキーボードも、それぞれのモデルに応じた派手な色であるということです。

 シャア・アズナブルモデルはボディが真っ赤、それは良いのですが……

 キートップすら赤なので、打ち辛そうです。

Kyebd

 ランバ・ラルモデルは、過度なデコレーションが恥ずかしいし(突起分、厚みも大きい)↓、

 ジオン軍モデル↓だけは、天板もキートップも黒に近いダーク・グリーンで、普段使っていても違和感がないようでした。

 

 FEPがATOKなのは良いとしても、「ガンダム特有の語変換が可能」との追加機能は、シャア、ジオン程度の著名ガンダム関連の単語しか知らない(覚えていない)わたしには、ほとんど意味がないのでした。

 確か、ファースト・シーズンは初回放映時にすべて観たはずなのですが、わがままいっぱい、不平いっぱいの主人公たちが好きになれず(後の「イデオン」のシチュエーションなら理解はできますが、ガンダムはぬるい)、ジオン軍内部の「醜い出世欲のぶつかりあい」はありがちな設定ですが、そこに愚かしいギャラントリ(騎士道精神)を埋め込む手法は、さらに好みではなかったので(ダンバインほどに吹っ切れればいっそ心地よいのですが)、その後、観なおすこともなく、内容はすっかり忘れ去っていたのです。

 ですから、ファンサービスとして、起動時に、ファースト・シーズンのタイトルをランダム表示し、スリープ時には印象的?なシーンを表示してくれる、という機能も、なければもっと良かった、あるいは、オフにできたら良かった、という感じですね↓。

Ganopend

オープン時

Gend

スリープ時

 さらに、ガンダム関係の単語なら、一発変換が可能という……

Henkan

 その機能も無駄ですが、それらは使わなければよいだけのことです。

 ともかく、店頭で現物を目にして、価格も安かったため、デザイン的に一番おとなしいジオン軍モデルを購入しました。

 使い始めると、多くの方が言っておられるように、かなり便利です。

 なにより……

 反射型モノクロTFT液晶は、くっきりと読みやすいですし、少し心配だった画面のサイズも、「下書きとしてとりあえず入力する」という目的には障害とはなりません。

 タイプ後は、コンピュータにUSB接続し、ポメラを外部ドライブとしてテキストデータを取り込むため、文章をQRコードにして、スマートフォンに読み込ませるという機能は使いませんが、いずれは役立つこともあるでしょう。

 ただ、ATOKらしく変換の方はイマイチで、谷文晁のチョウが出てきませんし円山応挙もすぐには出ない(なぜ骨董贋作人気ツートップの名前の変換が必要なのかはともかくとして)のは問題です。

 使いたい漢字が候補の中に無い場合は、

  1.一度コンピュータで吸い出してから入力後、ポメラに戻し、それを登録するか(迂遠すぎる!)

  2.shiftJISのコードをを調べて入力する

の二通りですが、ベストなのは、とりあえず平仮名で打っておいて、コンピュータで修正することでしょう。

 簡易な装置に過度な要求をしてはいけません。

 それに、人名に弱いのは、こういった非ネット接続変換ソフトの常ですから、追々学習させていけばよいのでしょう。

 人前で、起動、スリープさせるときは少し気を遣いますが、それ以外は、ガンダムモノであることも気づかれないですし、とりあえずの文章入力としては気に入っています。

 ちなみに、キーボードを閉じると、下のようなシールが貼ってあるので、これをはがすかどうか迷っています。

End

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2010年9月13日 (月)

美しい文字 それは幻ではない! パイロット「色彩雫」

 ああ、嗚呼、なんということでしょう。

 いきなり一目惚れしてしまいました。

 もうこれは恋ですよ。コイ。カープ。

 好きになったのは、その名も山葡萄(やまぶどう)。

 濃い紫色で、乾くと、光沢すら感じさせる黒色になります。

 え、何の話かって?

