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2011年5月17日 (火)

帰去来 観てきました。映画 ~はやぶさ Back to The Earth~

 昼から時間ができたので、14日から公開の始まっている「はやぶさ Back to The Earth」を観てきました。

 前知識がほとんど無いまま、47分500円という手軽さも手伝って、上映開始時間を確かめただけで、バイクで映画館に出かけました。(もともとはプラネタリウム用?の映画だったようです)

http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/hayabusa_movie/

 鑑賞券を買い、受付でちらしを受け取って劇場へ。

 平日昼間ということもあって、指定席なのに全席自由席状態です。

 わたしの他には2人しか観客はいませんでした。しかも高齢の方ばかり。

 始まってすぐに、この映画が、これまで科学番組やバラエティで特集を組まれた「はやぶさ物語」とは一線を画すものであることがわかりました。

 この映画には人が出てこない。

 ただの一人も。

 青く輝く地球から打ち上げられた一筋の光、打ち上げロケットが徐々に分離して、最終的に姿を表すジェイムスン教授、じゃなくて、はやぶさと宇宙空間が美麗なCGで描かれるだけです。

 その、篠田三郎氏の抑えた語りがいい。

 スイングバイの分かりやすい説明にうなずき、地上では決してシミュレーションできない状況を、自立判断(と、数十分遅れた微弱電波による指示)する姿に感動するうちに、物語は進みます。

 これまでに作られたテレビ版「はやぶさストーリー」と違い、プロジェクトチームを一切表に出さない演出は好悪のわかれるところだと思いますが、わたしは好感が持てました。

 そしてラスト、ボロボロの機体で地球に近づくハヤブサの姿に、「トップをねらえ」の一万年後の地球に帰ってきた満身創痍のバスターマシンの姿が重なって泣けて来ます。

 やがて、カプセルを射出した後、大気との摩擦熱に身を焼かれながら、地球の姿を撮影して燃え尽きていくはやぶさ。

 上映後、あらためて受付でもらったポストカードに目をやると、裏には、はやぶさが最後に撮影した地球の写真が貼り付けられていました。

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 長旅を終えて帰還したはやぶさの姿は、どうしてもバスターマシンに重なってしまうようで、はやぶさを紹介する多くのサイトで「オカエリナサイ」という文字が書かれています。

 関連動画
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm8858782

 最後に……言っても詮無いことですが、これほどフェイル・セーフに秀でた技術を作り出せた日本が、どうしてあんなお粗末なゲンパツを作ってしまったのか……

 そして、使えないロボットも……
 http://www.asahi.com/national/update/0514/TKY201105140193.html

 まこと、無敵の自己修復ターミネーター的安全性?を目指す技術者の敵は、その無知蒙昧さにではなく、彼らを取り囲む度過ぎた官僚主義と意味不明の無謬(むびゅう)性にあるということなのでしょう。

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