森羅万象気になること

2016年3月 2日 (水)

とりつかれそうな男 ~サンダーバード2号~

 本屋にいくと、週間ナントカって売ってますね。

 大きなキットつきの小さなマガジンです。

 今度はこんなものを見つけました。

 電動模型キットマガジンシリーズ「サンダーバード2号&救助メカ」

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 子供の頃からの夢だった、2号の電動リフトアップを搭載したサンダーバード2号です(だから電動模型!)。

 リブート!された2015年版のカクカク2号↓ではありません。昔ながらの柔らかい曲線のオリジナルモデルです。

 「リブート版」については、また別に書こうと思います。

 しかし、おとなしかったTin-Tin(日本名はタンタンではなくミンミン)が、KO(ケーヨ)とリブートされて9頭身の乱暴な女の子になっていたのはおどろいたなぁ。

 いや、もちろん、旧作でもLADYBIRD JETという自家用機を自分で改造して飛行するお転婆さんではありましたが……

 一応、リブート版のオープニングを貼っておきます。

 などと書いているうちに、さらに思い出しました。

 子供の頃から、「高値の花(うそ、本当は高嶺の花)」サンダーバード秘密基地(公務員初任給2万円強の時代に2200円)と、リアルなサンダーバード2号にアコガレていたことを。

 「オリジナル2号。イイカモ……でも!」

 かつて、わたしは、100号を超える週間スタートレックを、定期購読買いをして、5万円ほどを費やした(ちょっと)苦い経験があります。

 こういったものの「あざとい常套」手法として、創刊号は安い、のですね。

 税込みで499円。いわゆるワンコインですよ。

 しかし、2号は1190円(税込み)、3号以降は本性をあらわして 1750円(税別)になります。

 通常運転に入ったとたんに「税別」。

 もう、いやになるほど消費者を馬鹿にした態度心理をうまく考えた方法です。

「創刊号安いよ、ほら、買っちゃいなさいよ。ワンコインっすよ」

「2号は1200円になりますけど、あなたの好きな4号がついてくるし、なにより頭部の穴がふさがるバーツがついてますよ。とりあえず買いましょうよ」

「はい、3号まで買ったら、完成させないと損しますよ。買いますか?あ、買う。じゃあ、お値段は1750円で。あ、それでは足りないんですよ。よく見てください、小さく(税別)って書いてあるでしょう」

 ここまで、いくと、グギギギ~と歯ギシリしつつも、買い続けなければならないのですね(経験者)。

 全80巻で完成、とありますから、まあ16万足らずってことになりますかねぇ。

 全長54センチ、リモコンでライトがつき、「あの」「夢の」電動ジャッキアップを行える『原子力エンジン使用の救助マシン』サンダーバード2号とはいえ、16万って……



 しかし、創刊号は税込みで499円。ワンコイン。 しかも、提供パーツは「2号本体ヘッド部分と高速エレベーター下部」と、かなり大きく重要なパーツが入っています。

 「この値段で売ってもアシは出ないだったら、他の号も、もっと安くしろよー」

 などと思いながらも、いつもどおり創刊号は気になって……

 今回も買ってしまいました。

 すると、

 いやー困ったことに、なかなか良いのですねぇ。色は明るいモスグリーンで、わたしの記憶の中のホンモノノのTB2号カラーに近いし、

 なにより大きいのがイイ!

 比較のために、万年筆とともに写真に撮りました。

Tb1

 

 しかし、16万円弱は、なんだか馬鹿らしい。

 そこで、ヒラメキました。

 「週刊」ではなく、製品として売られている、高精度の2号モデルを買えば良いのだ。

 よもや16万円はすまい、と調べてみると、ありました。

 メガソフビアドバンス サンダーバード2号 約500mm PVC&ABS製 塗装済組立モデル

 海洋堂のモデルです。ソフビで、なおかつコンテナも外れないモックアップに近いものですが、デキガいい。大きさ50センチは週刊に匹敵する大きさですし。

 しかし、また、しかし、です。

  電動模型キットマガジンシリーズ「サンダーバード2号&救助メカ」の良さは、模型だけではないのですね。

 (本来週刊なのに)まるで付録のようについている雑誌部分の記事がまた良いのです。

 メカの解説、テレビシリーズの解説、アンダーソンの創作秘話など。

 そう、模型だけ買っても物足りないのです!