 パイロットから発売された、日本の美意識から生み出された、万年筆のインクの話です。

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 始めに断っておかねばなりません。

 わたしは、万年筆は好きですが、多くの適当な万年筆についてくる「ブルーブラック」インクという色が、子供の頃から好きではありませんでした。

 なんだか、青っぽく黒い、どっちつかずな色に欺瞞(ギマン)を感じていたのですね。

 大人になってもそれは変わりません。

 どうせ使うならインクは黒です。

 銘柄は、深みのある漆黒さが好きで、長らくモンブランの黒を使っていました。

 赤は別になんでもいいので、値段の安いパーカーを使っていました。

 最近になって、黒は、セーラーの超微粒子漆黒インク「極黒」(キワグロ)を使いはじめましたが、あれはいい。

 ともかく、黒い上にも黒い。

 ほら、よく、冠婚葬祭なんかで、男連中が並んだ時、その礼服の値段によって、同じ黒でも、まるで黒さが違うことが明確になるでしょう?

 オレのよりヤツのほうが黒い!とかね。

 もちろん、わたしのは誰よりも薄い黒です。

 礼服なんてそれでいいのですよ。

 しかし、インクが、それではいけない。

 記録媒体として文字を紙に残すわけですから、クッキリと明快な色の方が良いのです。

 長らくそう思っていました。

 山葡萄(ヤマブドウ)を試し書きするまでは……

 最近でこそ怪しくなってきましたが、かつて、日本には24の季節がありました。

 色も同様。

 日本の自然(動植物)に根ざした、さまざまな色が生み出され、表現されてきました。

 それが、いつのまにか、ブルーブラックだのレッドだのアンバーだのといった、木で鼻をククったような(ってどんな意味?)色ばかりがハバをきかせるようになってしまった。

 しかし、今こそ、日本の美しい夜、ではなくて、美しく微妙に綾(あや)のある色の復権がなされるべき時なのです。

 万年筆を持つ楽しみのひとつは、書き味が最高なのはもちろんとして、さまざまなインクを使えるということです。

 いやぁ、長生きはするもんですよ。

 生きている間に、こんな様々な日本に根ざした色のインクを使えるようになるとは、ホント、思いませんでしたよ(ちょっとゲサ?)。

http://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/iroshizuku/

 上のサイトには見本がならんでいますが、ホンモノはディスプレイで見るような、単純な色ではありません。

 ぜひ、店頭で、実際に書いてみてください。

 美しい文字、それは幻ではない!

 たとえ字は下手でもね。

 そして、インクの色の深さに感動したら、この際、キャップレスでも何でもいいから、日本製の万年筆とコンバーター(これがないと、インクツボインクが使えない)を購入し、万年筆仲間になってください。

 是非とも。

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2010年6月26日 (土)

これでどこでも文章書き!ポメラも不要 iOS4アップデート

これでどこでも文章書き!ポメラも不要 iOS4アップデート

 告白すると、わたしは、ずっとポメラが欲しかった。

 ポメラってご存じですよね。

 キングジムの小型ワープロ、というか、メモマシンです↓。

  http://www.kingjim.co.jp/pomera/

 でも、すでに文字が打てる携帯電話があるのに、もう一台電子機器をもつのもなぁ、と躊躇(ちゅうちょ)していたのですが、この21日にiphoneOSが4.0になり、ついに、Bruetoothがキーボード対応になってくれたため、iphoneのテキスト入力用にBruetoothミニキーボードを購入しました。

 本当はFILCOが欲しかったのですが、大きすぎるので却下、サイズから逆算して、ELECOMのTK-FB013BKにしました。実売6000円台です。↓

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 OSについて、ついでに書いておけば、OS4になって単語登録もできるようになったため、よく使う文字列を一文字で登録して、文書作成効率を上げられるようにもなりました。

 今回のバージョンアップでは、やはりこの二点が大きいなぁ。

 さて、肝心のキーボードですが、小型ながら、パンタグラフ方式のキーは、クリック感のない汎用タッチパネル・キーボードより、はるかに打ちやすいですね。

 重さは、愛猫の餌を計るハカリで270g。牛乳瓶一本くらいです(古いかな)。
 大きさは、iphoneとの比較で分かると思います。
 これならなんとか、鞄にいれて持ち運ぶことができる。↓

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 iphoneの設定で機器を認識させたあと、「ファンクションキー:Fn」と「WIN-MAC切り替えキー」を同時押しすると、その後は、「変換キー」と「無変換キー」で全角と半角を切り替えできるようになります。

