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2009年3月28日 (土)

あんた子供ですか? 〜14歳からの世界金融危機〜




 本屋に行くと、「14歳」が大流行(おおはやり)です。

「14歳からの哲学」だの「14歳からの世界金融危機」「14歳からのお金の話」だの「14才の母」だの「14歳(フォーティーン)」だの……


 いや、最後のふたつは冗談ですが、でもなぜ14歳なのだろう?

 これらの本は明らかに14歳を対象にはしていない。大人を相手にして書かれた本だ。

 つまりなんでしょうか、よく言われる「アメリカ人の平均知能は14歳」同様、平均的日本人の知能もだいたい14歳だから、それにあわせて書いた本なら、その程度の社会人でも読めるぜコノヤロ、というカンジなのでしょうか。

 だとしたら、人をバカにした話です。


 だいたい、平均的アメリカ人の知性が14歳だなんてとんでもない。

 先日読んだ「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」町山 智浩著によると、平均的アメリカ人の知能程度はもっと低そうです。




 アメリカ在住のコラムニスト、町山 智浩が『週刊現代』の連載コラムに『論座』『サイゾー』等掲載記事、および書き下ろしを加えて出版されたこの本は、その衝撃的?なタイトル、安っぽいペーパーバック調の装丁、おちゃらけた文体から、またぞろフザケタノリのアメリカ茶化し本なのか、と思いきやそうではない。

 序章:アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない
  第一章:暴走する宗教
  第二章:デタラメな戦争
  第三章:バブル経済と格差社会
  第四章:腐った政治
  第五章:ウソだらけのメディア
  第六章:アメリカを救うのは誰か
  終章:アメリカの時代は終わるのか

 オーバーに書きすぎている点はあるものの、かなり正確にアメリカの実体を衝いている。

 まあ、それをマルママ信じ込んで、得々と友達に吹聴するのはやめたほうが良いと思うけれど、こういった側面をアメリカが持っていることを知るのは大切でしょう。


 この本によると、だいたいアメリカ人の平均的知性は8歳ぐらいですね。

 14歳じゃない。

 だから、日本人のサラリーマンを対象に「14歳からの」をタイトルにした本を出すのは、まだ日本人が上だと考えているからかもしれませんね。



 「14歳からの金融危機」(池田彰)で気に入った表現がひとつあります。

 「福袋だと思ったら闇鍋だった」

 うーん、わたしの持っているサブプライム・ローンのイメージを一言で表したら、正しくそれだな。

 感心した。

 なんだ、わたしも14歳だったんだ。


 私のおすすめ:
14歳からの世界金融危機。 サブプライムからオバマ大統領就任...

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