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2008年10月31日 (金)

まだ家に帰らず伊豆・真鶴にきています

 今日は、かねてよりの念願であった、中川一政美術館にいってきました。

 その人生を歌人として始め、のちに画家となった異才の人物は、すばらしい文才の持ち主でもあります。
 
 画に添えられた随筆は、その内容、文体ともに、本分の画すら凌駕(りょうが)するすばらしさです。

 意外な「起」点、それを継「承」して話を広げ、破綻させずに「転」換して美しい「結」末に落とす。

「正午牡丹」、「腹の虫」、「うちには猛犬がゐる」など、随筆集を手にする機会があれば、ぜひ一読をおすすめします。

 世の、テレビ雑誌などに露出の多い自分の頭が良いと勘違いしている有象無象(うぞうむそう)たちに絶望しがちな暗い気持ちは、かくもすばらしい人物が存在した、という事実で明るく晴れ渡り、精進せねばナラヌ、などと浅学非才の我が身ながら元気がでてきました。

 また書家でもあった一政は、97歳の時に「正念場」という書を残しています。

 とにかく、生まれてから死ぬまで、フトイ人物でありました。

「われはでくなり つかはれて 踊るなり」という、入場券に印刷された、浄瑠璃人形の頭に添えられた歌は、自ら、あるいは我々を揶揄し揶揄された秀作でしょう。

 詳細は、帰宅後に。


   熱海のマクドナルドにて ネコを車に残し、
           イチャつく高校生カップルの横で……  かぶらや

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