 キーボードのバッテリーは3か月もつそうです。

 外出先で使うことがほとんどなので、キーボード上部にiphoneを固定する台を、プラ板を曲げて作りました。

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 キーボードとの接続はベルクロを使います。

 実際の使用スタイルはこんな感じですね。どことなくポメラに似てる↓

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 非常にコンパクトで使いやすいワードプロセッサ、というかエディタになりました。

 あとは、充電用のリチウムイオンバッテリーをつなぐくらいですね。

 実際の使用感ですが……この項目の前に書いた「中国についての~」のプロトタイプは、実を申せば、全部上記のシステムで書きました。

 朝から書き始めて30分くらいで、だいたいの形ができます。

 わたしは、とにかく大量に文字を打つので(たぶん、的確な表現ができないから長くなるのでしょう)、今までのiphoneでは、とても文章を書くことができなかったのですが、このキーボードなら大丈夫です。

 多少、変換が追いつかなくて、誤入力することがありますが、ほとんど問題がないレベルです。

 iphoneのディスプレイに、これまでのノロさからは信じられない速さで文字が打ち込まれていくのをみると、やはりモチはモチ屋、キーボードはキーボードに任せろ、と思わずにはいられません。

 バッテリーの持ち(bruetooth使用時iphoneの)など、もっと細かい点が分かれば、後日、追記として報告します。

 とりあえず、この使い方は、文章を大量に書くことに限れば、ツカエル、と思いますね。

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2009年10月 7日 (水)

いよいよ台風上陸  〜出版界にAmazon Kindleがやってくる〜

 いま、伊勢湾台風以来という勢力の台風18号が日本を通過中ですが、それ以上の台風が日本を襲来しつつあります。

 かねてより噂のあった、Amazon Kindle(キンドル)が日本にやってきます(10月19日発売:発売価格270ドル:約2万4000円)。




 日本語でいえば電子書籍リーダーということになるのでしょうか、ネットを通じて直接Amazonから購入でき、一冊あたり(の情報量)の金額が、数分の一になるところが、読書家にとっての旨みでしょう。(アメリカではEVDOという接続規格を使ったアマゾン・ウィスパーネットを利用するため接続が無料)

 逆に、売り手の側からいえば、物理的な本の装丁が必要ないために、余計なコストをかけずに書物を販売できます。

 書籍版ipodというカンジですね。

 わたしの小説のうちのいくつかは、acrobat形式でダウンロードしてお読みいただけますが、あれの小型端末版ということです。


 音楽こそ買ったことがありませんが、わたしもapp storeでソフトはいくつか買いました。

 確かに、店頭で買うより、ダイレクト・ネット販売は値段も安く手軽です。

 iphoe用のソフトに、青空文庫を読むソフトがあり、これを使うと青空文庫のサイトに自動でアクセスして古典の名作を読むことができます。

 kindleも、ちょうどこういった感じではないかと思っています。

 当面は、英語のみの扱いだそうですが、やがては、日本の書籍も扱うようになるでしょう。

 Kindleひとつに二百冊(英文字で)の書籍を収めることができるそうなので、通勤の合間などに気になる本を読むサラリーマンも増えることでしょう。




 端末自体も、けっこう良くできているようです。
 重さは319グラムでと軽く、バッテリーはネット接続を切っていれば一週間ほど保つといいますから実用性はあるでしょう。

 実際、視認性、操作性のそれほどよくなかった、nintendo DSの日本文学ソフトも結構売れたようですから、ソフトが充実すれば、通常の出版業界の脅威になるかもしれません。

 が……です。

 しかしなんです。

 kindleには決定的に書けているモノがある。

 本にあって、kindleにないもの、それは重さとニオイです。

 ハードカバーの美しい装丁は、その重さと相まって、持っているだけで喜びがあります(すべての本ではありませんが)。

 そして、そのニオイも。

 ニオイ?

