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2009年12月 6日 (日)

ガン予防は食べ物から

 今回は、東京医科歯科大学名誉教授、藤田紘一郎氏の講演からポイントを抜き出したものを、備忘録として書き残しておきます。

 藤田氏に関しては、以前、「血液型による免疫の違い」から、「それによる性格の違い」の根拠についてまとめたことがあります。
  http://blogs.yahoo.co.jp/kabulaya/57910716.html

 体の器官として何より腸を大事にする、というスタンスに立つ氏の考えは、世界の免疫学にあってもユニークで目が離せません。


 米国ガン研究所の調べで、ガン予防に効果のある食物が発見されています。

1.ニンニク
2.キャベツ
3.大豆
以下、生姜、セロリ、タマネギ、お茶、オレンジ、レモン、メロン、ジャガイモ……

 つまり、穀類、野菜類、豆類がガン予防食品であるというわけです。

 では、なぜ、上記食品がガン予防に効果があるのでしょうか。

 近年の研究によると、それら植物性食物によって、免疫力を上げることができることがわかってきました。

 免疫には、TH1細胞が深く関わっていることが知られています。
 ガン細胞を見つけると、TH1細胞が「TH1サイトカイン」という特殊タンパク質を作りだし、ガン細胞を消してしまうのです。
 つまり、TH1細胞が元気な人は、免疫力が高いということになる。
 そのTH1細胞を刺激する、というより、TH1細胞のエサ?となるのが、上記、植物性野菜というわけです。

 TH1サイトカインは発生したガン細胞を消滅させますが、植物野菜は、同時にガン細胞の発生自体を抑制します。

 最近「活性酸素」という言葉がよく聞かれますが、これは文明化が進むことによって、問題になってきた物質だといわれています。

 一万年前(生物進化からみたら一瞬の時間です)には、生物の健康に関してほとんど問題にならなかった活性酸素が、今や、寿命を左右する大問題になっているのです。

 活性酸素自体は、体を異物から守るために必要不可欠な物質ですが、偏った食生活、電磁波、ストレス等によって、過度に分泌されるようになると、健康な細胞が攻撃され、ガン化します。

 ガンだけではなく、活性酸素が原因だと思われる病気は、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病など現在200種類程度知られています。

 そういった「過剰な活性酸素」を抑える働きがあるとされるのが、植物性野菜に含まれる、カロテノイド、ポリフェノール、香り、辛み、苦みなのです。

 1985年、米国では、大統領が率先して、国民に「Five a day」つまり一日に五種類以上の野菜を摂取するようよびかけました。

 その結果、95年には、米国民一人あたりの野菜摂取量は日本人を逆転してしまいました。

 現在の日本人は、肉食ばかりしている印象の米国人より野菜を食べていないのです。 
 結果、米国において、文明国では唯一といって良いガン患者の減少が起こりました。


 つまり、緑黄色野菜を食べることで、ガン細胞の発生自体を抑え、生まれてしまったガン細胞を消去することができるのです。


 上で少し書きましたが、ラジオ・テレビ、携帯電話、電子レンジ、電子機器、そしてICカード利用の改札にいたるまで、過去50年で人類のまわりを飛び交う電磁波の量は、幾何級数的に増大しました。

 研究者たちの間では周知のこととされていますが、電磁波は、直接、ガンや白血病との因果関係を確かめられてはいませんが、明らかに人の体にストレスを与えています。

 ストレスは活性酸素を誘発する。つまり、電磁波によって活性酸素が発生するのです。

 今さら、電磁波を取り除くことはできませんから、わたしたちは、活性酸素の方を除去する必要があります。


 フランス人は、同じような食生活のイギリス人に比べて脳梗塞や心筋梗塞になる率が低いといわれていますが、それは、彼らが、ポリフェノールを含んだ赤ワインを多量に飲むからです。

 巷間(こうかん)人々の口の端にのぼる、悪玉コレステロールも、単体では体に害を及ぼしません。活性酸素と結びついて、初めて、血管に悪影響を及ぼします。

 ここで、注意しなければならないのは、口にする緑黄色野菜やワインに、保存料や防腐剤、抗酸化剤が含まれないようにすることです。

 これらが入ると、腸内細菌が繁殖を抑えられ、エサがないためPH1細胞が萎縮し、免疫が下がってしまうからです。


 結論からいうと、あまり難しく考えずに、デキアイの冷凍食品をなるべく食べないで、生の野菜を、防腐剤の入らないドレッシングで食べればよいのですね。

 だから、防腐剤てんこもりのファースト・フードは、墓場へ向かうファースト・フードということになります。

 あと、腸内細菌を殺してしまうため、塩素の入った生水は飲まない方が良いようです。ミネラルウオーターでなくても、浄水器を使うか、湯冷ましの水を使うよう心がけるの腸のためには良いでしょう。


 あと、始めに書いた大豆製品には、もうひとつ重要な役割があります。

 大豆製品はTH1のエサにもなりますが、同時に、イソフラボンという物質を含んでいますが、これは女性ホルモンに非常に似た構造をしているのです。

 乳ガンは、女性ホルモンが乳腺に付着し、過剰刺激することで発生するといわれていますが、イソフラボンは、女性ホルモンに似ているために、先に乳腺に付着して、結果的に、女性ホルモンの過剰刺激をブロックすることで、ガンの発生を抑えるのです。

 こうした理由で、イソフラボンには、ホルモンに関係したガン、乳ガンや子宮ガン、卵巣ガンを抑える働きがあります。

 実際、豆腐や納豆の消費量を調べてみると、それらの消費が多い県ほど、乳ガン等の発生件数が少なくなっているのですね。




 よく、「乳酸菌を腸内に入れると免疫力が高まる」といわれていますが、最近になって、人によって、効果があったり、あまりなかったりするという事実と、その理由が分かってきました。

 これは、ある意味、画期的な発見が為されたということです。

 人によって、自分に合う乳酸菌が違うということが確認されたのですから。



 が、長くなったので、この話については項を改めて書くことにしましょう。

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