« レザレクション再び ~愛用リグ復活~ | トップページ | 復活!オーバーザトップ+ロッキー ~リアル・スティール~ »

2012年5月25日 (金)

なるか?ドラクマ再び ~ギリシア・ユーロ圏離脱~

 かつて、「世界まるごとHOW MATCH」などという番組がありました。
 あまりきちんと観たことはないのですが、あの番組で一番印象に残っているのは、「世界には、なんとたくさんの通貨があるのだろう」という気持ちでした。
 ご存じのように、1999年にヨーロッパにはユーロが導入され、各国のさまざまな通貨は消えてしまいました。
 覚えていますか?各国の通貨単位を。
 ざっと書き上げてみると、
 イタリア     リラ
 オーストリア  シリング
 フィンランド   マルッカ
 オランダ    ギルダー
 ポルトガル   エスクード
 スロバキア  コルナ
 スペイン   ペセタ
    様々な呼称の貨幣単位があったのですね。
 それが、これから台頭してくるであろう、中国を含むアジア経済圏への対抗措置として、自分たちでも巨大な経済圏をつくりたいという願いで、簡単に(でもないでしょうが)単一通貨にしてしまった。
 おかげで、ついにわたしはエスクードを使わないままじゃないですか。
 英国は、種々の事情でポンドを堅持していますがね。
 ユーロ圏にしたところで、16ヵ国3億2600万人、中国やインド一国にも及ばない人口なのに。
 もちろん、個々の経済状況は、まだインドや中国とは違うでしょうが。
 しかし、しょせんは付け焼き刃。

 無理矢理一つにまとめた弊害が、PIGS(ポルトガル、イタリア、ギリシア、スペインの頭文字)と揶揄される国々で、どんどん表面化してきたのはご存じとおりです。
 同じユーロという通貨であっても、その中身というか値打ちの中には、経済的にダメな国の信用も含まれている、いつ、その内に抱えた爆弾が破裂して、ユーロという通貨の値打ちが下がるかもしれないから、安定した円を持っていたほうがいいや、という気持ちはわからないでもありません。
 その図式は、何となく、あのサブプライムローンと似ていますね。
 全体的には質の良い債権であったサブプライムの中に、悪質な債権が混じってしまい、それをいっしょくたにしてしまったために、どこに『毒』混じっているかわからない。
 だから、その毒にあたるのを皆が怖がって買おうとしなかったのが、あの経済騒動の中身でした。
 今回のギリシア(だけではありませんが)の経済危機も、本当にそれと似ています。
 悪い部分をごまかそうと、ひとつにまとめた結果、全体がアブナイもののように見えて全部の信用をなくしてしまった。
 それを是正するために「悪い部分」、この場合はギリシアですが、に訂正を求めたところ、「そんな苦しい生活はイヤだよ」と、今回の選挙でユーロ圏が押しつけてくる緊縮財政に応じないことをスローガンにした党が大躍進、結果的に、なんとかユーロに留めようとする各国のさしのべる手を、ムゲに払いのけつつあるのが今のギリシアの姿です。
 ユーロから離脱すれば、ギリシアはまたドラクマに戻るワケです。
 もちろん、そんな簡単なことではありません。
 けれど、無責任なことを言わせてもらえば、ドルと同じような、人生ゲームの金券に似た紙幣であるユーロより、ドラクマの方が個人的にはスキです。
 まあ、結局は、ギリシアのゴネ得で、なんとかユーロ圏にとどまるということになるのでしょうが、もし万が一、ドラクマに戻るなら、ぜひギリシアを訪れて、それを使ってみたいという気がします。
 あ、しかし、必ずしもドラクマに戻るとは限らないわけですね。
 1ポーンチエ、なんていうワケのわからない単位になる可能性もなくはない……こともないでしょうね。
 失礼しました。

|

« レザレクション再び ~愛用リグ復活~ | トップページ | 復活!オーバーザトップ+ロッキー ~リアル・スティール~ »

森羅万象気になること」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/159899/54797259

この記事へのトラックバック一覧です: なるか?ドラクマ再び ~ギリシア・ユーロ圏離脱~ :

« レザレクション再び ~愛用リグ復活~ | トップページ | 復活!オーバーザトップ+ロッキー ~リアル・スティール~ »