 そう、本にはニオイがある。

 よく、本屋に行くとトイレに行きたくなるといわれているようですが(ようです、と書いたのは、わたしには、ついぞそういう経験がないので)、それも、本が発するニオイが排尿、排便を誘発するからだそうです。

 そう、現実の本には、その書籍ごとの重さを含め、ヒトの肉体に影響を与えるなにかがある。

 かつての「ポパイ」も「ホットドッグ・プレス」も、我慢できないほどクサイ雑誌でした。さすがに、今ドキ、あれほど強烈なニオイの雑誌にはお目にかかれませんね。



 おそらく、こういった電子書籍については、これから論争が起こり、やがて「どちらも良い点があるから、短所を補い合って共存していけば良いでしょう」などといった、優等生的結論が主流となることでしょう。

 そして、必然的に、昔ながらの本は姿を消していき、新刊は絶え、古い本は好事家(こうずか)のみがあつかうレア商品となり果てるのでしょう。

 しかし、あの、テレンス・スタンプ主演の映画「私家版」も、本が本という体裁をとっているからこそのミステリですし、先日放映の始まった「戦う司書」(こいつはアニメですが)は、ヒトが死んで本になるのがキモの作品です。

 フランソワ・トリュフォーの名作映画、「華氏911〜それは自由の燃える温度〜」あ、これはムーアだった間違いまちがい……じゃなくて、華氏451(レイ・ブラッドベリ原作)の、思想統制された未来で、あらゆる物語の本がファイアーマン(消防士ではなく、正しく火炎放射器をもった焚書マン)によって焼き尽くされる世界に似た変革が、深く静かに進行していきそうな気がします(ちなみに華氏451度は摂氏232.7度。自由ではなく紙の燃え始める温度です)。

 まあ、こちらは焚書(ふんしょ)ではなく、書物の形態を変えるだけではありますが。
 この流れは止められないのでしょうね。
 レコードがCDに自然に代わってしまったように。

 こんなものは、ただのセンチメンタリズムに過ぎませんがね。

 確かに、本はかさばります。おまけに重い。
 わたしが最近、よほどのことがないかぎり、ハードカバーを買わないのは、その値段ではなく重さのせいです(たぶん)。

 何年か前に戸棚が壊れて以来、書庫に、2x4材で、強固な本棚を作りつけはしたものの、これ以上本が増えると家が危ない状態になっているのです。

 インドで体をこわし、陸路たどり着いたカトマンドゥのゲストハウスで見つけた井上ひさしの「巷間辞典」(エッセイ集)を、ベッドで寝ころびながら、何度もむさぼり読んだのは、ひさしぶりに接した日本語であった以上に、それが日本の文庫の体裁、装丁であったからです。黄ばんだその紙質すら嬉しかったことを思い出します。

 これが、ホテルに備え付けられた端末(場末の安ホテルにそんなものが設置されるとは思えないけれど)のディスプレイ上に映し出された日本語であったなら、あれほど、飢(かつ)えた気持ちを慰めてくれたかどうか、わたしにはわかりません。

 最近、よく耳にする、自分にとって「役に立つ」本だけを「必要な部分だけ切り刻んで読み捨てる」読み方をするタイプのヒトなら、こういった電子書籍は願ったりかなったりなのでしょう。

 わたしにもそういう部分はあります。

 いずれにせよ、情報のデジタル化とネット販売は時代の流れのようです。

 かつて、石版や石碑に文字を刻んでいた時代にパピルスが現れた時も、このような感傷があったのかもしれません。

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2009年8月16日 (日)

