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2009年1月28日 (水)

科学技術で未来はバラ色(2/4)

政府による科学予想図(2/4) 〜デルファイ調査〜

12.日本の環境撃ビジネス
「排ガス処理技術や水処理技術のような環境浄化技術、そして省エネルギー技術などに代表される日本が持つトップレベルの技術によって構築された、持続可能な循環型社会は海外でも羨望され、多くの国々からノウハウを学ぶために、多数の研修者が来日する。
アジアの若者が日本の大学などで環境について学び、帰国してから母国の環境経済を改革していく姿が数多く
見られるようになる。
また、優れた環境教育を受けた人材が世界の様々な場所で活躍するようになり、環境技術革新で環境ビジネスが拡大するとともに、日本企業の国際競争力が向上し、アジア・世界の環境市場を牽引する社会となっている。
こうした社会を支える日本の環境文化や価値観は、地球規模の環境問題が深刻化する中で世界が共生して行くためのパラダイムとしても高く評価され、先頭に立って実践する日本はアジアそして世界の中で大きな存在感を示す国となっている。」



13.CO2の削減
「石炭から大量かつ廉価に代替天然ガスを製造する技術が開発され、世界に普及する。石炭をガス化し、メタンを直接製造でき、付加価値の高い化成品を併産することができる」
●デルファイ調査の課題
 ■石炭やバイオマス、廃棄物のガス化による発電及び合成燃料  製造技術(2010年/2018年)
 ■環境にCO2を排出せずに石炭から水素を製造する技術  (2016年/2027年)
 ■非化石エネルギー等C02排出の少ないエネルギーを用いた  製造工程(2014年/2023年)
 ■電車等において回生エネルギーの蓄積や変電所のピーク時負荷軽減を図るための、フライホイールや燃料電池などの車載用エネルギー装置(2012年/2019年)
 ■二酸化炭素を海底下に国定する技術(2015年/2025年)
 ■CO2分離・隔離・貯留技術(2015年/2027年)



14.バイオ・エコ産業
「土着の微生物を利用して土壌中のダイオキシン類や重金属を効果的に除去する技術が実用化され、世界に普及している。環境影響評価のガイドラインの策定が各国共同で行われ、世界の生態系保護に員献している」
●デルファイ調査の課題
 ■植物・微生物を利用して土壌中のダイオキシン類や重金属を効果的に除去する技術(2014年/2022年)
 ■化学物質(有害物貿使用規制の代替物賞を含む)のリスク評価のために社会的に合意されたツールの整備・標準化(−/2013年)



15.アルツハイマーの薬/がん、心筋梗塞、脳卒中の適切な処方/臓器の再生/予防医療
「高齢者および身体障害者は、加齢により磨耗した骨を再生させる治療に例をみるように、細胞治療・再生医療により身体機能、運動機能や感覚機能を回復・補完している。
特に骨や筋等の運動器系を機能回復させることにより、日常生活に必要な動作が可能になり、活動的な生活を送っている。
また加齢とともにそのリスクが高くなると考えられている、脳梗塞や脳血管性痴呆、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患に罹患した場合には、神経細胞の細胞治療・再生医療を受けることにより(機能を)回復する。
 さらに、骨粗しょう症の予防投薬や神経変性疾患の発生の発症予防等、身体の衰えや加齢に伴い増加する疾病に対して、予防的治療を積極的に受けることにより、高齢になっても疾病になりにくい身体を維持している。」
●デルファイ調査の課題
 ■老人性骨粗しょう症の予防法(2013年/2019年)
 ■病原体の同定と薬剤感受性の評価が1時間以内でできる自動  機器(2013年/2021年)
 ■肥満を効果的に改善する薬物(2014年/2021年)
 ■経口によるインスリン治療法(2014年/2021年)
 ■HIV感染を根治させる治療法(2014年/2021年)
 ■ウイルス性肝疾患を治癒させる薬(2014年/2022年)
 ■がんのオーダーメード治療(2014年/2023年)
 ■アトピー性皮膚炎などのアレルギ1疾患を根治させる治療法(2015年/2023年)
 ■動脈硬化病巣の局所治療が可能な遺伝子治療法(2015年/2024年)
 ■自己免疫疾患を治癒させる治療法(2018年/2025年)
 ■糖尿病の遺伝子治療法(2018年/2027年)
 ■胚性幹細胞を用いた障害臓器の再生治療技術(2020年/2029年)
 ■アルツハイマー病の根治薬(2019年/2029年)
 ■顎ソストロフィーに対する筋再生治療法(2020年/2029年)
 ■がんに対する遺伝子治療法(2018年/2029年)
 ■神経変性疾患発症予防法(2020年/2030年)
 ■がんの転移を防ぐ有効な技術(2020年/2030年)
 ■神経幹細胞の移植により、運動麻痺の回復を促進する治療法 (2020年/2030年)



