買うべきか、それとも………さよならケイコク君?
ここしばらく、近くのホームセンターにいくたびに、気になるものがありました。
それは「ケイコク君」↓です。
どんなものかを説明するより、まずは動画をごらんになっていただくほうが、わかりやすいと思います(適当な手持ち撮り、しかもカメラ動画ですので少し揺れるかも)。
つまり、LED警告灯ですね。
パッケージには、
「夜間作業時の注意喚起に!」
「緊急時の警告灯として!」
「簡易懐中電灯として!」
とあります。
さらに、
「ピカピカ10種類の点灯モード」
「マグネットまたは引っかけフックで取り付け簡単」
と、まったくわたしの説明を要しない簡潔かつ的確なアピールも書いてある。
価格も1500円ほどと、他の「マトモ」なLED製品(内部のハンダづけも満足にできていない某国製粗悪品なら、もっと低価格)よりは、かなり「リーズナブル」ですし、サンプルとしておかれている製品のスイッチを入れてみると、驚くほどの光量で、あきらかに、警告灯としては及第点のように見えます………が、
今のところ、わたしには、これを使う局面が無いのです(乗っている車も比較的新しいですし)。
夜道を歩く時に、背中のバッグにつけて歩けば、遠くからも誰からも視認できて、安全性は確保できるかもしれませんが、あまりの明るさに、背中が燃えるカチカチ山状態に見えかねないでしょう。
目立ちすぎます。
だから使うところがない。
というより、なるべくなら使いたくない。
若い頃、中古のボロ車ばかり乗っていた時代に、世話になったエーモンの三角停止版↓
(と、JAFロードサービス)のように、車載エマージェンシー道具は「もう使いたくない」という気持ちが強いのです。
なまじ、非常時の道具なんか持っていると、実際に使うハメになるのではないか。
もちろん、持っていても使わなければよいのですが……
思えば、世の中には二通りのタイプの人間がいるのでしょう。
がん保険に入れば癌にならないと考える人間、お守りがわりに保険に入る人間、と、そうでない人間の。
いや、もう一種類いますね。
そんなことを何も考えない人間が(ソウイウモノニ ワタシハワリタイ)。
わたし自身、「ジンクス」めいた事柄は、それほど信じない方だと思うのですが、保険はともかく、そういった「モノが出来事を呼ぶ」というような事象は完全に否定できないのですね。
先日、ホームセンターに行くと、大量に並べられていたケイコク君は、最後の一つになっていました。
ほほう、やっぱり買う人がいるんだなぁ、と感心しつつ、でもLED発煙筒とは違って車検では通せない製品だしなぁ、などと考えながら、まだ置かれていたお試し品のスイッチをいれてみたのです。
おお、やはりまぶしい。
明るいホームセンターの中にあってすら、目も眩まんばかりに光り輝きます。
点滅のパターンが、なんとなくハリウッド映画の緊急車に似ているなぁ、と思っているうちに、いつの間にか、知らぬ間に、オモホエズ、ケイコク君を手にしてレジに並んでいました。
買ってしまいました。年始に立てたダンシャリの決意はどこへ?(ウソ)
持ち帰って、しばらく冷蔵庫に貼り付けてピカピカさせていましたが、あまりの意味のなさにバカらしくなって、今はとりあえず車に積んであります。
どうか、使うことのありませんように。
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