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2009年10月24日 (土)

美しき人々


 あまりふざけた話を続けてもいけないと思うので、今回は、ちょっと真面目な話をしましょう。

 ああ、その前に……

 今、スカイパーフェクトTVのチャンネルNECOで、公開50周年!記念「小林旭 渡り鳥シリーズ」一挙放映をしています。

 リアルタイムで渡り鳥シリーズを映画館で観たことはないのですが、深夜テレビ枠や午前中の放送空白時間帯で二時間ドラマ再放送のかわりに邦画が放送されていた時代に幼年期を過ごしたため、わたしはほぼ全ての「渡り鳥シリーズ」を観ています。

 懐かしく、またオモシロイので録画して飛ばし観しているのですが、観ているうちに、いくつか気づいたことがありました。

 一番驚いたのは、子供の頃、スゴイ二枚目だと思っていた渡り鳥こと小林旭が「なんだか品のない笑いを連発するコゾウに過ぎない」ことに気づいたことです。

 誤解しないでください。

 わたしは、トシをとって膨れあがった小林旭は好きです。

 彼の中年期のCM「燃えるオトーコの〜赤いトラクター〜」には大笑いしましたし、よくいわれるように、あの「額よりかなり頭頂部に近いブブン」から発せられるかのような、カン高い歌声もイイ。

 映画プロデューサーとしての彼の、蛮勇ともいうべき無謀なスタント推進の逸話などを聞いても、彼は根っからのアクション俳優だったんだなぁと尊敬の念すら覚えてしまいます。


 女性はともかく、昔の男優には二種類のタイプがあると考えます。

 ひとつは、、若い頃は、水もしたたるようなイイ男であったけれど、今はそれほどでもないタイプと、若い頃はそれほど二枚目でなく、なんだか下品なチンピラヅラしているが、今は渋くてイイ男である、というタイプです。

 一般論で、男ってものは……と語っても良いのですが、そうすると3種類になってしまうので、ここではやめておきます(あとの一種類は……わかりますね?若い頃はアレで年取ってもアレというタイプです)。

 いわゆる「マイトガイ」小林旭(このマイトはMIGHTYから来ていると長らく思っていたのですが、なんとダイナマイトからきてるんですね。いまならエクスプロージョン・ガイとでも呼ばれるのでしょうか)は後者でした。

 彼以外のガイ、ナイスガイ高橋英樹、ダンプガイ二谷英明は、どちらかというと前者ですね。

 上で「女性はともかく」と書いたのは、かつての銀幕の女性は、その描き方を含めて、すべて、近くの町を歩いている女性とは一線を画した美しいイキモノ、として描かれているからです。

 実際、ヒロインクラスの女性はもちろん、脇役も美しかった。

「映画スターのような」という形容が生きていた時代です。

「俺は待ってるぜ」の北原美枝の彫像のような冷たい硬質な美しさや「渡り鳥いつまた帰る」のアノ南田洋子も美しい。

 いや、どのスターが美しいかなんて取り上げる必要なんてないのです。

 だって、当時は、スターダムという険峻(けんしゅん)なカベが、厳しく一般人とスターをより分けていましたから。


 が、まあ、上の話は、あくまで観て楽しむ男性や女性のはなし。

 彼らが液晶画面の向こうで、あるいは銀幕の向こうでいかにカッコよく美しかろうと、それらは観賞用の花でしかない。


 日々、我々が人と交わり接する生活で「イチバン大切」なのは健康です。

 え、あたりまえ過ぎるし、類型的発言でオモシロクネ?

 いやいや、毎日を共に過ごす者やたまに会って逢瀬を楽しむ人、つまり妻や夫そして恋人たちは、共に、体そして精神も健康でなければいけないのです。

 なぜなら、銀幕の恋人と違って、彼らの距離は1メートル以内だから。

 遠くで眺めるのではなく、そばにいて触れあうことのできる者同士は、その美醜よりも内面=形骸的な意味ではなく真の意味の中身(腎臓、肝臓、肺臓、心臓、大腸、小腸、そして脳)が大切なのです。

 どれほど見た目が美しくとも、その精神が爛(ただ)れていたり、重篤な病気に冒されていては幸せにはなれません。


 一昨日、例によって、夜中から、近くのコミック喫茶にでかけて、脈絡なくマンガ、雑誌を読んでいると、東京大付属病院の中川恵一准教授の記事が目に入りました。

 その話を書こうと思うのですが、これは「生き残る体をつくる」のコーナーのようなので、続けてそちらに書きます。

 なんだか、近頃は、別テーマがくっついて、ブログにしては、長くなり過ぎているような気がしますので。

 

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