 うーん、と考えて、またまたヒラメキました。

 そうだ、以前サンダーバード図鑑を見かけたことがある。

 あれを買えば……

 探してみると、ありました。

 「大図解 サンダーバード テクニカル マニュアル: メカと秘密基地のオフィシャル透視解剖図集 完全版」

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 ナカナカ良いではないですか。

 そう思うやいなや、さっそく購入してしまいました。

 実際に届いて手にしてみると、大判でページ数も多く、内容も満足できるものでした。

 これなら、模型を無理に買う必要もなさそうです。

 というわけで、今回は、創刊号付属の「サンダーバード2号のヘッド部分」を前に、この本を見ることで、週刊購読の魔手から逃れることができました。

「Have a narrow escape」という表現がありますね。

 危機イッパツ(この場合のイッパツは本来の「一髪」ではなく、水野晴郎発案とされる007風「一発」と表現したい)という意味ですが、今回はまさしく、逃げ続ける踵に危うく悪魔の手がかかりそうになっていましたが、カラクも逃げ切りました。

 とりあえずは……ですが。


 

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2016年2月23日 (火)

とりつかれた男 ~BIG BOSSに~

 恥ずかしいことに、わたしは、メタルギア・ソリッド1,3のファンです。

 メタルギア3をやりたくてプレイステーション2を買い、中古でPS1用メタルギアソリッドを買い、メタルギア4に惹かれてプレイステーション3を買い、どこでもやりたくてニンテンドー3DS LL本体とメタルギアソリッド3DSをセットで買い、と、もうドンファンに誘惑されて、小さな籐籠に駆け落ちの衣服をつめる小娘の気分……って、それは言い過ぎですが、とにかく、やりたいソフトがあるから、ハードを買わねばならないという、資本主義的ゲーム理論(うそです)に突き動かされて、つまらぬ出費をしてしまう大人げない自分が恥ずかしい。

しかし、よいゲームです。その操作性、視認性の欠点すら好きです。
ほとんど意味不明な3D化もユルス↓。



 まだ、若く、ゴタイマンゾク(この表現Xですか?)な頃のBIG BOSSがいい!↓

 (原爆実験の影響により、もう子供をもてない身体ではありましたが)

 このたび、近くのイオンで普段は通り過ぎる缶飲料コーナーにて、ふと目についたのが、

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 本当はTシャツがほしかったのですが、分不相応(いろんな意味で)、6缶セットに一つ付いてくるシリコン・コースターで手を打ちました。

 いやいや、コースターに描かれたビッグ・ボスの顔に惚れ込んで、滅多に買わない6缶買いをしてしまったのです。

Bigboss

 この上に、映画は好きではないのに、なぜか、近くのモールにあった「どんぐり共和国(だったかな?)」で衝動買いした「豚カップ」↓を乗せて、コーヒーを飲んでいます。

Cup1

 紅いシルエットがイイ!少し飲み口が厚手過ぎますが、そんなことより、

Cup2

 カップ底のホテル名が良い感じ!

 何の話でしたか。

 ああ、そうそう、缶コーヒーBOSSの付録の、BIG BOSSの横顔を見ているうちに、いつまでも古いゲームにとらわれずに、そろそろわたしも幻肢痛(ファントム・ペイン)を感じるようになった中年のBOSSを見るため、プレイステーション4を買う必要があるもしれないと思い始めていることを書きたかったのです。

 その前に、もう一度、3DS版メタルギアのケロタン↓

Kerotan

ならぬヨッシー↓を

Yossi


コンプリートしておきましょうか。ついでにツチノコも(わかる人にしかわからない、わるい文章の見本)。

 しかし、いったい何回目なのか?まさしく取り憑かれていますねぇ……

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2016年2月 4日 (木)

買うべきか、それとも………さよならケイコク君?

