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2009年12月13日 (日)

どうして日本は左側通行なのか?

 数日前に、溜まった雑誌やカサバるハードカバー、新聞のスクラップをまとめて処分するために、スキャナを買いました。


 始めは、裁断機で本をカットしてバラバラにし、オートシートフィーダにセットして、自動的に両面を一度にスキャニングできるもの↑(ScanSnap S1500)を買おうと思ったのですが、それだと大切な本(コミックを含む)を取り込むことができないので、とりあえず一般的なフラットベッド・タイプのスキャナEPSONのGT-X820↓に決めました。


 これなら、コピーと同じように、本は見開きで、雑誌や新聞は切り取ったものを並べて読み取ることができます。

 今までも、もう随分前に買ったEPSONのGT-9700F(当時のフラッグシップモデルでした)を使って資料を入力し、透明テキスト付PDF化はしていたのですが、いかんせんスキャン速度がサイテーに遅い。

 前に、わたしが入力しているのを見たオランダ人の友人に、「なんて時間のかかるコトをしているのだ」といわれのない非難を受けたこともあるほどです(同じものを見ているはずの日本の知人は何もいいませんでした。さすが単刀直入が信条の外国人です)。

 しかし、彼の意見にも一理ある。

 「命短し、とっととスキャンして遊びに行こう」です。

 せめて、普通のコピー程度の速さで読み取ってくれないと実用になりません。

 今回購入したGT-X820は、値段の張る業務用ではなく、民生ということもあって値段もそれほど高くなく、フラッグシップ・モデル(最高級機)のGT-X970が写真入力用に特化されているのに対して、光源のLEDを二倍に増やすことで、とにかく読み取り速度を上げたタイプなので、A4サイズのカラーおよびモノクロ書類を、6秒程度で読み取ってくれます。

 これぐらいの速さなら、コピー感覚で使えて便利です。

 サクサクと作業の進むのが面白くて、旅行に行った時の写真も入力することにしました。
 デジタルカメラを使う以前は、ポジ(スライド・フィルム)で写真を撮っていたので、コンピュータに入れておかないと、紙焼きの写真のように、ちょっと見るということができないのです。

 いちいちスライド映写機で見なければならない。

 というわけで、一番端にあったスライドケースから入力し始めると、それは以前、出かけたUSAの写真でした。

 その中で、わたしが車(確かフォードのトーラス)のハンドルを握る写真がありました。

 ダッシュボードにカメラを置いて、自分で自分を映した時のものです。


 ご存じのように、日本と英国本国以外の、ほとんどの国では車両右側通行です。

 国際免許を取って、海外で運転をされたことのある方ならご存じでしょうが、海外での運転は、まっすぐ走る分には問題はありませんが、右折する時が恐ろしい。

 頭で、そっちに行ってはいけないと分かっていても、左側に入ってしまいそうになるのですね。

 わたしも、空港について、すぐに、近くのレンタカーで車を借りて、ちょっと場内で練習をしようと思ってくるくると回ったら、どういうわけか、イキナリ公道に出てしまってアワを喰いました。



 というわけで、相変わらず長い前フリでしたが、今回のタイトルの話です。

 上で書いたように、世界の多くの国では、現在、右側通行というのが一般的です。

 そして、右側通行の国では基本的に車は左ハンドル。

 しかし、歴史をたどってみると、自動車が誕生した当初は、車のハンドルは、中央か、やや右寄りに作られたものがほとんどでした。


 では、なぜ、世界標準、つまり欧州は右側通行だったのでしょう。

 一説には、欧州は、ナポレオン1世が軍事的な戦術のために、右側通行に決めたのだ、といわれます。
 これは、ナポレオンが上陸しなかった英国だけが左側通行であることを考えると、あながちウソともいえない気がしますね。

 そのように、欧米では、ずいぶん昔から右側通行であったわけですが、上記のように、当初は右ハンドルの車が多かったのです。

 これには諸般の事情があったようですが――

 たとえば、自動車黎明期には運転手つきの車がほとんどであったため、主人やお客が乗り降りするためのドアの開閉を楽にするために右ハンドルが多かったのだとか――

 しかし、自動車の性能が向上するにつれて、右ハンドル・右側通行では交通事故が多発し、それに追い打ちをかけるように、アメリカでは左ハンドルのT型フォードが大ヒットするに及んで、ヨーロッパでも、左ハンドルを採用したシトロエンなどの販売台数が伸びていったのだそうです。


 さて、では、なぜ日本は左側通行だったのでしょう?

 それは、サムライがいたから、です。

 右利き主流の日本では、武士は、刀を抜き打ちしやすいように、大刀を左腰に差して通りを闊歩(かっぽ)していました。

 江戸時代になって世の中が落ち着くと、武士同士がすれ違った際に、腰のもの、つまり刀がぶつかりあうことによる争いを防ぐため、日本は歩行者が左側通行をすることになったのです。

 明治になって、それを法令化したのが、かの陸軍大臣、西郷隆盛でした。

 第二次大戦後、進駐軍の統制下、国語の英語化とともに、交通法規も右側通行に変更されそうになりましたが、当時の重要な交通機関であったバスは、乗降口が左側であったため、その全てを右側に直すのは経済的に不可能と判断されて、左側通行のままになったのです。

 それが、良かったのか悪かったのか――

 海外での運転という点で、不便といえば不便ですが、世界の単一化に埋没されない特徴といえば特徴といえそうです。

 個人的には好きです。

 「グローバル化」という名の、一律右にならえが好きな人々は気に入らないかもしれませんが。

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