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2009年4月18日 (土)

寒い国から来たフォトグラファー その6

 今、横浜のホテルにいます。

 小さなホテルですが、ここの良いところは、ビジネスホテルではないのに、有線LAN経由でネットにつなぐことができる点です。

 首都圏ではあたりまえなのかもしれませんが、九州、四国地方(とくに観光地)をまわっていると、ネット接続できるところは、まだ充分ではありませんでした。

 こちらに来てすぐ、中華街を撮りましたが、カメラマンは相変わらずのムラっ気で、中華街は前に来たことがあるといって、指でシャッターボタンを雄押すのではなく、シャッターボタンで指を押すような撮影をしていました。


 翌日には、東京で相撲部屋の食事風景を撮りました。

 これは下準備が大変で、いろいろなコネを頼って、やっと撮影の許可を得ることができました。

 はじめに、相撲協会に話を通し、ドイツの出版社の概要などを送って許可をもらってから、親方との直接的な話し合いを経ての撮影です。


 朝、9時に稽古場につくと、すでに稽古は、かなりヒートアップしていました。

 息も絶え絶えの大男二十人ばかりが狭い稽古場のあちらこちらで、それぞれに四股をふみ、真ん中の土俵では、あたり稽古が行われています。

 ボクシングやプロレスなどでもそうですが、肉弾戦の格闘技は、一度、近くで目にすると取り憑かれる可能性があります。

 おそらく、肉と骨が直に当たってこちらに跳ね返ってくる、衝撃波に近い「肉声」の迫力のためでしょう。

 相撲の稽古場風景は、子供の時に叔父に連れて行ってもらって知っていたつもりだったのですが、思った以上の迫力でした。

 が、不思議と彼らがそれほど大きく思えなかったのは、毎日、身長191センチ、体重110キロのオランダ人を間近で見ていたからでしょうか。

 その彼も、今日、デュッセルドルフに帰っていきます。

 彼が去ってしばらくすれば、英語でののしりあったことも楽しい経験になるかもしれません。

 思えば、それほど悪い男では無かったような気がします。

 ただ、少し老人で膝を悪くしていて、電車で移動するのが嫌いで、気に入ったものしか撮影したくなくて、しかも、絶対にストロボを焚かずに陽光下で撮影をしたがるのが欠点でした。


 しかし、助手も連れず異国に来て、様々な土地、場所で「絶対にストロボを使わずに料理を撮る」というのは、撮る方もそうですが、用意するこちらにとっても無理難題だらけの撮影でした。

 レストランによっては、店内に窓がひとつもない店も少なくないからです。

 まあ、いずれにせよ、すぎてしまえば、良い思い出……かも。

 彼を見送ったら、江戸東京博物館でも観にいくつもりです。

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