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2010年1月13日 (水)

米国無人攻撃機登場

 先ほど放映された、昼の米ABCニュース(日本時間午前八時放送)で、アフガンへの無人機攻撃をとりあげていました。

 日本に数十ある米軍基地のうち(正確にいうと90カ所。全部で134カ所の米軍基地があるが、うち44カ所は自衛隊との共用)の、たった一つの移転問題だけで「両国の関係にヒビが入りかねない」などという、どこの誰の「ためにする」かわからない、フィルタリングされ歪められた日本の報道には嫌気がさしているので、アジアと米国のニュースは、現地放送のニュースを観るようにしているのです。

 同じ「偏向されたニュース」なら、その国の国民が観る、その国のために偏向されたニュースを観る方が、はるかに分かりやすいからです。

 ある国の、御用達(ごようたし)メディアが、例えばその国の大統領のスキャンダルや、対外政策のミスをもみ消すために使われるのは分かる。

 南米の独裁国家や北朝鮮のようにね。

 しかし、世界的に見ても、日本のように、さも自国に利益があるように情報操作しつつ外国(米国)に利するように報道するメディアは珍しいと思うのです。

 今まで、前政権を占領軍的強圧態度で脅しつけ、「思いやり予算」をぶんどって米政府でデカイ顔してきた、「前」次官補や「前」大使を日本に呼んで演説ブたせたら、今の日米外交はダメだ、というに決まってるでしょうに。

 残念ながら、CNNでやABCニュースで、日本の基地問題が話題にべ上ったことはないですねぇ。

 まあ、そりゃいいや。

 今は、無人攻撃機です。

 これですね。名前をドローンといいます。

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 これを、こんなところで、。

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テレビ画面を見ながら操作するわけです

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 ああ、それで思い出した。 

 かつて、「スターファイター」という映画がありました。

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 アーケードのシューティング・ゲームが得意なだけの、何の取り柄もない高校生が、田舎のゲーセンで最高得点をたたき出した瞬間に、宇宙船に拉致されるという映画です。

 彼は、蟹のような「どうみても宇宙人顔」をした司令官から、「君のやっていたゲームは、戦闘機のファイターを見つけるために、全銀河に設置されたテストマシンだったのだ」といわれて、銀河軍に参加することを要請されます。

 まるでゲーム漬けの子供達の夢実現映画ですね。

 何の役にも立たないと思われていた、「シューティング・ゲームの技量」が、宇宙を救うスキルであったというのですから。

 もちろん、急旋回、急反転時のGによるブラックアウト(血が頭から下に下がって目の前が暗くなる)、レッドアウト(血が頭に昇って目の前真っ赤)に、ゲームばかりして「ミロ」も飲まない色白の虚弱児が、耐えられるとは思えないので、映画の設定はまったくの虚構なのですが、今回の無人攻撃は違う。

 なんせ、操縦する「ファイター」は、カリフォルニアの基地に座ったまま、カメラを通して観る景色とレーダーを使って、安全なままなのですから。

 いよいよ、日本のゲームヲタク子供たちにも活躍の場が生まれた?

 もう、この飛行機で戦士が死ぬことはない。

 米軍お得意の「誤爆」などが心配ですが、その点についても、

「現地軍にしっかりと情報収集をさせているから、問題はない。この間も、何者かが大きな荷物を運んでいたから攻撃しようとしたが、念のため、現地軍に調べさせると、子供が薪を運んでいたので取りやめた。こういった慎重な運営をしているので誤爆はないのだ」

と、カリフォルニアの責任者は胸を張りますが、現地軍の小隊長は、

「一度でも誤爆をされたら、長い時間をかけて、現地の族長たちと築き上げた信頼関係が吹っ飛んでしまう。それが恐ろしい」

と心配顔です。

 また、同時に、無人攻撃機の責任者は、

「無人機は独特な低音を響かせて飛んでくる。あの音こそが、米軍の威力の象徴であり、彼らに抵抗を諦めさせるものなのです」

と、数十年前から変わらない「思想」を吐露(とろ)してくれました。

 たしか、日本との戦争の時は「B29の爆撃音」と「焼夷弾のヒュルヒュル音」、ベトナムの時は、野を焼き払うナパーム弾を投下する「戦闘ヘリの爆音」が、同じ文脈で使われていたのです。

 問題なのは、それが正しいとは思いたくはありませんが、

「戦争を終結させる時期の『一番の目安』は、それによって流された兵士の血の量である」
ということです。

 近代戦に特徴的な、ゲリラと戦う「ForeverWar:終わり無き戦争」を続ける、攻撃する側の軍にとって、撤退の目安は戦死者の数です。

 それが無人機によって無くなれば、戦争は終わらなくなる。

 さすがに、まだ戦争の最終局面は「ブーツ オン ザ グラウンド」陸軍の兵士がその地に赴いて、治安を回復させなければ訪れませんから、完全無人による戦争などは、まだまだ先のことでしょう。

 しかし、戦争で政治家が一番非難されるのは、兵士として「自国の若者を殺す」ことですから、少々、コストがかかっても「死なない」兵器の開発は、今後も続いていくことでしょう。

 いつのまにか、実用段階に入っていた「無人攻撃機」の米国内向けニュースをみて、そんな心配をしてしまいました。

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