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2009年4月23日 (木)

ツマんねぇのは世の中じゃなくてオマエ自身なんだよ! アフタースクール

 家に帰って気持ちが落ち着いたので、気になっていた映画を観ることにしました。

 久しぶりの映画です。


 実をいうと、ホテルの有料放送で「センターオブジアース」をやっていたので、それと「エスパー」という洋画を観たのですが、どちらも超D級映画でがっかりして知らぬ間に寝込んでしまっていました。

 センターオブジアースといえば、ディズニー・シーのアレですね。
 しかし、こちらは、ブレンダン・フレイザーのホンモノではなく、D級ニセモノの方です。
 だから、まるでダメでした。
 
 どちらかといえば、「エスパー」(原題は「STATIC」)の方が、無名であるものの内容はありました。




 カナダ映画で、携帯電話の機能を脳に埋め込んで、世の中に革命を起こそうとする若者三人の悲劇の話です。
 ビバリーヒルズ青春白書の女性が主役らしいですが、勉強不足でよく分かりませんでした。
 こういったD級映画でよく思うのですが、邦画タイトルの「エスパー」は少々直截すぎますね。
 原題の「STATIC」(空電)の方が、内容をよく表しています。



 それはともかく、自宅に戻って観たのは「ちゃんとした」映画です。

 「運命じゃない人」の内田けんじ監督の「アフタースクール」(2008年)。




 この映画は、公開当時から観にいきたかったのですが、時間がとれず、観ることができませんでした。

 DVD化されてからも、観ようとしつつ、機会を逃していたのですが、このたび晴れて鑑賞することができました。

 期待していた通り、観ながら抱く予想が、映画の進行につれて気持ちよくひっくり返されていきます。

 人それぞれに小説を読んだり、映画を観る楽しみというのはあるでしょうが、わたしの場合は、自分が書いてもこうなるだろうなぁ、といった自分のセンスに近い作品と、まったく正反対の作品を好むようです。

「アフタースクール」は前者です。

 こう話を進めたい、と思う方向に話が進んでいきます。

 そして最後の主人公の台詞。

「おまえみたいなヤツはどの学年にもいるんだよ。何見たってつまんねェってな。でも、つまんねェのは学校でも人生でもなく、オマエ自身なんだよ」


 狭義の放課後という意味でなく広義の放課後、学校以降のおとなの人生=アフタースクールを、見事な構成とストーリーテリングで引っ張っていきます。

 監督の力量というのはこういうところに現れますね。

 役者の演技もイイ。

 佐々木蔵之介なんか、先日の「ギラギラ」「トライアングル」のボケた演技がウソのように、タチまくった表情を連発しています。

 やっぱり適材適所ってあるんだなぁ。

 「アフタースクール」

 ご覧になられた方は頷いてくださるでしょう。

 まだ、ご存じのない方は、ぜひ、いちどご覧になってみてください。

 この映画は、観ていて「おォッ!」ではなく「え?えェーッ!」と驚く映画です。

 ぜひ、驚いてみてください。

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