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2009年11月11日 (水)

覆面座談会ふたたび 〜インフルエンザ・ワクチン〜

A:皆さん、インフルエンザはどうですか?

B:おかげさまで、まだ罹ってません。

A:ワクチンは打ちましたか?

C:まだ打ってません。

A:大丈夫ですか?

B:大丈夫も何も、打つべきワクチンがないんだから仕方ないよ。

C:え、新型でなければ、ワクチンあるんじゃないの?

B:なに言ってるの。いわゆる季節性インフルエンザのワクチンは、新型の製造に圧迫されて絶対量が足りないから、もう完全に品切れ状態。

C:そうだったのか。寒くなったら接種に行こうと思っていたのに。まあ、手洗いうがいして、よく寝て、気休めに外出時にマスクつけて防ぐしかないな。

B:マスクは、うつさないためにするのだからね。でも、電車に乗ってもマスクしているヒトは少ないね。この間行ってきたヤマダ電機でも、マスクしているのは店員だけだった。

C:マスク以外でも、袖などで、咳、つまり唾液が直接飛ばないようにするだけでもかなり効果があるとCDCの要人も言っている。

A:CDCというと、アメリカの伝染病対策室?

D:Centers for Disease Control and Prevention、つまり合衆国疾病予防管理センターの略だ。感染症対策の総合研究所ってところだな。
 まあ、体が健康なら、月並みだが、良く寝て良く食べて運動して免疫を上げた方がいい。とどのつまり、ワクチンなんて毒だから。

C:ワクチンは病気予防の薬でしょう。

B:何いってるの、ワクチンって、要するに弱められたウイルスでしょう。だから弱った体には不具合が出やすい。

E:副作用のないワクチンはない。1976年に米国の部隊が豚インフルエンザに罹ったため、ワクチンを接種したところギラン・バレー症候群が続出したこともある。

C:ギラン・バレーってコンピュータの?

B:それはシリコン・バレーでしょう。知ってるくせに……あの大原麗子も患っていたヤツ。

C:まあね。でも、たとえ副作用があっても、持病のある人や幼児たちは致死率が高いからワクチンは打った方がいいんだろうなぁ。

B:それはそうさ。だけど日本は季節性だけでなく、新型ワクチンも絶対量が足りない。

D:それは経済的に見てもおかしな話だ。ワクチンは製薬会社の最大成長分野で数兆円規模もある。仏ならサノフィ、英ならグラクソなんかの巨大製薬会社が作っている。技術があれば、いや実際はあるんだが、これに力をいれないのはおかしい。なのに日本は財団法人などの5社だけでワクチンを作っている。

E:ほぼ天下り独占。

D:結局、冬に向かってワクチンの数が足りないことが露見し、2009年8月に桝添厚労大臣主導で外国ワクチン導入決定した。

C:外国製は副作用が強いのでは?

D:その可能性はある。要するに国にできることはワクチンを用意することだけ。それを使うか使わないか、国内外のどちらを使うかは、個人が医者と相談して決めるべきなのだろう。

C:シロウトに決めろといわれてもねぇ。副作用があるといわれたら、やっぱり怖いから、国内のを打ちたい。

D:どちらにせよ、絶対数は足りない。

E:だから、厚労省はワクチンの数を誤魔化しはじめた。まず、中国だったかの研究で、「ワクチンの1回接種で3週間後には免疫ができる」という報告があったので、本来二回打たなければならないワクチンを一回で良いことにしようとした。

C:研究報告があるなら、それでいいんじゃないの?

E:詭弁だ。それは健康な成人の場合なんだ。大人の研究報告を基準にして、厚労省は、子供から大人まで1回で良いと言い出したのだから。先進国のほとんど、つまりワクチン不足を誤魔化したい日本とアメリカ以外の国では、「とにかく国が二回分を用意しますが、打つ、打たないは各自決めて下さい」というスタンスをとっている。

C:信じられないな。命の問題なのに。

D:命よりメンツが大事なんだろう。要するに数がたりないのを誤魔化したい。

C:それって民主党の厚生労働大臣が主導でやってるの?

E:おそらく彼は騙されている。

D:彼は、年金が専門であって医療の専門家ではないから、重要な部分を誤魔化しつつ理路整然と説明されて納得させられているんだろうな。

E:そればっかりやって来た優等生のなれの果て官僚たちによって、数字のマジックを使われたら、忙しい大臣はひとたまりもない。

D:前政権の大臣のほうが良かった?

E:現時点では、人間的にはあまり好みではないものの、広範な厚生関係の勉強ぶりという点で前大臣に軍配があがるだろう。まあ、下にいる官僚が同じだから全体の動きはほとんど変わらないが。

D:ワクチンの用意にしくじったことを認めたくない。命より自分たちのメンツが大事な連中なのさ。だから数あわせに詭弁を弄する。

B:そりゃ、二回打たなければならないところを一回でいいなら、単純に考えてワクチン量が二倍になるものな。

D:もうひとつの誤魔化しが、バイアルサイズだ。

C:バイアルって?