 ここしばらく、近くのホームセンターにいくたびに、気になるものがありました。

 それは「ケイコク君」↓です。

 どんなものかを説明するより、まずは動画をごらんになっていただくほうが、わかりやすいと思います(適当な手持ち撮り、しかもカメラ動画ですので少し揺れるかも)。

 つまり、LED警告灯ですね。

 パッケージには、

 「夜間作業時の注意喚起に!」

 「緊急時の警告灯として!」

 「簡易懐中電灯として!」

 とあります。

 さらに、

 「ピカピカ10種類の点灯モード」

 「マグネットまたは引っかけフックで取り付け簡単」

と、まったくわたしの説明を要しない簡潔かつ的確なアピールも書いてある。

 価格も1500円ほどと、他の「マトモ」なLED製品(内部のハンダづけも満足にできていない某国製粗悪品なら、もっと低価格)よりは、かなり「リーズナブル」ですし、サンプルとしておかれている製品のスイッチを入れてみると、驚くほどの光量で、あきらかに、警告灯としては及第点のように見えます………が、


 今のところ、わたしには、これを使う局面が無いのです(乗っている車も比較的新しいですし)。

 夜道を歩く時に、背中のバッグにつけて歩けば、遠くからも誰からも視認できて、安全性は確保できるかもしれませんが、あまりの明るさに、背中が燃えるカチカチ山状態に見えかねないでしょう。

 目立ちすぎます。

 

 だから使うところがない。

 というより、なるべくなら使いたくない。

 若い頃、中古のボロ車ばかり乗っていた時代に、世話になったエーモンの三角停止版↓

 

(と、JAFロードサービス)のように、車載エマージェンシー道具は「もう使いたくない」という気持ちが強いのです。

 なまじ、非常時の道具なんか持っていると、実際に使うハメになるのではないか。

 もちろん、持っていても使わなければよいのですが……



 思えば、世の中には二通りのタイプの人間がいるのでしょう。

 がん保険に入れば癌にならないと考える人間、お守りがわりに保険に入る人間、と、そうでない人間の。

 いや、もう一種類いますね。


 そんなことを何も考えない人間が(ソウイウモノニ ワタシハワリタイ)。


 わたし自身、「ジンクス」めいた事柄は、それほど信じない方だと思うのですが、保険はともかく、そういった「モノが出来事を呼ぶ」というような事象は完全に否定できないのですね。


 先日、ホームセンターに行くと、大量に並べられていたケイコク君は、最後の一つになっていました。


 ほほう、やっぱり買う人がいるんだなぁ、と感心しつつ、でもLED発煙筒とは違って車検では通せない製品だしなぁ、などと考えながら、まだ置かれていたお試し品のスイッチをいれてみたのです。


 おお、やはりまぶしい。


 明るいホームセンターの中にあってすら、目も眩まんばかりに光り輝きます。

 点滅のパターンが、なんとなくハリウッド映画の緊急車に似ているなぁ、と思っているうちに、いつの間にか、知らぬ間に、オモホエズ、ケイコク君を手にしてレジに並んでいました。


 買ってしまいました。年始に立てたダンシャリの決意はどこへ?(ウソ)


 持ち帰って、しばらく冷蔵庫に貼り付けてピカピカさせていましたが、あまりの意味のなさにバカらしくなって、今はとりあえず車に積んであります。


 どうか、使うことのありませんように。

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2016年2月 3日 (水)

備えよ常に ~アウトドア・コード・ブレスレット~

先日、雑誌を読んでいて、パラシュート・コードを使ったブレスレットの存在を知りました。
強靱なパラシュート用のロープを編み込んでつくられたブレスレットで、イザ、というときに、それをほどくと一本の強靱なロープになるというものです。
普段から、五メートル程度の3ミリロープ(細引き)は、鞄の底に放り込んであるのですが、身につけるロープは魅力的でした。
わたしは、基本的に、腕時計以外の装飾品は身につけないようにしている上(ワッペン好きという記事とは矛盾しますが)、値段も結構張った(7000円程度)ので、買うことはないだろうと思っていたところ、手芸店で、自分で編み込む「アウトドア・コードを結んで作るアクセサリー・キット」が売られているのをみて、思わず買ってしまいました。
素材こそ、パラシュート・コードではありませんが、ほどくと4メートルと、ある程度実用の長さになる上、引っ張り強度は180キロとかなりのものです。
 

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価格も、5メートル・ロープが250円(ミニ・カラビナ付き)、カラフルなプラスティック製のバックルパーツが3つで150円とリーズナブルな感じです。

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帰宅して早速編んでみました。
やってみると「真田紐」というか「組み紐」あるいは「リリアン」(いずれもやったことはありませんが)のような感じでなかなか楽しい。
アウトドア用綿ロープの先の「ほつれ」防止のための始末に似た感じです。
芯になる方が55センチ、周りを編み込む方が2メートルの、2本のロープをバックルに通して編み始めます。
20分ほどで編み終わると、下のような出来映えとなりました。
次に、より実用性のある3.5メートルのロープを編み始めます。
今回のは1本のロープで、端につけたカラビナを抜いて、反対側を引っ張ると、一瞬でほどけます。

