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2012年8月14日 (火)

戦争をやめろ! 平和の使者――

 タイトルの続きはなんでしょう?

 わたしたちの年代なら「遊星仮面」ですね。

 若き日の藤田淑子さんが、主人公ピーターの声を担当されていた。

 主人公を始めヒロインも外国人顔の金髪少女で、外国色豊かな、国産アニメだったなぁ。

 サーフィンライクな単座ロケット、ロケット・ライダーに立ち乗りした遊星仮面が、酸素マスクもつけず、長髪を宇宙の風?になびかせて、忍者のクナイのような爆裂手裏剣を投げて敵ロケットをやっつける!

 もう、設定は無茶苦茶ですが、それはそれなりに楽しめました……

 


 が、今回の正解は違います。

 遊星仮面ではありません。



 正解は、平和の使者「スポンドフォロイ」でした。

 スポンドフォロイとは、古代オリンピック開催時に、各地で勃発している戦争を休止させるために、ギリシア各地を回った使節の名前です。

 オリーブの枝の冠をかぶり、片手には杖を、もう片方の手には、休戦の取り決めを刻んだ「イフィトスの円盤」を持って、各地でそれを読み上げたそうです。


 現代では、スポンドフォロイではなく、国連の事務総長が、オリンピック開催にともなう停戦、いわゆる「五輪停戦」を世界に呼びかけることになっていますが、バンギムン事務総長の呼びかけを、シリアのアサド大統領は無視してしまいました。

 百花繚乱のオリンピック競技種目に目を奪われている間にも、戦争(内紛)によって多くの人命が失われ続けているというのは、不謹慎ないいかたかもしれませんが、なんだか不思議な気がします。



 今日、津波で仲間を失い、職場を失い、グラウンドを流された、陸前高田の社会人野球チームのメンバーが、土木の仕事で瓦礫を片付けながら、

 「こんな瓦礫を毎日見ていながら、まだ野球をやりたいと考えるのは変かもしれないけれど……」

 と呟いている番組を観ました。

 芸能・芸術同様、スポーツはヒトが生活し食べていくには、直接的には何の力にもなりません。

 しかし、だからこそ、戦争がある時には停戦を呼びかけて、スポーツに興じる必要があると、わたしは思います。

 復興の大変な時期であっても、いや、だからこそ仕事の時間と身体の疲労が許す限り、好きなスポーツをするべきなのです。

 なぜなら、人間に必要なのは衣食住だけではないのですから。

 いや、いいかえましょう。

 ヒトがただ生きていくために最低限必要なものは「衣食住」でありますが、「ただ生きている」以上の「人間らしい生活をするため」には、それ以外の「無用の用」が必要なのだ、と。

 オリンピックが終わり、一時忘れられていた「ずっと戦火にあった街」や「復興途中の街」が再びニュースの話題になることが多くなるでしょう。

 だからこそ、これからは、平和にスポーツができた感謝をこめて、戦争(内紛)中の国には平和をもたらしスポーツができるようにし、復興中の街には生活に平穏を取り戻して安心してスポーツができるよう応援・助力することが、オリンピックという国際大会の意義のひとつではないかと、わたしは思うのです。

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