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2009年1月 9日 (金)

守銭奴なる英雄 〜ヴァイパーズ・クリード〜

 以前に書いたアニマックス放映の「黒塚」が、二回目以降、一度も観ないまま終了してしまい、そのまま録画設定を放置しておいたところ、1月6日から始まった「VIPER'S CREED(ヴァイパーズ クリード)」を自動録画してくれていたので、先ほど第1回を観てみた。


 結論からいうと、今後はどうなるかわからないが、今のところ期待が持てそうな感触だ。




 絵柄は、上のような感じで、あまり好みではないのだが設定が悪くない。


 温暖化による海面上昇、テロの頻発、最終的に大戦が勃発した21世紀の地球、地表の35パーセントが水没し各都市が孤立する中、(おそらくは)日本のお台場あたりであろう、フォート・ダイバシティは、流通の要所として繁栄を極めていた。

 土着の人々(風体からしておそらくは日本人)は、商売のためだけに、ダイバに入り込む外国人を快く思ってはいない。

 そのダイバシティを、不定期に大戦中にバラまかれた無人兵器が襲ってくる。

 それらからシティを守っているのが、シティと保護契約を結んでいる民間軍事会社「アルコン・グローバル・セキュリティ」で、その尖兵(せんぺい)となるのが、ヒトガタ変形三輪車?(ってチョットカッコ悪い?)部隊であり、そのエースが、「ユニット・ヴァイパー」と呼ばれるチームだった。

 彼らによって守られている「ダイバシティ」の人々は、誰も、ヴァイパーたちに感謝をしていない。
 彼らが、金のためだけにダイバにやってきた雇われ兵士であることを知っているからだ。

 男女混成のヴァイパーたちは、皆が「金のためだけに働く守銭奴」たちで、彼らを支えるために、それぞれ一人ずつ女性オペレーターが付き、情報収集し指示を伝える。

 いわゆる、パトレイバーの「フォワードとバックアップは一心同体」(だったか?)パターンですな。

 なぜ、オペレーターが若い女性ばかりなのかは分からないが、画的(えてき)には、華やかさがある。

 任務の遂行上、会社の指示無く道路等、建造物を破壊すると、弁済金はヴァイパー個人が負担しなければならない。

 このあたりは、カウボーイ・ビバップでも使われた、経済導入リアリズム描写といったところか。

 しかしながら、個人的には、軌道エレベーターが重要な役割を果たした「Z.O.E Dolores, i」(ゾーン・オブ・ジ・エンダーズ)程度の金銭感覚なら面白いと思うが、 戦闘員個人が「儲かるか儲からないか」で「街を救うか見捨てるかを決める」部隊の設定は、現実から乖離(かいり)しているような気もするのだった。(おそらく傭兵部隊の傑作、エリア88の影響だろうが)


 ちょっと横道にそれるが、意見を書かせてもらうと、日本のアニメは「しょせんアニメはオトギバナシである」という非難を跳ね返すために、まず政治を導入し、イズムを引き込み、最後に経済概念を持ち込んリアリズムを手に入れた。
(どの有名アニメが、そういったエポックメイクなことをしたかは考えてみてください)

 わたしには、どうも、それが完全に正しいとは思えない。

 もちろん、アニメが、そういった方向へ進んだのは、ある意味必然的な成り行きであったのだろう。

 そのことは否定はできないのだが……


 そうか、今、気づいた。

「カウボーイ・ビバップ」や「Z.O.E Dolores, i」あるいは「サムライ・チャンプルー」は、個人が金の心配をする設定だったが、「ヴァイパーズ〜」は、主人公たちが所属する会社が、企業として金の心配をするのだった。

 つまり、パトレイバーで導入された、中間管理職英雄物語的な部分もあるのですね。

 そのへんが、わたしのセンスには合わない部分なのかも知れない。


 ちなみに、わたしは、こういった「英雄行為」に金銭感覚が持ち込まれたのは、シミュレーションやRPGで、金を儲けて装備を強化するシステムに、視聴者が慣れてしまったこともあるのではないかと密かに考えています。

 もちろん、視聴者の高年齢化?が進んで、会社の経理やヒエラルキーに詳しい人々の鑑賞に堪える作品が必要になったこともあるでしょうが……


 それはさておき「ヴァイパーズ・クリード」


 物語は、新しくオペレーターとして配属された女性ルーキー・サクラコの目を通して語られます。

 この辺は、なんとなく「B.B.B.:ブラック・ブラッド・ブラザーズ」あたりに感じが似ているな。

 彼女は、守銭奴?ヴァイパーたちの中にあって、ひとり採算を無視して無人兵器の破壊に挑む'''隻眼のサイキのオペレーターに任命され(ちなみに、サイキの乗るマシンには、一つ目鬼サイクロップスの文字がペイントされている)、会社の命令を無視するサイキに振り回されることになる。

(あー、ちょっと時間がなくなりました。続きはまた後で書きます)

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