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最後に、60センチのロープ2本をつかったキーリングを作ります。
これは、作るのは簡単で、出来上がりの見栄えがたいへんよいものとなりました。

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2016年1月31日 (日)

祝 (ソーイング)ミシン復活

 子どもの頃に、最初に目にした、「マシン」らしい機械は「ミシン」でした(ヤヤコシイ?)。

 当時、多くの家庭がそうであったように、わたしも、ミシンによる母の手作りの服をごく当たり前のように着ていたのです。

 それは、デザイン性はともかくオーダーメイドには違いがないので、サイズだけはぴったりした服でした。


 同様に、母は機械編み機(ブラザー製だったかどうかは定かではありません)で、多くの毛糸で編まれたセーターなどを作ってくれたのですが、

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こちらの機械は、ジャージャーとうるさいだけで(スターウォーズ、エピソード1-3のJ.J.ビンクス同様)

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わたしの眼には魅力的には写りませんでした。


 わたしにとって、毛糸編みといえば、このジャージャー・マシンがすべてで、かぎ針編みや棒編みなどが存在することなど知りもしなかったのです。 今でも手編みはよくわかりません。

 ミシンは(当時は足踏み式でしたが)、音も動きも、そしてできあがる製品も好きでした。

 長じるにつれ、アウトドアや自転車による旅行に目覚めた頃から、自分でミシンを使って、鞄や小物入れ工具袋などを端切れを用いて作るようになりました。

 今も、服こそ作りませんが、布バッグや薄手の皮を使ってポーチなどを作っていて……

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 上のような、簡単なバッグ(ナップ・サックって古い言い方?)を作っては普段使いをしています───いや、嘘をいってしまいました。

 普段使いどころか、去年、カンボジアに行った時は、アンコール・ワットもアンコール・トムも、トンレサップへも、メイン・バッグとして持っていってました。

 軽くて思いどおりの大きさに作ることができるし、なくしても(中身はともかく)惜しくありません。


 そういった小物を作るために、二十年ほど前に31万円余り!出してシンガーのコンピュータミシンを買いました。

 文字を自動で刺繍でき(いまでも珍しくもありませんが、当時はなかなか画期的だっだのです)、ROMを差し替えることで、キャラクターも刺繍できたのです(ミツバチマーヤなどの幼児向けでしたが)。

 なにより魅力的だったのは、糸の圧力をリアルタイムで自動調整し、ティッシュペーパーすら縫うことができるという基本性能の高さと、ボタン・ ワンプッシュで糸を切断してくれる(今では珍しくもないでしょうが)機能と、薄アルミ板すら縫いつけると言われた強力モーターが搭載されていたことでした。



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 その後、長らく使ってきましたが、数年前に、突然弾み車が回りにくくなり、無理に回しているうちに、ドカドカと大きな音がして、うまく縫えなくなってしまったのです。

 とりあえず、カバーを開けて注油し、アーレンキで各部を締めたのですが、どうにも直らず、そのまま放置していましたのですが、最近になって、ある雑誌でウインド・ブレーカーやバッグに大きなベルクロ(メス)をつけ、そこに、やはり裏にベルクロ(オス)をつけたワッペンを好きなレイアウトで貼っているのをみて、ぜひ自分でもやりたくなり、大きめのバッグを作りたくなったのです。

 ワッペンといえば、ボーイスカウトの頃から、針と糸で縫いつけるもの、と思っていましたが、軍隊モノの洋画などでは、「階級を剥奪する!」などと言って、上司が部下の階級章を引きはがすシーンなどがありましたね。


 子どもの頃は、なんて握力と力の強い人なんだろう、と思っていましたが(指の力で糸を引きちぎるのですから)、あれもワッペン・パッチだったのですね。

 参考になったのはこれです↓。

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モノマガジン・オリジナルウインドブレーカー

モノショップより

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 恥ずかしながら、わたしは、いい年をしてワッペンというものが好きなのです。

