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2012年7月31日 (火)

判定することのむつかしさ~オリンピック審判~

プロ野球を見ていて、ジャッジのヘボさが嫌になることがあります。

贔屓のチームが不利になるときは、なおさら腹が立ちますが、有利にミスジャッジされても、試合本来の興奮がさまされて興がそがれるのです。

人によっては、不完全な人によるジャッジの偏り、たとえば、外側に広いストライクゾーンや、妙に甘いタッチ判定がなどがあるからこそ、ヒューマンライク(人間臭い)なスポーツとしての味がある。
不完全なジャッジに全権を与えて、その偏りを計算にいれて戦うのがプロだ、という人もいますが、それは間違いです。

なぜなら、選手がプロなら、ジャッジもそれで飯をくっているプロだからです。

プロならば、その仕事に完璧を期さなければならない。
ストライクゾーンに個人差などあってはならないのです。
もし、個人差を発見すれば、血を吐くような研修をして誤差をなくすのがプロです。

その意味で、今のプロ野球の審判は、プロ意識のないド素人集団といってよい。

かつて、北野武がそのエッセイで、
「ガキの頃の野球だって、一番野球の下手なヤツが審判をやらされたもんだ。だから、選手になれなかったヤツがなる審判なんか、野球選手はみなバカにしている」
と、書いていて、一面、真実があると思いました。

よくご覧になってください。審判の体格を。
大男の多い野球選手より、ひとまわり大きい人ばかりですから。

おそらく、彼らのほとんどは、かつてリトルリーグ、中学校、高校で野球をやっていたのでしょう。
  うがってみれば、彼らの存在こそが、体格をだけでは一流の野球選手になはれないという、ある意味証明なのかも知れません。

なれば、彼らの誇りと、存在こそが意義は、なんなのか。何を持って、「選手になれた」者たちから、尊敬し、信頼されるようになるのか?

「俺たちが審判なんだから、白でも黒といえば黒なのだ」という態度では、信頼も尊敬もされるわけがありません。かえってバカにされるだけです。

信頼されるためには、ゲーム上の「真実」を知るために、自らを研修で高めること以外にも、あらゆる方法をとる、という態度を示すことです。

厳しい訓練で、自分のジャッジには自信を持つ。
しかし、いったん、選手にも、自分にも疑いが生じたら、すぐに、他の方法、ビデオやレーザー光によるストライクゾーンや判定を参照する、そういう態度が必要なのではないでしょうか?

野球関係者の中には、そんなことをすれば、審判の権威が下がる、という、無謬(むびゅう)性にこだわる愚か者もいるようですが、そんなことをいう者がいるから、裁判でも冤罪(えんざい)が尽きないのです。

人は間違えるもの、それが大前提です。

権威は、ルールによって与えられるものではなく、自分たち行動で勝ち取るものです。

まあ、近年になって、高解像度の画像が、多くの角度から録画されるようになったのは、審判にとっては不幸なことだと思います。もう、ごまかせなくなったからです。

技術は進歩した、ならば、審判も進化すべきなのに、彼らは、いまだに過去の権威にしがみつこうとしている………愚かなことです。

翻って、今回のオリンピックです。

そもそも、なぜ、こんなことを、名古屋に向かう特急の中で、左右に揺られつつ、iphoneとbluetoothキーボードを使ってチマチマ書いているかというと、今回のオリンピック、体操や柔道で、妙なジャッジメントが多発しているからです。

特に柔道がひどい。

主審と副審ふたりに、ことあるたびに、Juryが難クセ?をつけているように見える。
もちろん、審判のジャッジが妙だからですが、実のところ、いままで旗判定が正しかったことなど、あまりないので、突然、ジュリーがモノもうし出したこと自体が、審判団にとって晴天の霹靂なのでは、と少し気の毒になります。

えーなんで、今まで楽しく好き勝手にやってたのに………個人的に嫌いな日本人には絶対旗をあげなかったし、今まではそれで通ってたのに、なぜ突然ワシに恥かかせるの?

そんなことじゃ、審判の権威が下がってしまうし、好きにできないと、ワシら萎縮してヤル気を失う東電社員やで、勘弁してよ、ジュ~リ~!(by 樹木希林)

まあ、自業自得ではありますが、問題は、審判団の技術向上を徹底しないままに、やり方を突然変えたことです。

審判団はどうでもよいですが、それでは選手に迷惑がかかってしまう。

「アリーナに空きが目立つ」といわれている今回のオリンピックですが、サマランチ会長以来の伝統、銭儲け主義に走るだけでなく、この世界的に有名な国際大会を、スポーツ界全体の審判団の技術向上のきっかけにしてほしいと思います。

どのビデオ画像やレーザー光などの新しい機械を、これまでの人判定にどう組み合わせていくかを含めて。

あー、津を越えたら車内が揺れすぎてうまく打てません。文字が間違っていたら、またあとで修正します。

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