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2012年7月 7日 (土)

LINEをうちのFEPで打つとぃねになる

Moku_hanga

 LINEというサービスがありますね。

 おそらく、使っている方も多いことでしょう。

 理由があって、わたし自身は使っていませんが、若者の多くと、おそらく新しく便利そうなサービス好きの大人たちは、すでにスマートフォンやコンピュータにインストールして使っておられると思います。


 ご存じの方も多いと思いますが、LINEは、サービスの利用にあたって、スマートフォンの電話帳データの転送許可を尋ねてきます。

 転送しておいた方が、FACEBOOKのように、かなり確度の高い「友だちかも」が表示され「便利」なのですが、わたしのように、(特にネットサービスに関して)疑り深いニンゲンは、自分のデータがクラウドに転送されるということに抵抗があるのですね。

 わたしは、1年まえにLINEがサービスを始めた時に、そのことを知って導入をやめ、その後はまったく気にもせずに過ごしてきたのですが――

 少し前のWBS(ワールド・ビジネス・サテライト)で、LINEの特集をやっていたのと、その番組についての以下の記事「LINEがこの先生きのこるには」を読んだので、LINEについて、少し書こうと思います。
 

 WBSでは、昨年6月にサービスを始めて以来、1年で1800万人のユーザー数を獲得し、すき家やLAWSONが「メールマガジンと違って開封率が高い」ことを理由に、割引サービス通知を開始し他ことを伝えていました。

 ちなみにLAWSONの擬人キャラクターは「あきこちゃん」というらしいですね。

 彼女?と友だちになると、LAWSONから割り引きクーポン番号が送られてきて、店頭のLOPPIで入力すると、感熱紙に割引金額が印刷されたチケットが手に入る、そうですが、ちょっと冗長な手続きのような気がします。


 今後の展開として、スマートフォンのGPS利用の位置情報サービスを使って、いまユーザーがいる場所の近くの店から、メッセージを送る、ということも考えているそうですが……

 みなさん、怖くありません?

 この点において、わたしは暗闇を恐れる穴居人と同じです。

 先と安全性の見えないサービスにどっぷりとつかる気にはなれない。


 いかに、ネットの情報管理が脆弱で、クラウドと称する、主に海外におかれたサーバの保守が難しいか知っているからです。


 それに、法的な問題もある。

 以前にも書きましたが、一言でクラウドといっても、物理的ハード、つまりサーバがどこに置かれているかは、ほとんど公表されていません。

 サーバが、ハワイなど米国領土に置かれていれば、あのコドモブッシュが制定した悪法「愛国者法」によって、政府があやしいと思えば、どんな企業秘密であろうと開示させることができるのですから。

 プライバシーもなにもあったものじゃない。

 サーバの安定性にも問題がありますしね。

 世の風潮はクラウドバンザイですが、大切なデータを、どこの国にあるかもわからないハードに置いておく、なんてわたしにはできそうもありません。

 先日も、ファーストサーバが、バックアップ用のデータを含めて全削除してしまうという「大事故」を引き起こしたばかりですし。

 どういう力学が働いたのか、巷ではあまり話題になりませんでしたが……

 バックアップさえなくしたソフトバンクの子会社は、「払ってもらった料金分しか保障できない」といい、あまつさえ「月額1800円の料金で高度な管理と保障などできるわけがない」といい放ったそうですから、恐ろしいことです。

 結局、利用者を救ったのは、データ入力後に残しておいた、紙ベースの一覧だそうですから、まだまだ、安心して『のんちゃん電子「雲」にのる』のは時期尚早のようです。

上記「LINEがこの先生きのこるには」で、問題にしている点のひとつは、

ユーザーに、自分のスマートフォン内の電話帳が転送され、その結果、そのデータを通じて、見知らぬ他人から呼びかけられる可能性のある点を、わかりやすく告知していない点です。

 少し記事を引用させてもらうと――

 Twitterは公開の場であるのが明らかなので、警戒してニックネームを載せたり、アイコンを猫やアニメ絵にしている人が多く、facebookでは実名を載せることが強制されるが、そういうのが嫌な人はfacebookを使わないようにしているだろう。
 そのような人達が、LINEにおいては、電話やメールの代わりだと思って、公開されないことを期待し、実名を載せ、顔写真を載せてしまっているのではないか。このことが危惧される。
 解決策は、図7の画面で、ここで登録する情報は一般公開される旨を、きちんと説明することしかないのかもしれない。 (太字はわたしがつけました)




 もし、わたしに若い友人がいて、友だちみんながLINEを使っているから自分も使いたいがどうしよう、と尋ねてきたら、こう答えるでしょう。

 「開始後一年程度」の「グレーゾーンのある」、しかも「外国資本の入った」SNSサービスに、あわてて飛びつかない方が良いと思うが、もし、利用しないと友だちとのコミュニケーションが円滑に行えないようなら(そんな友だちは切ってしまえ、といいたいケレド)、今度も含めた危険性を覚悟した上で使いなさい。


 もっともいけないのは、あの、沈没しかかった船から日本人を飛び出させる一番のコトバであるとよくジョークにされる

「もう、みなさん飛び込んでおられますよ」

につられて、よく分からないまま、無自覚に、無覚悟に、それどころか無意識に(コレハナイカ)、新サービスの海にとびこんで、あとで元カレから突然メールが来て大騒ぎする、などとというミットモナイ振る舞いに及ぶことだと、わたしは思うのです。  

 人を評価するのに「棺覆ってのち定まる」という言い回しがあるように、ソフトも、本当の評価は、その機能が使われなくなった時に決まると思いますが、さすがに、そんな気の長いことはできないでしょう。

 ある意味、サービス、ソフトの利用は「見切り発車」が本則なのかもしれません。


 であれば、少なくとも、せめて2年程度は、そのサービスの行く先を見定めてから導入の可否を考えた方がよいと思います。


 とにかく、すでにご利用中の方も、これから導入を考えているかたも、

 LINEに質問状を送って、先入観なくその解答を分析している、
 「LINEがこの先生きのこるには
を一度読まれることをおすすめします。



 あ、最後に、LINEはずっと文字で見ていたので、今回の放送で、LINE本社のニンゲンを含めて、その発音が「イン」ではなく、「ラン」であったことに、驚くと同時に気持ち悪さを感じました。

 また例の、カタカナ的技術者発音の発露のようですね。これも……

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