 そこで、ミシンを修理することにしましたが、なにせ大昔のこと、購入した店はすでに無くなっていました。

 幸いにして、同じ場所に居抜きで入っていた、購入時とは違う業者が訪問修理してくれるというので、早速、依頼しました。


 土曜日に来てくれた修理人は、使用者が男のわたしであるのに驚いたようでしたが、症状を告げると、手早くカバーを取って綿ぼこりを掃除して注油してくれました。

 同じことを、わたしも行ったはずなのですが、彼がカバーを閉じて動かすと、見事にミシンは復活したのです。


 どうやら、ホコリそうじを徹底的にやらなければならなかったようです。

 費用は、出張費込みで1000円ほどでした。


 修理人が帰った後、さっそく手持ちの布で、ワッペン・パッチを貼り付けられる少し大きめのバッグを作りました

 見えにくいかもしれませんが、バッグ背面に、大きなベルクロが縫いつけてあって、そこにワッペンをつけています↓。


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 このように気分によって、ベルクロからパッチを外して、並べ替えることができます↓。

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 ミシンの調子は絶好調です。

 これで、新たに鞄の中を整理する、バッグ・イン・バッグなどを作ることができそうです。

 今回の教訓……「紺屋の白袴」、いや間違えました。「餅は餅屋」、故障の時は、迷わず専門の業者に電話せよ(アタリマエカ?)、ですね。



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2016年1月28日 (木)

タイガー バニー ~鏑木虎徹フィギュア~

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 アニメ「タイガーバニー」は、もう五年前の作品になりますが、2014年にはテレビシリーズの続編である「タイガーバニー ライジング」が作られ、ハリウッドでは、映画「アメリカン・グラフィティ」のロン・ハワード、いや、あれは役者時代の彼でした、名作「バックドラフト」「アポロ13」の監督でもあるロンがプロデューサーを勤めて、タイガーバニーを映像化すると発表されました。
 彼自身の、最大限、日本のオリジナルを尊重する、という発言もあるということで、完成を楽しみにしています。
 ハリウッドが、日本のヒーローアニメの実写化、しかも、日本では人気があるとはいえ、「進撃の巨人」や「エヴァンゲリヲン」などに比べたら、世界的には知名度の低い「タイガーバニー」を取り上げるのは奇妙な気がします。
 実際、このブログをお読みの方の中でも、初めて名前を聞いた方も多いのではないでしょうか。
 しかしながら、ハリウッドが、日本の(少し特殊とはいえ)ヒーローものに食指を動かすのは、アメリカで人気のコミックは、ほとんどがマーベル社の作品で、その多くはすでに映像化権を押さえられていて自由にはならないというお家事情が関係しているのかもしれません。
 わたしも「タイガーバニーは」初回放送の時に飛び飛びに観ただけなので、この機会に、DVDで、全25話を観なおしてみました。
 企業に所属し、体中にロゴを張り付けたサラリーマン・ヒーローの悲哀と矜持は魅力的ですし、パラレル・ワールドとはいえ、携帯電話やホログラム、単分子ワイヤーなど、ところどころ不均衡に科学の発達した1970年代のニューヨーク(作中ではシュテルン・ビルトと呼ばれますが)は、自分も住んでみたい、と思わせるほど美しい街として描かれています。

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 なにより、主役の熱血漢中年、鏑木虎徹と若きハンサム、バーナビー・ブルックス・Jrが、はじめは反目しあっていたものの、徐々に心を通わせ信頼関係を築いていく、いわゆる「バディもの」の王道を描く作品として、日本に根強いファンがいて、ロン・ハワードが惚れ込むのもわかります。
後半のオープニング・テーマ


 シリーズをイッキ観すると、フィギュアがほしくなりました。
 ネットで調べると、鏑木虎徹フィギュアが900円ほどで売ってるじゃないですか。
 さっそく購入し、作中に登場するバニー人形も自作し、手芸店で購入したレンガ粘土でペーヴメントを作って、ケースにいれて展示しました。

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 エピソード「当たってくだけろ!」内で登場したバーナビーへのプレゼント、ピンクのフラット・バニー(勝手に名付けました)は、このフィギュアにはなくてはならないものです、が、ヒゲが難しい労作でした。

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開け!フタ! 腕時計の裏蓋オープン

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 上の工具、何に使うかおわかりでしょうか?
 
