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2009年1月24日 (土)

ブラックベリーの誘惑

 こんどは、ネットがらみのオバマ大統領ネタを。

 オバマ氏はブラックベリーの愛好家だった。

 食べ物の話ではない。

 カナダRIM社が開発したスマートフォンブラックベリーのアディクト(中毒者)だったのだ。




 オバマ氏は、ブラックベリーを、つねにベルトのホルダーにつけ、ヒラリー氏と戦うときもマケイン氏と戦う時も、親指で小さなキーボードを操作する姿を報道され続けた。

 しかし、オバマ氏からオバマ大統領になったがために、彼はブラックベリーを食べることができなくなってしまった。

 側近や彼の弁護士が所持を許さないからだ。


 理由は二つ。

1.暗号化されたメールが何者かに解読され、情報が流出するおそれがあること。

2.「情報公開法」によりメールの開示を求められ、思わぬ面倒に巻き込まれないため。

 二番目の、法律で大統領(公人)の個人メールまでを公開させるというのが、アメリカらしくて凄いが、「思わぬ面倒」という含みを持たせた言い方に、ついニヤリとするのはわたしだけだろうか?

 オバマ氏も人間である。しかも40代の精力的な男性だ。

 「どこから、ビル&モニカのような醜聞が紛れ込むともしれない」というまわりの心配は、しごく当然のことだろう。

 オバマ氏は、就任前、インタビューに答えてこういっている。

「ホワイトハウスの外とコミュニケーションを保ちたいのだ。(側近が)用意する管理された情報とか、いつもいい話しかしない人、私が部屋に入るとき、起立して迎える人からの情報ではだめだから」

 見識である。

 これを、ジャパン発電子街好きのお殿様に聞かせてやりたい。

 まあ、生まれながらのお殿様、最初の選挙演説で、街宣車から「下々の皆さん」と呼びかけたという逸話のある御仁には、とうてい理解できない考えなのだろうが。




 あ、下のトラックバックを見てください。
 どうやら、オバマ大統領は、ブラックベリーを食べ続けることができるようです。

 彼の「下界とのパイプを閉ざしたくない」という言葉が、風穴をあけたとのこと。

 しかし、大統領宛のメールはすべて記録されるってすごいなぁ。


 ただ、経済的劣勢にある巨大国家(軍事的にも)のトップが「ネット依存している」という事実は多少心配ですね。



 マスコミはこぞってオバマ礼賛をしています。

 まるで、あの小泉元総理が誕生したときのように。

 しかし、マス・メディアが子供のように英雄にあこがれてはいけません。

 景気のよいリーダーが現れた時、炭鉱夫とともに地中深く降りていくカナリアのように、危機アンテナをピリピリさせるのがマスコミの役目です。

 少なくとも、英雄リーダーをケネディ以来持たなかったアメリカよりは、つい最近、小泉を総理大臣にしてしまった日本のほうが、調子のよいトップの危険性を知っているはずですから。

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