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2008年12月24日 (水)

ネット上のプロパガンダ

 ご自分でブログを書いておられる方はご存じでしょうが、少し前から、Yahooブログの上の方↑に、広告が出るようになっています。

 申し込まないと表示されないのですが、わたしが、なぜ、これに申し込んだかといいますと、ガッポガッポ儲けるため……ではなく、この広告が、Yahooの新しい試みである「興味関心連動型広告」だからです。

 ブログの内容に応じて、ぴったりの広告が表示される!


 その前に……

 Yahooやグーグルなどの検索エンジンを提供する会社は、入力されたキーワードに対して表示する「検索結果」と同時に表示する「検索連動型広告」による収入で莫大な利益を上げています。





 世界的にはグーグル人気が高いようですが、日本の場合は、先鞭(せんべん)をつけたYahooに一日の長があり、Yahoo51.2パーセントに対して、グーグル39.0パーセントです。


 先日のマイクロソフトとの提携騒動でも明らかになったように、他のYahoo海外現地法人が、米Yahooの完全子会社であるのに対して、Yahooジャパンの筆頭株主はソフトバンクで独立性が高いため、かなり日本向けの特殊なサービスを盛り込むことができるのも、世界に逆行してグーグルを抑えて首位を守っている理由の一つのようです。


 おもしろいのは、こういった会社のキモともいうべき検索データベース構築方法が、Yahooとグーグルでは微妙に違うことです。

 グーグルの検索は完全自動化されていて、独自開発のプログラム、かつて検索ロボットと呼ばれたこともあったソフトが、常時、世界中のウェブサイトを駆け回って、データベースを構築しています。

 実際、個人でウェブサイトを立ち上げてみると、すぐに検索結果に反映されるのはグーグルの方です。


 それに対して、Yahooは多少、人の手を介します。
 サーファーと呼ばれる編集担当者を置いて、人の判断による情報収集を一部取り入れているわけです。

 「今、流行(ハヤリ)」の「ぬくもりのある情報」ってヤツです。

 これがグーグルにかかると、自分たちの情報こそ「人為的な介入がなく、正確で客観的」ということになるんですね。

 どっちもどっち、見方次第です。


 ただ、客観的なソフトによる情報収集を謳うグーグルが、そのソフトの詳細を明らかにしていないのは公平でない。

 プログラム上で、どのような「不正」が行われているかわからない。


 ならば、始めから人の手が入り、「先入観があるカモ」と、疑いの目で我々がチェックできるYahooの方が好ましいように思います。

「客観的な判断」ができる「公正なソフト」を隠れ蓑に、情報操作が行われ、やみくもに惹句(じゃっく)を信じて踊らされては、納得がいきませんからね。




 さて、そこで、上で書きましたブログの内容に連動して広告の変わる新システムです。

 皆さん、今、その広告を見てください↑。

 この話の内容にあった広告が載っていますか?

 「アバターが可愛いくなる」だとか、最近では「パルコのオンラインモール」あたりが表示されていませんか?

 つまり、まだまだ発展途上。カイモク、ブログの内容にマッチした広告は表示されていません。

 だからもちろん、皆さんのクリックなんて、まだ一回も無い。

 しばらくはこの広告を表示しておいて、どのくらいデータやノウハウが蓄積されたら、「的確」とはいはないまでも、ピンボケでない広告がでるのか見てみたいと思っています。

 みなさんも、このブログを読んだら、↑上の広告内容がマッチしているか、確認してみてください。

 ピンボケながらも、ちょっとカスったマッチングもあります。

 たとえば、わたしがこのあいだ書いたはらぺこ長寿を見てください。上の広告、笑っちゃうでしょう?


 まあ、あと数ヶ月もすれば、結構うまく働くのではないかと思っているのですが。


 それが確認できたら広告を消してもいいな。


 なぜなら、わたし個人としては、こういった「関心連動」だの、入力されたキーワードに反応する「検索連動型広告」というものには否定的だからです。

 そりゃあ、何でも便利な方がいいように思いますが、便利、楽だからと自動車ばっかり使っていると、体力が衰えますよね。

 わたしは、思考や感覚にもそういったことが起こるのではないかと思っています。

 だから、こういったブログで紹介される「固定化されたオススメ」は、まだしも、ソフトが勝手に判断して表示する「動的なオススメ」は良くないと思うのです。

 少なくとも責任の所在が明らかでないからです(法的な、じゃなくて道徳的な)。


 もちろん、キーワードで検索して表示される結果と、連動広告のどこに違いがあるのだ、といわれれば、沈黙するしかないのですが。

 確かに五十歩百歩です。

 でも、能動的にキーワードを入力して得た出力と、漠然と観に行ったサイトの「キカイ」によって、受動的に与えられる情報とは、少しだけ違いがあるような気が、わたしにはするのです。

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