道具に背を押され、久しぶりの自転車

 このところ、もっぱら歩き回ること(特に夜に)で運動するようにしています。坂の多い街なので、それで結構運動になるのです。

 その際に、DSの万歩計も持っているのですが、最近は、iphoneのアプリケーションにある「Runnning keeper」も同時に起動させて歩いています。

 これは、GPSを用いて、速度、距離、位置を記録し、後で、高度差とペースを含めて地図上に表示してくれるという、ナカナカ気の利いた無料ソフトなのです。

 同時に、サイトにもそのデータを送信してくれるので、大きな画面で、これまでの記録を確認することもできます。カロリー表示もでます。

 その際、設定で「プライベート」にしておかないと、全世界に自分のトロトロ歩きが公開されることになるので注意が必要ですが。

 これからが本題です。

 昨日、RKの設定で、ウオーキング、ジョギングの横に、サイクリングという文字を見つけたため、久しぶりに二階の物置に放り込んでおいた愛車を取り出してきました。

 屋内にしまってあったためか、多少の整備で走行可能になりました。

 水をボトルキーパーに差し、日除けのキャップを被り、シャツを羽織って走り出しました。

 ヘルメットは、ロッククライミング用のを流用しているのですが、デザインが派手すぎるので、いつも使用を躊躇してしまいます。


 一応、サイクル・コンピュータ、いわゆる速度計は自転車につけてあるので、iphoneは、いつも通り腕にバンドで固定しておきます。

 歩き、あるいは走りながら音楽を聴く趣味はないので(だったらiphone持つなって!)イヤフォンは使いません。

 かつて毎日走っていたのと同じコース、おそらく誰もが知っている史跡の点を線につなぎながら走ると気持ちよい汗が流れました。

 最近は、街の移動に折りたたみ式アシスト・サイクルを使用していたので、さすがに古墳丘陵道を上ると息があがりました。(あとで記録をみると、高低差は200メートルほどでした)

 前に別項で書きましたが、自転車で走るのをやめたのは、わたしの走行コース付近で(おそらく誰もが知る殺人)事件があったためです。

 事件の前日まで、平日の昼間、いかにも不審な人間が、毎日、自転車で走っていたのですから、警察に無駄な冤罪を起こさせないためにも、顔を出さない方が良いと思ったのです。

 事件後、ひと月ほどで犯人は捕まりましたが、その頃には、走り続ける意思が弱ってしまいました。


 今回、当時と同じ道を走ったのですが、短い方のコースで10キロ30分は、今のわたしの体力にぴったりでした。


 こういった何かのマシン購入がきっかけとなって、エクササイズを再始動することもあるのでしょう。


 そういえば、最近の中学生は、自転車を「バイシクル」ではなく「バイク」と習うのですね。
 このあたりの表現の違いで年齢が分かるのかもしれません。


 余談ながら、帰宅後、サイトで自分の記録を確認しようとすると、トップページにある「直近の公開記録」に目がいきました。

 ちょっと髪の毛の薄い顔写真が印象的なオランダのヘルシン氏は、5時間半で100キロ近くの行程を走り終えていました。

 その下が、イタリアのポッピーノ氏で、彼も3時間で50キロ走っています。少し距離が短いのは、その高低差が1800メートルほどあるからでしょう。

 世界にはスゴい人がいるものです。

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2009年1月24日 (土)

ブラックベリーの誘惑

 こんどは、ネットがらみのオバマ大統領ネタを。

 オバマ氏はブラックベリーの愛好家だった。

 食べ物の話ではない。

 カナダRIM社が開発したスマートフォンブラックベリーのアディクト(中毒者)だったのだ。




 オバマ氏は、ブラックベリーを、つねにベルトのホルダーにつけ、ヒラリー氏と戦うときもマケイン氏と戦う時も、親指で小さなキーボードを操作する姿を報道され続けた。

 しかし、オバマ氏からオバマ大統領になったがために、彼はブラックベリーを食べることができなくなってしまった。

 側近や彼の弁護士が所持を許さないからだ。


 理由は二つ。

1.暗号化されたメールが何者かに解読され、情報が流出するおそれがあること。

2.「情報公開法」によりメールの開示を求められ、思わぬ面倒に巻き込まれないため。

 二番目の、法律で大統領(公人)の個人メールまでを公開させるというのが、アメリカらしくて凄いが、「思わぬ面倒」という含みを持たせた言い方に、ついニヤリとするのはわたしだけだろうか?

 オバマ氏も人間である。しかも40代の精力的な男性だ。

 「どこから、ビル&モニカのような醜聞が紛れ込むともしれない」というまわりの心配は、しごく当然のことだろう。

 オバマ氏は、就任前、インタビューに答えてこういっている。

「ホワイトハウスの外とコミュニケーションを保ちたいのだ。(側近が)用意する管理された情報とか、いつもいい話しかしない人、私が部屋に入るとき、起立して迎える人からの情報ではだめだから」

