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2009年2月27日 (金)

水深二尋(すいしんにひろ)の格言 マンマミーア!

「トム・ソーヤの冒険」「ハックルベリィ・フィン」などで有名なマーク・トウェインは、その偏屈さと「ユーモラリスト」と呼ばれる「ユーモアとモラルの融合的キャラクタ」で知られる、わたしの好きな作家です。




 特に、彼が生前に残した数々の「格言」が好きです。


 人間は
 一週間の仕事の
 いちばん後で
 創られた――
 神様が疲れておいでのときに


とか、


 人間は
 唯一の動物だ
 恥じて顔を赤らめる
 か
 その必要のある


など。あるいは、


 すべての歴史を書く
 あのインクだって
 液体の偏見に過ぎない


 また、数多くの投機にしくじっていった言葉、


 人生には、二回だけ投機をしてはいけない時期がある
 ひとつはその余裕がないとき
 ひとつはその余裕があるとき


など。
 トウェインは、ベル(電話の発明者)の電話に出資しないかと誘われて、そんなタワゴトに金は一銭も出さない、といって、その代わりに霊界ラジオ(か、それに類するモノ)に出資して大損をしたことがあるのです。


 だが、口は悪くとも、彼は愛妻家で子供好きなモラリストであることは間違いありません。


 ジョージ・ワシントンは
 ウソがつけなかった
 わたしは
 つける――ただ
 つかないだけだ


 そして、もうほとんどわたしの第二の座右の銘といってよい名作、


 当時わたしは
 若く愚かだった
 今は年も老い
 そして
 もっと愚かになった



 これはすばらしい。わたしも、こんな気の利いた言葉を残して死にたいものだ、と切に願います。


 そのトウェインの言葉に、こんなものがあります。


アメリカを訪れたある有名なフランス人が言った。
「アメリカ人は、自分の祖先が誰であるかを知らない」
マーク・トウェインはやりかえした。
「フランス人は、自分の父親がだれであるかを知らない」


 もちろん、移民国家であるアメリカ人を揶揄(やゆ)したフランス人の恋に生きる国民性をからかった言葉です。

 この格言?は、フランス人だけでなく、南ヨーロッパの人間にもあてはまることが多いようですね。

 マンマミーアもそんな映画です。

   (おわり)




 と、それじゃあ、あんまりあっさりしすぎているから、もう少し書きます。




 マンマ・ミーア(かつてはマンマ・ミアと表記されていた)は、ABBA(いうまでもなく、スウェーデンの4人組。ポップミュージックの完成者) のグレート・ヒット曲を使用するミュージカルです。

 一時期あった、既存のヒット曲を並べてる「ジュークボックス・ミュージカル」といわれるスタイルを復活させた「カタログ・ミュージカル」作品でもあります。

 それが、今回、メリル・ストリープで映画化されました。

 話は単純。

 奔放な母ゆえ、父を知らぬギリシア娘が、自分の結婚式に、父の可能性がある男3人へ手紙を書いて呼び寄せます。
 
 つまり、上記トウェインの言葉どおりのハナシです。

 あと、なんか母から見た子育ての苦労とヨロコビみたいな話もありました。おわり。





 ちなみに、ごぞんじでしょうが、マーク・トウェインとは、ミシシッピ川を行き交う船乗りが使う、蒸気船が座礁せず通航できるぎりぎりの浅さ:水深二尋=by the mark, twain(2ファゾム:約3.6m)からつけられたペンネームです。

 やっぱトム・ソーヤの作者です。

 さぞや、ポケットには、トム同様、魅力的なガラクタが詰まっていたんでしょうなぁ。

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