B:ほら、注射針を、蓋のコルクだかゴムから差し込んで液を吸い出す、あの入れ物のことだよね。

C:ああ、あれから吸って、注射器を指でコンコンと叩いて針を上に向け、チューと液を飛ばすやつね。




B:まあ、それは空気を抜いているんだけど。

D:あれを今までは、容量1ccだったのを10ccにすると言い出した。

C:分からないなぁ。入れ物の大きさが変わったって、結果的に、薬液の量が変わるわけじゃないでしょう。

D:それはそうだ。しかし、実際問題として、1ccのバイアルには、きっちり1ccの薬液が入っているわけではない。多めにいれておかないと必要な分を注射できなくなる。

C:あ、そうか。多めに注射針にいれて、チューする分が必要なんだ。

D:子供か、君は。まあ、そういうことだな。だから、今までは成人二人分で1ccのバイアルを使っていた。多めにいれてあるので、正味の量は1.5ccだと厚労省は言っているが、実際は1.15ccであることがわかっている。つまり0.15ccだけ余分だったわけだ。

C:よくわからないな。余分な液が入っているのと、瓶、バイアルのサイズを大きくすることに、どんな関係が――あ。

D:わかったようだね。瓶のサイズを大きくしたら、一つの瓶で出る余分な薬液が少なくなるんだ。1ccバイアルを10本使えば、厚労省の言い分なら5cc、まあ実際は1.5cc無駄が出る。10ccバイアルでも少しは無駄が出るが、1ccバイアルよりは少なくてすむというわけだ。

C:それって良いことじゃないの。別に誤魔化してもいないような気がするけど。

B:いや、それはまずい。というより、恐ろしいことだ。

C:なんでよ。

E:ヒトは間違いを冒すイキモノだからだ。

D:そう。今、二十歳以上の、多くの日本人に肝炎の疑いがあるのは知っているだろう。

C:注射針の使い回しをしたからでしょう。肝炎ウイルスは感染力が強いから、ひとりの感染者に使われた注射針を使い続けたら、そのあと6人まで感染が確認されたらしいね。

D:ワクチンの摂取量は接種者の体格で変わるんだ。だから、幼児なら一人0.2ccで足りる。

C:少ないんだなぁ。一人0.2ccで足りるとすれば、10ccのバイアルなら……え!

D:そう50人がひとつのバイアルに注射器を突き刺して接種され続けることになる。

B:もちろん、注射針は使い捨てが基本だけど、もし、そのうちの一回でも、あやまって使い回されたら、そしてその子供が感染者であれば、数十人が感染する可能性が生じる。

C:医療従事者の不足、これも厚労省のミスだけど、と相まって、その確率は高いね。何千人と注射していたら、ミスも起こりやすくなってしまう。

D:もちろん、小さなバイアルでもミスは起こる。しかし、その確率を小さくする努力を国が、自分のミスを隠すために高くしてはならないのだ。現場の医療従事者にとっては、大きなバイアルというのは、恐怖以外のなにものでもない。

E:彼らは、現場の混乱でミスが生じやすいということを、よく知っているからだ。

C:そんなにまでして、ワクチンの接種可能人数を増やしたいのかなぁ。

D:官僚というイキモノの体質がよくわかる。





A:日本は世界一、タミフルをよく使う国だそうだけど、このタミフルの多量使用が、インフルエンザの重篤化の原因になっているという意見もあるそうだけど?

C:えっ、タミフルってインフルエンザの特効薬だと思っていた。

D:タミフルは発熱期間を数日短くするだけで、インフルエンザの治療薬ではないよ。

C:そうなの?

D:一部研究者の間では、青少年の自殺などではない、タミフルの副作用についての検証が始まっている。まあ、それに関しては確かな証拠は何も無く疑問程度にすぎないが、そうでなくても、あまり大量に使用すると、タミフルに対する耐性を持つウイルスが早く生まれてしまう可能性がある。

C:だから、タミフルは乱用しない方が良い?でも、せっかく日本はタミフルを確保しているのにもったいない気がする。

E:日本で異常にタミフルが出回っている理由の一つに、政治的な要素がらみだという噂もある。

B:政治がらみ?

E:タミフルは、1997年から2001年まで元アメリカ合衆国国防長官のドナルド・ラムズフェルドが会長を務めた米ギリアド・サイエンシズ社が1996年に開発し、現在はスイスのロシュ社がライセンス供与を受け全世界での製造、販売を行っている薬だ。

C:え、ラムズフェルド?

D:そう、あのラムズフェルド。彼はたっぷりタミフルで儲けているそうだ。そういった政治がらみの売り込みがあるのではないか、というのだな。まあ、これはどちらかというと「為にする非難」のような気がするが……

B:……

A:雲行きが怪しくなってきたので、今回の座談会はここまでということで。

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