 見識である。

 これを、ジャパン発電子街好きのお殿様に聞かせてやりたい。

 まあ、生まれながらのお殿様、最初の選挙演説で、街宣車から「下々の皆さん」と呼びかけたという逸話のある御仁には、とうてい理解できない考えなのだろうが。




 あ、下のトラックバックを見てください。
 どうやら、オバマ大統領は、ブラックベリーを食べ続けることができるようです。

 彼の「下界とのパイプを閉ざしたくない」という言葉が、風穴をあけたとのこと。

 しかし、大統領宛のメールはすべて記録されるってすごいなぁ。


 ただ、経済的劣勢にある巨大国家(軍事的にも)のトップが「ネット依存している」という事実は多少心配ですね。



 マスコミはこぞってオバマ礼賛をしています。

 まるで、あの小泉元総理が誕生したときのように。

 しかし、マス・メディアが子供のように英雄にあこがれてはいけません。

 景気のよいリーダーが現れた時、炭鉱夫とともに地中深く降りていくカナリアのように、危機アンテナをピリピリさせるのがマスコミの役目です。

 少なくとも、英雄リーダーをケネディ以来持たなかったアメリカよりは、つい最近、小泉を総理大臣にしてしまった日本のほうが、調子のよいトップの危険性を知っているはずですから。

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2008年12月20日 (土)

もの忘れとたたかえ!

 これはもう、断言させてもらってもいいが、わたしは十代の若い頃に比べて、今現在、記憶力が落ちているということはない。

 なぜなら、わたしは、十代の頃から「物忘れの達人」だからだ。

 当時と比べて、今の方が良く忘れる、ということは、絶対にないと、もう一度断言できる。

 というわけで、メモの出番ということになるのだが、人生の様々な局面で、状況によってメモを使えない場面が往々にして発生する。

 だから、かなり前から、わたしはボイスレコーダーを愛用してきた。

 現在はICレコーダーを使ってるが、それ以前は、マイクロテープ(昔留守番電話に入っていたヤツ)を用いたミニレコーダーを持っていた。

 これは、基本的に自分の声を取るものであるから、別項で紹介したペン型のように偽装する必要がない。

 ただ、使いやすければ良い。

 使いやすいとは、すぐに録音できて、聞き直せて、消去できるということだ。


 
 数年前まで、わたしは、健康のために、毎日十キロばかり自転車にのって近所を走り回っていた。

 わたしは、自分でいうのもなんだが、中学のころから、泊まりがけで四国を回ったりした生粋の自転車野郎なのだ。

 もし自分に肩書きをつけるなら、ライダーでなく、ドライバーでなく、サイクリストと呼ばれたい。
 ユースホステルを利用して回った四国や、テントを積んで回った沖縄(やさしい沖縄の人からいっぱいお茶とかごちそうをもらったなぁ)については、また別項で書きます。

 ある事件があってから(おそらくみなさんもご存じの)、わたしは長らく続けていたその習慣を辞めたのだが、それもまた別項で。

 ひとり自転車で走るというのは、かなり孤独な行為だ。

 会話するのは、おのれの肉体のみだから。

 そのへんは、登山に似ているのだが(北穂高山頂で死にかけた話はまたあらためて)、そういった状況になった時、わたしの頭は異常に活発に動き始める。

 そのわけは、以前に紹介した池谷祐二氏の近著「のうだま(幻冬舎)」(近日紹介)でも言及されているが、眉間の奥、脳幹付近にある青いタマ:淡蒼球(たんそうきゅう)が、運動をすることで活発に動くようになるからと言われている。

 すると、家でゴロゴロしながら、いろいろとため込んだ知識が、とんでもない繋がりで、急に立ち上がってきて面白いのだが、これをそのまま放っておくと、最初に書いたように、瞬く間に消えていってしまうのです。

 まず、あとで思い出すことなどできない。

 そこで、ポケットにいれたレコーダーに、要点だけを吹き込むわけです。

 要点さえ入っていれば、あとの細かいところは、イモヅル式に思い出すことができる。


 この体を動かすと発想するのは、別項で書いた「DS生活リズム」によって始めた散歩でも同様で、家に寝ころんでいたのでは、到底あらわれない考えが(って、そんな世の中を変えるようなたいそうなものじゃないけど)浮かんでくるので、ICレコーダーは必需品になる。





