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2009年2月 5日 (木)

復権したパッチ、といってもアレじゃないよ

 パッチってありますよね。

 ほら、寒いときにはく……じゃなくて、わたしがここで書きたいのは経皮(けいひ)吸収パッチ剤、つまり貼り薬のことです。

 落語なんかでは、よく裏長屋のタケやんのオカミさんあたりが、こめかみに一辺1センチぐらいの正方形のパッチを貼っていますね。あれですよ。

 今でこそ洋風にパッチなんていいますが、ついこの間までは、膏薬(こうやく)と呼ばれていました。

 有名なところでは、サロンパスやパテックスなどという肩こり用の貼り薬が今でも売られています。

 肌を露出することが多い若者ファッションのためか、あるいは肌荒れを避けるためか、最近では肩こりや打ち身の改善には、抗炎症・鎮痛効果のあるローションを使うことが多くなっていますが、膏薬、パッチには塗り薬にはない長所があります。

 長く皮膚の上にとどまって、ゆっくりと長時間にわたって、有効成分を体内に送り込むことができるのです。

 そういった経皮吸収パッチ剤は、狭心症の治療や、女性ホルモンによる更年期障害の症状の改善、気管支拡張、ガンなどによる疼痛(とうつう)の緩和に用いられます。

 禁煙用のニコチン・パッチも有名ですね。

 わたしの母は、ニコチンパッチの助けを借りて、40年来吸ってきたタバコをやめることができました。

 ここだけの話ですが、彼女は、悪阻(つわり)の苦しさを緩和するために喫煙を始めたのだそうです。(オーマイゴッド!無知とは恐ろしい、というか「あんた何しはりますの」ですよ。もう遅いけど……子供に悪影響が出てるよコレ)

 また、パッチ剤は、使い方によって有効成分を素早くピンポイントに標的とする患部に送り込むこともできます。まるで、インジェクション(注射)を用いたように。

 その上で、注射や経口投与より、効き目を長引かせることもできる。

 別項で書きましたが、皮膚から浸透した薬は体を駆けめぐり、必要な受容体に影響を与えたあとで、最終的に肝臓で分解されます。

 つまり、経口薬と違って、胃に負担を与えないのもパッチ剤の優れた特徴です。

 今後、飲み薬からパッチ剤へ服用形態のかわるものが多く出てくると考えられます。

 そのためには、皮膚を傷つけることなく、有効成分を浸透させるための技術開発が必要です。

 また、「簡単にははがれないが、はがすときには容易に取ることができる」という、相反する機能も求められるため、現在、粘着テープの技術力を持つ会社が経皮吸収パッチ剤の開発を進めています。


 余談ながら、患部によってパッチ剤の貼る場所が決められている場合があります。

 狭心症のための冠拡張剤は胸部や上腕部。女性ホルモン剤は下腹部や臀部となっていますが、いずれにしても、使い続けるうちに、かぶれが出る場合もあるので注意が必要です。

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