« イマドキの子供たちとかけて「便利なチーズ」とときます。そのココロは「最初からキレてます」 | トップページ | 切らずに捨てる 個人情報保護スタンプ「見えない君」 »

2008年12月16日 (火)

イマドキの子供たちとかけて 2

 以前にどこかで書きましたが、漫画(コミック)は再利用の難しいメディアです。

 コムツカシイ理屈やノウハウ、学術的タンゴとストーリーを吸収するには向いていますが、それを応用して、今の自分のキモチを定義し出力することは難しい

 コミックの主情報である画像の知識では、感情の機微(きび)や綾(あや)の微妙(本来の意味でのビミョウです)さを表現できないのです。

 せいぜい、オノマトペを使う程度でしょう。

 オノマトペでは、感情を固定化することはできない

 コミックは、完全では無いにしても、我々が直接目にする第一次情報に近い形式で我々の中に入ってくるのですね。



 余談ながら……
 これも差し障りがあれば非常に申し訳ないので、本当なら小さい文字で書きたいのですが、このブログではできないのでこのまましか書けない……

 よく、お年寄りたち(だけではありませんが)が、「食べるのだけが楽しみ」とカンタンに口にしますね。

 わたしはあれを耳にするのが辛い。

 それって、人の「第一次欲求」でしょう?本能に根ざした。
 イイトシして、人前でオシッコしたい、っていいますか? 
 あー今日はセックスしたいって。

 最初に述べたように、「食べる」という行為は、非常に大切で、欠かせないものですが、人前で口にするときは、ほんの少しでもいいから、含羞(がんしゅう)をにじませてほしいのです。(いや、これはわたしの、ただの願望ですが)
 食べたい寝たい、を素直に表に出せるのは、愛すべきことでもあるとは思いますが、もう少し、小さい声でいって欲しいなぁ。
 少なくとも、我々ほとんどの食事は、他の生き物を殺した死体を食べている訳ですから。

 そういう言葉を安易に口にする人々は、いかに上品に着飾っていても(あーこれも本当は書きたくないんですよ、わたしの中の嫌味な部分が書かせてるんです)、ケダモノに近いように見えるのです。




 現代の若者の多くは、コミックやアニメ、映画によって得た「理論理屈」は豊富にアタマにしまっていますが、鈴木氏のいうように感情面の表現法(言葉)を持っていないことが多いような気がします。

 もちろん、「昔の若者の多く」も、語彙は少なかったでしょう。過去を美化していはいけない。だけど彼らには刺激や知識もまた少なかった。


 そういった、現代の若者の、豊富な知識と感情表現の無能力(は、ちょっと言い過ぎですが)とのギャップが彼らを苦しめている気がします。

 もちろん、ほとんどの若者は、歌に寄り添い同化することで「渦巻く感情」を自己処理しているのでしょう。語彙の豊富な若者も相当数いると思います。


 しかし……

 あ、書き忘れていましたが、わたしは、スポーツなどによる発散は、方向性が違うため、それほど効果が無いと考えています。スポーツマンでDV(家庭内暴力)を行う人もいますしね。


 それに、心に渦巻く感情量には個人差がある。


 そういった、歌メディアによる感情の発露を上回る、もやもやとした形のない感情を、心にため込んだ時、あるいは、そういった自分たちの感情の代弁である歌ですら、オトナによって作られ売られているという事実に目がいってしまった時、若者は、感情を爆発しやすくなるのではないでしょうか。




 右肩上がりの経済成長になれた世代を祖父母にもち、バブルとジュリアナ世代を両親にもつ、現代の若者たちが、未来の日本に自分の居場所を想像しにくいのはわかります。

 もっと日本が貧しければ、彼らも豊かな生活を目指してがんばれたでしょう。
 今の中国のように。

 やり場のない閉塞感(へいそくかん)が、精神を鬱屈(うっくつ)させ、やがて感情を抑えられなくなる。

 以前に、そう考えたこともあります。

 でも、それが若者の感情爆発の主因だとは、わたしには思えなかったのです。

 もちろん、暴力指向のアニメやコミックも、タブー感を押し下げる効果はあるかもしれないけれど、暴力の根本原因にはなれないような気がしていました。

 もっとプリミティブなものが原因だと思っていたのですが、鈴木氏の考えを知って、仮説をひとつ増やすことができました。

 本稿の結論をいえば、


 「キレたくなければ、家事をして本を読め」ということですね。


 でも、これだけでは、ちょっとキレが悪い感じがするなぁ。

 みなさんは、どう思われますか?

|

« イマドキの子供たちとかけて「便利なチーズ」とときます。そのココロは「最初からキレてます」 | トップページ | 切らずに捨てる 個人情報保護スタンプ「見えない君」 »

森羅万象気になること」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: イマドキの子供たちとかけて 2:

« イマドキの子供たちとかけて「便利なチーズ」とときます。そのココロは「最初からキレてます」 | トップページ | 切らずに捨てる 個人情報保護スタンプ「見えない君」 »