 実は、高気密防水時計の裏蓋をあける機械です。
 
 防滴程度の防水腕時計なら、裏蓋は、細いドライバーを時計本体との隙間にさしこんで、コジるだけで開きます。
 
 しかし、5気圧防水(50メートル防水)や10気圧防水(100メートル防水)の時計になると、そう簡単には開きません。
 
 電池切れになった時は、時計屋に頼むか、メーカーに依頼することになります。
 
 ところが、近所の時計屋さんに電池交換(1,000円程度)を頼むと、まず間違いなく、
 
「ウチでは、防水用パッキングを替えられないので、完全な防水を保証できません。もし、元通りの100m防水をお望みなら、メーカーに依頼することになりますが、お高くなります」
 
といわれます。
 
 数十万、数百万する高級時計ならともかく、日常用に買った、もともと一万円程度の時計なら電池交換に数千円かけるのはもったいない。
 
 どうせ防水が不完全で、費用も1000円程度かかるなら、いっそ工具を買って自分で蓋を開け、原価450円の酸化電池を交換したいと思うのが人の情?でしょう。
 
 
 というわけで、Amazonにて、1,000円あまりで購ったのが、上の工具です。
 
 回転式の時計の裏蓋というのは、こうなっています↓。
 

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 ちょっと見えにくいですが、赤丸で囲んだ部分が、わずかに凹んでいます。
 
 
 この凹みに、先程の工具の爪が、ぴったり入るように調整するのです。
 
 
 初めに、左端に上下ならんだ爪の幅を、間のダイアルを回して適当な間隔にします。
 
 次に、左端の持ち手部分を回して、左端の爪を左右に動かして調整。
 
 何度か、裏蓋に爪を当てながら……
 

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 そして、三つの爪が、凹みに合致すると、時計の下にタオルなどを敷いて、ガラスに傷がつかないようにしつつ、工具を蓋に押しつけ、回すのです。
 
 すると、裏蓋は回転し……
 
 みごと開けることができます。
 
 あとは、どこにでも売っている酸化電池を交換するだけですが、もう一度蓋を閉めるときに、中のパッキングをつぶさないように気をつけなければなりません。
 
 時計店では、大事をとって、もとの防水は保証できないといいますが、個人的には、パッキンをつぶさないようにしつつ、シリコン・グリスを塗って丁寧に締め直すと、ほぼ元通りの防水が保たれると思っています。
 
 こうして、わたしの時計は再び動き始めました。
 
 いまのところ、水の中深く沈める気にはなりませんが、おそらく、たぶん、まあ、だいたいの防水は保たれていると、信じておきましょう。

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2012年8月24日 (金)

コトリって知ってますか? ~橿原市愛宕祭り~

本日、橿原市八木町で行われる愛宕祭りに行ってきました。

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 数十年前の子供の頃に、一度行っただけの祭りなのですが、民家の一部をパビリオン化して個人が趣向を凝らし、神事に因んだ展示(立山<造り山>と呼びます)をするという――

 子供ごころに、町全体が、遊園地かお化け屋敷(失礼?)みたいで、とても楽しかった記憶があります。

 ポスターでおわかりのように、23、24、25日の三日連続で行われる、夏祭りのトリを飾るお祭りです。

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 今日は中日(なかび)なので、人の混み具合も、出し物の練られ具合?も丁度よいのではないかと勝手に決めて出かけたのですが――

 出し物はともかく、人混みはハンパじゃありませんでした。↓

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 そもそも愛宕祭りは、愛宕信仰に依っています。

 その名のとおり、もとは京都の愛宕神社中心の信仰なのですが、やがて火難除けの神として全国的に信仰されるようになったといいます。

 大和では、八木が一番盛んなのだそうです。

 
 今回、一番眼をひいた立山が、「神武東征」でした。鳥が上下に動くというギミック付きです↓

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 人混みをかきわけ、屋台群をぬけ、近鉄線を越えたところに、二番目に気にいった立山を見つけました。↓

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井上陽水の「少年時代」をBGMに、美しい花火が点滅し、その下を模型の列車が走る造詣です。

 同じ道を戻って、屋台を冷やかしつつ(たこ焼き焼きに余念のないお姉さん)↓、

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 今度は、盆踊り大会が開かれている小学校に向かいます。

 途中みかけた屋台「サメ釣り」には、なぜか、ひときわ人が集まっていました。

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 一見グロテスクなサメのオモチャをのぞく子供の表情が良いですね。
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 途中にあった「関西大学八木ラボ」の立山は、ケミカル・ライト(祭りで子供達が腕に巻くアレです)を多数使用して、幻想的な空間の創出に成功していました。
 

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 しかし、さすがに300年を越える祭りの歴史を持つ町です。

 リフォームされた家々が多いとはいえ、まだしっかりと古い町並みと昔ながらの店舗が残っていて、通りを歩くだけで、なんだか、ほんわりとしたノスタルジアに浸ることができました――



 と、ここで今回のタイトルなのですが、皆さんは「コトリ」ってご存じですか?

