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2009年1月21日 (水)

鳥の歌 〜使い方次第で活きるボーカロイド〜

 ちょっと政治の話が続いたので、今日は違う話題を。

 曲がりなりにも音楽に携わるものとして、初音ミクに代表される(いや、代表はLEONかな)ロボット歌手の存在は、どうしても気になります。

 ロボット歌手:ボーカロイドは、一般の音楽用シーケンサー同様に、ピアノロールで、タイミングと音の高さ・長さを決めて、そこに日本語歌詞をいれるだけで「正確」に歌ってくれます。

                         ボーカロイド「初音ミク」



 たいしたものです。

 10年前には、これほど簡単に、素人がソフトに歌を歌わせることができるなんて、想像もできませんでした。

 そこには「体調不良」も「機嫌の善し悪し」も存在しません(実際、歌手の風邪ひきだとか機嫌の悪さというのは手に負えないことがあるのです)。


 たしかに、操作に慣れないうちは不完全な歌を作ってしまいがちです。

 たとえば、ブレスを入れ忘れて、聞き手を窒息させそうになったりね。

 おもしろいものです。人は、歌を聴くとき、無意識に息継ぎを期待しているために、ブレスがないとだんだん苦しくなってくるのですね。

 操作に習熟すれば、アタックのタイミングやブレスも絶妙にいれて、だんだん人なみの歌になってきます。

 とくに、初音ミクは、高音部で少し違和感が出るものの、1万円ちょっと値段から考えてもなかなか良いソフトだと思います。


 異論はあるでしょうが、歌手へのガイドライン(見本の歌)として、ロボット歌手にまず歌わせることは歌謡指導においてかなり有効だと思うのです。

 楽器の音を聞かせるだけよりは、歌、それも音程の正確な歌を聴かせる方がはるかに良い。

 作曲者のセンセイの下手な歌など聴かせるのはかえって逆効果でしょう。





 話はかわりますが、大晦日に録音したラジオ番組「今日は一日”アニソン”三昧ファイナル」で「鳥のうた」が流れました。


 「鳥のうた」というと、恥ずかしながら、まずわたしが思い出すのは、あの杉田かおるの「鳥の詩」です。

 その次だとクレマン・ジャヌカン作曲「鳥の歌」ですね。

 ジャヌカンは、15世紀フランスの僧侶で世俗歌謡の作曲家、シャンソンの祖ともいわれています。 

 「鳥の歌」は、歌といいながら擬音語や擬態語を取り入れているのが特徴です。

 しかしながら、英語やドイツ語ならともかく、フランス語で歌われると、わたしなどは内容がまったくわからなくて少しも良いと思えませんでした。

 かといって、日本語訳の歌は聴いたことがない……が!

 思いついて検索してみたところ、YOUTUBEで初音ミクによる「鳥の歌」を見つけました。

 しかも、日本語訳の。

 それを聞いて、すっかり「鳥の歌」ファンになってしまったのです。

 お世辞にも技術的に凝った表現をしているわけではないのですが、ボーカロイドだけあって音程の正確さは一級品です。

 こういった、テンポの激しい混声曲は、声質より音程の正確さの方が重要な気がしますね。

 ぜひ、一度お聞きください。

 歌詞自体は他愛のないものですが、歌声の掛け合いがたいへん楽しい!

 特に擬音語になってからは、声の不自然さも気にならなくなりますから。





                           ボーカロイド「LEON」



 ボーカロイドといえば、他に、YAMAHAのサイトには、英国の歌手をサンプリングした「LEON」↑を使って、日本のフォークソングに挑戦したこんな曲もあります。



 これは、なかなかのものですよ。

 なんといっても、外国人の声をサンプリングして、日本語を歌わせているのがイイ!

 ぜひ、一度お聞きください。


 ちなみに、ラジオで流れた「鳥の詩」は2000年にKeyから発売されたゲーム『AIR』の主題歌……だそうですが、聞いたことがありませんでした。

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