16.コンピュータにより多様な人との意思の疎通ができる
「感覚・言語能力・認知機能に障害がある人が自分の意思裏表することを助ける意思疎通システムが発展し、他の人もこれらの人の考えにいまよりも注意を向け、的確に理解できるようになって、それぞれの生活の質が大きく改善している」
●デルファイ調査の課題
 ■障害者が自分の意思を言語に変換できるポータブル会話装置(2014年/2021年)
 ■認知障害者二言語障害者への意思疎通システム(2015年/2023年)
 ■病気などにより会話や筆談などが困難な人の意思を脳活動から読み取り、他者との円滑なコミュニケーションを支援する技術(2015年/2024年)



17.介護ロボット
「家庭用ロボットや支援機器が普及し、高齢者や身障者ができる限り自立して生活することを助ける。その結果、社会で働く能力を維持できる。
同時に、家族などの介護者の負担を軽減する社会システムが充実する。
介護専門家の育成・訓練体制や労働条件が整備され、この一環として、重度心身障害者の介護用ロボット・機器などの普及が進む」
●デルファイ調査の課題
 ■被介護者に不快感・不安感を与えず、入浴などについて介護者を支援するロボット(2012年/2016年)
 ■高齢者や身障者が、食事、入浴、排泄、娯楽などを介助者なしに自ら行うことを支援するロボットや機器を備えた住宅(2013年/2020年)
 ■重度心身障害者の介護用ロボット(2015年/2024年)



18.遺伝子情報診断
「個人は、体の中の種々の分子情報に基づいた高度診断法により、様々な疾病の早期診断を受けて、将来において重度な疾病にかかりやすいかどうかを予測してもらっている。疾病の易躍患性診断をしてもらい、病気のリスクを知ることによって、個人は健康維持に対するモチベーションを上げて疾病予防に努めている。その結果、病気になる年齢を遅らせることに成功している」
●デルファイ調王の課題
 ■生活習慣病のリスクを正確に反映する血液検査と尿検査(2013年/2019年)
 ■ゲノム情報による個別医療促進のための一般向け健康教育システムの拡充整備(/2020年)
 ■臓器、組織の移植における拒絶反応の早期診断法(2014年/2021年)
 ■ゲノムによる疾病の易篠患性診断法(2014年/2022年)
 ■DNA塩基配列情報から種々のゲノム機能を予測する手法(2014年/2022年)
 ■遺伝背景などを踏まえてがんや生活習慣病のリスクを推測できるバイオインフォマティックス(2014年/2023年)
 ■20個以上の糖単位が連なった糖鎖の配列を、分岐やリンケー ジを含めて自動解析する装置(2015年/2025年)
 ■lつの細胞を試料として、細胞内のすべてのmRNAの種類とコピー数を計測できる装置(2015年/2026年)
 ■ヒトゲノムの塩基配列解析を1日で完了することができる技術(20−5年/2026年)
 ■ほとんどすべてのがんの血液検査による早期診断法(2018年/2026年)
 ■生活習慣病のリスクをもたらす主要なSNPSの解明に基づくテーラーメード医療(2016年/2027年)
 ■がん化に関する複数の環境リスク因子間の関係が明らかになり、がんの有効な予防策が講じられる(2020年/2030年)



19.コンパクトシティ
「今後、100年単位の人口減少を想定した市街地目標規模を設定した都市計画が行われる結果、土地やエネルギーを最も効率良く利用できる、コンパクトな都市の空間形態が実現する。
住居/中心市街地/商業/産業地域が適正配置され、職住が近接する。
ゆとりある街区設計がなされ、乱雑な建物配置が抑制され、水と緑が調和した風通しの良いオープンスペースが都市空間に生み出され、美しい都市景観がもたらされる」



20.200年住宅
「長寿命な建物構造物が実用化されるとともに、既存建物を長期にわたり活用するための評価・保全・補強技術の開発も進む。
100年単位の時代の変化に柔軟に対応できる社会基盤の設計技術が確立し、耐用性に優れ、高効率、高性能、高信頼性かつデザイン性に優れた社会基盤・建築物が構築されるようになる」
●デルファイ調査の課題
 ■建物構造性能・環境性能のモニタリング・評価・保全技術(2009年/2015年)
 ■非破壊検査により既存構造物の健全性を調査し、合理的な補強をする技術(2009年/2015年)
 ■世代交代対応/業態変化対応可能な住宅・建築システム(2011年/2018年)
 ■高強度高じん性等に優れ、構造材料の性能を劣化させない溶接技術(2011年/2016年)
 ■鉄骨工事を大幅に合理化する、鉄骨のための高耐久二高性能接着剤(2014年/2023年)



またまた5000字超えました。続けます。

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