 わたしドモが子供のころ、祖母から、
「夜遅くまで出歩いていると、コトリに捕まって、遠くへ売り飛ばされるよ」
などと、脅かされたものです。

 幼かったわたしは、そのコトリというものが、どういうモノかはわからないものの、なんとなく「鳥の恰好をした怪人」が「子供を抱えて、空に飛んでいく」ようなイメージを持っていました。

 長じて、といってもほんの少し大きくなっただけですが、コトリが「子捕り」で、子供を誘拐して角兵衛獅子(かくべえじし:今の若い人にはわからないでしょうか?)や曲芸団に人身売買する誘拐犯であることを知り、イメージ上の彼のスタイルも、鳥の怪人から怪しい覆面をした男に格下げ?されたのです。



 さて、今夜の話ですが、八木の通りを歩いて、わたしはトンデモナイものを見つけてしまったのです。
 

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 コトリ屋さんを。

 もちろん、子捕りではなく、コト鳥を扱うお店なのでしょうが……

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                 大和カナリア輸出協会事務所……


 つい、店内を覗(のぞ)いてしまうと、店内ではしっかり鳥たちがさえずっていました。↓

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                     本当の小鳥屋さんだ!




その他、巨大な下駄が置かれた下駄屋さんとか……

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 懐かしい感じの店を眺めつつ、終点の小学校盆踊り会場の屋台も冷やかして――

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お肉屋さんのコロッケを買って帰ってきました。

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 奈良県大和八木愛宕まつりは、明日も開かれます。

 お近くにお住まいの方、あるいは「以前に行ったことがあるけれど最近は行っていない」という方も、お暇なら「この夏最後の祭り」へ、浴衣でも着て出かけられてはいかがでしょうか?

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2012年8月23日 (木)

フラッシャー その2

 前回、自転車のフラッシャーについて書いた後で、色々な画像や動画が見つかりました。

 今回は、その紹介をします。

 まず、アール・デコ調?のブザー
 

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 100%防水無視のボタンや本体がイイ!

 イメージは、ジェット飛行機の外燃機関部?



 そして、噂のフラッシャーについては、動画が見つかりました。

フラッシャー付自転車 ナショナル エレクトロボーイ Z ブラックマスク

 点滅は、電子回路によるものではなく、モーターによる接点切り替えを使っているため、シャーシャーと鳴る音がうるさいですね。

 そのために、電池の減りの早いこと速いこと……



 そして、これで我が愛車も、ポーシャかカウンタック気分~↓

 つつんつツノダ つつんつツノダ 自転車ツノダのTU(テーユー)号~の

  リトラクタブルヘッドライト ツノダ スカイランサー

 トドメは、行きつくところまでいった感のある、ミヤタのリトラクタブル!



 スーパーサリーゼロ デュアルスーパーカーライト   

 コンセプトは良いと思うのですが、やはり、バッテリーの保ちの悪さが致命的でしたね。

 いまなら、もっと実用的な方向指示器を作ることができると思うのですが……

 かつての、売れ過ぎて失速した過去の経験が苦すぎて、メーカーに「新たなるフラッシャー」を作る気がないのが残念です。

 フラッシャー(方向指示器)は、無いよりはあったほうが、確実に安全だと思いますから。

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2012年8月22日 (水)

フラッシャー ご存じですか?