 わたしはマイクロ・テープの頃からオリンパスなの党だが、近頃では、生音を圧縮無しで録れる高性能なものも出てきているので、そろそろ買い換えようかと考えている。




 山や海のキャンプで自分で録った虫の音だとか、川のせせらぎ風の音、あるいは都会の雑踏'''なんかをまとめてライブラリにするのは楽しいことだから。

 ラジオドラマの編集などもやっているから、そういった「著作権フリー」な素材は魅力的でもある。

 とくに、最近のマシンは性能も良く、臨場感もかなりなようだ。

 変な話だが、小学生のころから、わたしは「教室できく校庭で遊ぶ子供たちの嬌声」が大好きなのだ。

 遠くから公園の子供の遊び声をきくのもいい。(近くじゃ駄目だよ。うるさいから)

 そういった音が、なんらかのヒーリング効果があるのだね、わたしには。

 だから、そんな音も集めてみたい。

 鉄道ファンではないが、車掌の行き先アナウンスなんかも、深夜の部屋で聴くのにいいだろう。

 ちょっと変かなぁ。


 あれ、最後はテーマとずれてしまいましたね。

 そういえば、歌の録音や、ストリートライブの録音にも使えるかもしれません(ってそれが本業だろうが)。


 私のおすすめ:
オリンパス リニアPCMレコーダーICレコーダー Linear PCM Recorde...

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2008年12月18日 (木)

エクスリブリスって知ってますか

 「エクスリブリス」って知っていますか?

 エクスリブリス(Exlibris)は、本の見返し部分に貼って、その本の持ち主を記す紙です。

 意味は「〜の蔵書から」というラテン語で、日本では「蔵書票」「書票」などと呼ばれています。(英語ではBookplate)

 それらには、だいたい図版と一緒に「Exlibris」という言葉と持ち主の名前が入れられます。

 役目としては、日本の蔵書印と、ほぼ同じ

 日本や中国では蔵書印が主流ですが、ヨーロッパでは古くから蔵書票(エクスリブリス)が使われてきました。

 わたしも、以前は、自分で篆刻(てんこく)した蔵書印を使っていましたが、数年前に蔵書票をプレゼントされてから、下のようなエクスリブリスを蔵書に貼るようになりました。




 蔵書票の良い点は、「本を汚していない」ように思えることです。

 蔵書印は、どうしても、本に押印して汚しているような気がして少し抵抗がありました。

 さらに、わたしは朱肉を使っていたので、押印したあとは、他の場所が汚れないように紙を挟んだりして結構大変だったのですが、蔵書票はノリをつけてはるだけなので楽です。

 印と違ってはがされる(って誰に?)危険性は残りますが。


 エクスリブリスは、銅版画などで作られ、その多くが芸術的価値をもっています。

 ↓それらを収集したり、実際に銅版画で作ったりする人もいるのです。


 私のおすすめ:
蔵書票の芸術―エクスリブリスの世界

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2008年12月17日 (水)

針を使わないステープラー

 人が文房具を使うということは、モノを消費することだ。

 メモ帳しかり、ノートしかり、万年筆のインクしかり、コピー用紙しかり。

 だが、ステープラーに関しては、針をつかわないものが存在する。
 値段も安い。
 針がないために、重ねた時にじゃまにならない。

 欠点は、綴じられる枚数が少ないことだが、4〜5枚の紙を綴じて持ち歩くことはよくあるので、その時限定で使うようにすればよい。

 わたしはそうしています。

 無針ステープラーには、いくつかのタイプが存在するが、これは、切り取った紙を自動的に紙の隙間に差し込んで固定するすぐれた機構をもった逸品だ。

 わたしもいくつか持っているけど、これが一番しっかりとまる。


 手軽にためすなら、コレ。





900円足らずで結構つかえます。

 ちょっと高めながら、しっかりした品質ならこちら。




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切らずに捨てる 個人情報保護スタンプ「見えない君」

 情報は常に狙われています。

 わたしも、まあ狙われることなどないだろうと考えながら、郵便物の宛名や書類はシュレッダーにかけてから廃棄しています。

 しかし、封筒やハガキなどをいちいち裁断するのは手間がかかりすぎる。

 何かないかと捜したところ、いいものをみつけました。

 宛名の部分に、このスタンプをオスだけで判読不能。

 カンタンに情報を守ることができます。

 実際使ってみると、良さを実感します。

 別売りで補充インクが売られているので経済的でもあります。




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