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2012年5月25日 (金)

難しい現在のヒロイン像? ~BIONIC WOMAN~

 huluの項で書きましたが、わたしの知らない間に、バイオニック・ジェミーのリメイク;BIONIC WOMANが放映されていました。

 現在、huluでは、そのファースト・シーズンを観ることができます。

イメージ 1

 しかし、その内容自体はあまり面白くありません。

 観ているうちに、次の回へ進むのが苦痛になるのですね。

 簡単にいえば、スーパーパワーを持つ義手義足をつけさせられた一般女性が、望まぬ大事件に立ち向かわせられる、というありがちなハナシなのですが、オリジナルと違い、義手義足が生体素材ともいうべき半生物のものになっていたり(ターミネーター4の感覚でしょうか?金属の骨と生身の肉……)、拒絶反応を抑えるためにナノ・テクノロジーを使っていたり、人工組織に埋め込まれたコンピューターが戦闘の反応を学習して、闘うたびに強くなったり、と、設定そのものはおもしろくなってはいるのですが、大きな問題があって物語にのめり込めないのですね。

 ここからは個人的かつ偏見感想になってしまいます。
 要するにヒロインのキャラクターに魅力がないのですね。

 いかにも現在のアメリカ、いや世界中の現代女性にありがちな(それすら男の目から見たステレオ・タイプの思いこみかもしれませんが)、自己主張の強い、自己犠牲をあまり見せたがらない、謙虚さにかけ乱暴で粗雑な態度をとる「ダメな男を女性にしたような」タイプの女性像ですから。

 なにも、男にとって都合の良い、大人しく従順な女性をみたいといっているのではありません。

 しかし、バイオニック学者の恋人とともに事故にあい、彼女の命と身体を救うためにバイオニック手術をほどこした恋人を突き飛ばして怪我をさせ、彼が殺されると、いきなり他の男をトイレにさそって性行為におよぼうとし、養ってはいるのものの、自分勝手な都合で妹を支配しようとする主人公は、それこそ「どこにでもいる」「一般女性の共感を呼びそうな」女性像かもしれませんが、ヒロインとしてみればまるで魅力がないのです。
 その点で、途中からコンセプトがグダグダになって、シーズン2で事実上の打ち切りとなってしまったターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズのサラの方が、戦闘者と平和主義者、女と母、勇者と臆病者を混在させた、殉教者に似た性格でヒロインとしての魅力がありました。

 サラは、決して男の目線から見た「都合のよい女」ではありません。

 それどころか、我の強い、いわゆる「イヤな女」といってもよい性格です。

 それが息子を守り世界を守る、地球の聖母としての役割ゆえの行動なのだなぁ、と納得がいく設定とエピソードが積み重ねられていることで、一転、魅力的なキャラクターになっているのです。

 新バイオニック・ジェミーは、そういったエピソードもなしに、伏線もなしに、いきなり自分勝手なヤング・レディとして、映画版ララ・クロフトのようにガサツな女として登場し暴れるから魅力的に見えないのですね。

 付け加えておけば、線が細く、か弱そうな初代バイオニックウーマン、リンゼイ・ワグナーとはまったく違う、いかにも肉食系のごっついアゴしたガウガウ女(いわゆるブルネットのヤンキー顔、アゴが割れてる感じ)キャスティングにも問題があるのでしょう。
 だって、弱そうな女性がスーパーパワーを持つ意外感は面白いですが、ゴツイ感じの(まあ、身体的にはやせているのでしょうが)女性が、壁をブチ破ったって意外感もなにも感じませんからね。

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コメント

リンゼイワグナーの最近の出演作は、ドラマ「NCIS」シーズン13第10話です。

投稿: | 2017年3月 4日 (土) 02時04分

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