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2009年3月18日 (水)

鉄じゃないけど 「アイアンマン」




 18日レンタル解禁になった「アイアンマン」を借りて来て観ました。

 もうとっくにないだろうな、と、半分諦めてレンタルショップに行ったのですが、意外にも、まだ数本残っていました。

 あまり人気がないのでしょうか?

 スパイダーマンに代表される、マーベルコミック発のハリウッド映画は、これまで、だいたい観ています。

 今回、主人公を演じるのが、あのアル中(失礼!)、「チャーリー」を演じたロバート・ダウニー.Jrなので、公開当時からぜひ観たい思っていたのです。

 だって、ダウニーだぜ、もうオッチャンじゃん!

 って思いませんでしたか?

 服を脱いだところも、腕や胸回りは鍛えていますが、やはりハラが……

 監督(もと役者:ジョン・ファヴロー)が当時43歳のダウニーを推薦したところ、プロデューサーたちが「老けすぎている」との理由で却下(そりゃそうだ)。
 原作コミックのファンを公言するダウニーは、見事な役作りでスクリーンテスト臨んで、主役の座をゲットした……そうです。

 内容自体は、まあ、よくあるハリウッド発コミックヒーロー映画の枠を出ないものでしたが、その分、安心して観ることができます。

 カメラワークも、昨今ハヤリの「ハンディカム振り回し」酔っちまうからヤメロバカ(WANTED、クローバーフィールド)タイプではなく、どっしりと落ち着いたカメラが気持ちの良いパンニングで撮影する観やすいものです。

 本当に、どうして最近は、あんなにハンディカムを振り回すのでしょうね。

 昔、重くてやれなかったからその反動でしょうか?

 それとも、アレが、画面に躍動感を与えているとでも思っているのでしょうか?

 まあ、どんな技術でも、使われはじめは誰でもそれに飛びついて、ヘタクソな使い方をしてしまうのですから仕方ないのでしょうが。

 はやく、ハンディカムを使った、観やすい躍動感ある撮影方法を確立する天才が現れて欲しいものです。

 今、カムぶん回しでイキがる監督は、後に、よく観客にこんな観にくい映画を観せていたな、と評価されるのでしょうね。

 ああ、本題から外れました。

 アイアンマンの原作は読んだことが無いのですが、あの主人公の胸に仕込まれたパワー源の意味がよくわかりませんでした。

 最初が、心臓近くに埋まった爆弾の破片が「心臓に突き刺さらないため」に、心臓に埋め込んだ電磁磁石(意味がわからない。磁石を心臓近くに埋め込んだらそれこそ心臓に突き刺さるだろうに)だったのが、知らない間に、アーク・リアクターに変わっているのが解せませんでした。

 原作では、アイアンマンスーツ自体が「心臓のペースメーカーの役割」を果たしていて、主人公はスーツから逃れられない、という事らしいですが、そっちの方が分かりやすいですね。

 しかし、生命維持のために埋め込んだリアクターを使って、パワードスーツを動かす、という設定は面白い。



 昔、日本の特撮シリーズで、「鉄人タイガーセブン」という作品がありました。

 テレビ版ではあまり詳しく説明されていませんでしたが、コミックの方では、主人公が砂漠で事故にあって、人工心臓を埋め込む、という設定になっていました。

 そして、後にピラミッドに眠る「英雄の精霊」が彼に憑依して鉄人タイガーセブンになるのですが、魅力的なのは、普通の人間では精霊の憑依に肉体がついていかず、死んでしまうところが、主人公は人工心臓なので、その「衝撃に耐えて変身」できる、という説明でした。

 彼しか、タイガーセブンにはなれないのです。

 こういった、ちょっとした設定が、物語に深みを与えますね。



 調べてみると、原作のキモは、どうやら、異常進化するアイアンマンスーツにあるようです。


 映画でも、洞窟で作ったマーク1は鋼鉄製でしたが、改良版のマーク2からは合金になっていました。

 主人公は、マスコミにつけられた「アイアンマン」という名称に「鉄じゃないのに……」と文句をいいますが、案外、その名前が結構気に入っている、というのもなんかくすぐられますね。



 使っている本人が天才科学者なのですから、勝つためにどんどんグレードをアップするのは当たり前なのでしょう。

 しまいには、ナノテクを用いて、自動補修までするようになるとか。


 もちろん、映画ではまだそこまではいってませんね。

 「アイアンマン」は、ダウニー主演で、三部作構想ができあがっているそうなので、今後の展開が楽しみです。

 しかし、悪党に捕まって「ミサイルを作れ」と命令され、カメラに環視されながら、パワードスーツを作るなんてできるのだろうか?

 ま、いいか。面白ければ。




 この項を書いていて、なんか自分で昔書いた「神鎧ヴォルガ」という作品を思い出しましたね。

 「ヴォルガ」は地底から発掘されたスーツで、適正のために10万人に1人の、思春期前の少年しか装着できず、それでも月日が経って彼が成長すれば、戦闘途中でも強制排出されてしまうという無茶な設定でしたが、個人的には気に入っていました。

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