 先日、夜道を歩いていると、向こうから強烈な光を放ちながら原付が走ってきました。

 ずいぶんと静かなエンジンだなぁと思って、すれ違いざまによく見ると、原動機付自転車ではなく、アシストサイクルでした。

 タイヤの軸(ハブ)に発電機構を仕込む「ハブ・ダイナモ」の普及によって、自転車は、かつてのタイヤやリムにローラーを当てて発電する「ローラー・ダイナモ」時代には考えられなかったほど、明るく夜道を照らすライトを持つようになったのですね。


 さらに、ハブダイナモは「ペダルを重くしない」という特性も持っています。


 わたしたちが子供の頃は、ペダルが重くなって走りにくい、という理由で、多くの人が、ダイナモもライトもついているのに、あえて無灯火で夜道を走っていたものです。


 後に、発電用のマグネットを8個内蔵した、スーパーエイト・ダイナモというものも出てきましたが、これも、明るくはなるものの、ペダルが重くなるのは変わらなかったので、やはり無灯火自転車が多かったように思います。


 かといって、電池で光るライトは、あまりに効率が悪く、すぐに電池が無くなってしまうので、コストがかかる上に実用的でもなく、ほとんど普及しませんでした。


 しかし、LEDという一つの発明が、その事態を変えてしまいました。

 今や、ハブダイナモがついていない自転車でも、多くの人が、電池式LEDライトをつけて夜道を走っています。

 LEDになって電力効率がよくなり、数日に一度は電池を交換しなければならなかった時代がうそのようです。


 基本的に、電池と自転車は相性が悪いものです。


 ある程度以上、年配の方ならば、かつての自転車には多くの電池が使われていたことをご存じのはずです。

 たとえばブザー。

 親指でチリンチリン鳴らすベル(結構複雑な機構で、蓋をとって中を見るとドキドキしたものです)や、ただスプリングをはじいてチーンとならすベルではなく、かつてブザーと呼ぶべきベル(日本語がおかしい?)が自転車にはついていました。

 おぼろげな記憶では、ロケットみたいな形をしていて、先日書いた「アール・デコ」っぽいデザインでした。
 (画像を探しましたが見つかりませんでした)


 しかし、これも、電池が切れると新しい電池は補充されず(昔は電池が高かったのですよ)、いつしか蓋はとれ、雨の日に戸外に置かれると、ため池よろしく悲しく水がたまるのが常でした。

 
 立志伝中の人物に松下幸之助という人がいましたね。

 二股ソケットが有名な「経営の神様」でしたが、彼のもうひとつの顔?は、「自転車大好きおじさん」でした。

 だから、わたしたち自転車コゾウにとって、松下(現パナソニック)製のスポーツ自転車は、かなり性能の良い、そして値段が高い、手の届かないあこがれブランドだったのです。


 その彼が、ある製品を開発した部下をベタ褒めしたことがあるといわれています。


 それが自転車用フラッシャーです。

 後には、ボタン一つでライトが上に飛び出る、リトラクタブル・ライト付きの物も発売されましたが、それは蛇足として――

 ハンドルについたスイッチを右にすると、後部キャリアにとりつけられた装置によって、光が左から右に走り、逆にすると、その方向に光が走る。

 つまり、フラッシャーとは「自転車用方向指示器」なんですね。

 現在も、自転車に方向指示器はついていませんが、あったほうが安全であるのは間違いありません。


 だからこそ、松下翁(おう)は部下を褒めたのです――いや、そう思いたい、確かにその部分もあったはずです。

 実際のところは、そのフラッシャーが「単一の電池」を6本も使用することから、松下の電池が売れることに喜んだ、と言われています。

 
 自転車講習を受ければ分かるように、ほとんどの場合、いまだに曲がるときには、片手運転をしながら、手サインをするように教えられます。

 けれど、片手運転は人によっては、かなり危ない行為です。

 だからこそフラッシャーが必要なのです。

 しかし、例によって、単一を6個も交換しつづけ(られ)る子供はほとんどおらず――


 やがては、電池の蓋も無くなり、雨ともなれば、その大きな入れ物の中に水が溜まるようになるのが関の山でした。

 翌日、晴れた街に自転車をこぎ出し、ブレーキをかけると、穴からあふれた水が足にかかったりするのですね。


 LEDが普及し、ハブ・ダイナモが一般化して、さらに、リチウム充電池という大容量のバッテリーを搭載した自転車が発売されているのに、いまだにフラッシャーが標準装備されていないのは、なんとも不思議な気がします。

 と、思ったら、LED仕様のフラッシャーが売られていました。

 しかもスタイリッシュ?になって。

 参考までに載せておきます。

DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) 方向指示器 テールライトウィンカー DA015SG

自転車ウインカーランプ(LED発光・メロディーブザー) EEA-YW0496


 電池の保ちが(連続使用で)15時間……これは、長いですよね?

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