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2008年3月

2008年3月20日 (木)

アーサー・C・クラーク死す


 死因は(おそらくは加齢性の)心不全だった。

 もっとも、彼の名前も死因も、さきの広川太一郎の訃報同様、興味の無い人には、どうでもよいことだろう。

 しかし、

『宇宙への序曲』 Prelude to Space (1951年)
『火星の砂』 Sands of Mars
『幼年期の終り』 Childhood's End (1953年)
『銀河帝国の崩壊』 Against the Fall of Night (1953年)
『海底牧場』 The Deep Range
『渇きの海』 A Fall of Moondust (1961年)
『イルカの島』 Dolphin Island
『地球帝国』 Imperial Earth (1975年)
『楽園の泉』 The Fountains of Paradise
『遥かなる地球の歌』 The Songs of Distant Earth
『神の鉄槌』 The Hammer of God
『『2001年宇宙の旅』 2001: A Space Odyssey (1968年)
『2010年宇宙の旅』 2010: Odyssey Two
『2061年宇宙の旅』 2061: Odyssey Three
『3001年終局への旅』 3001: The Final Odyssey
『宇宙のランデヴー』 Rendezvous with Rama (1973年)
『宇宙のランデヴー 2』 Rama II
『宇宙のランデヴー 3』 The Garden of Rama
『宇宙のランデヴー 4』 Rama Revealed
といった長編や(本当はもっとたくさんあるが、自分が読んで気に入ったものを記載)、

『前哨』 Expedition to Earth
『明日にとどく』 Reach for Tomorrow
『白鹿亭綺譚』 Tales from the White Hart
『天の向こう側』 The Other Side of the Sky
『10の世界の物語』 Tales of Ten Worlds
『太陽からの風』 The Wind from the Sun
『太陽系オデッセイ』 (自選短篇集) The Sentinel
といった短編で、SFの薫陶を受けた者には、特別な出来事なのだ。


「幼年期の終わり」では長いスパンでみた人類という種の進化を、「神の鉄槌」では、大量の化石資源を消費しつつ信じられない量の二酸化炭素を発生させながら、後部から汚い炎を吹き出して飛んでいく、現在の下品なロケットなるものに終止符を打ち、優雅に地上からエレベーターで大気圏を越え、宇宙で船に乗り換える、いわゆる『軌道エレベーター』(もちろんこれは、現実のシステムとして、将来実現可能なものだ)を描いて見せた。

 短編でも、特に初期の「時間がいっぱい」は、個人的に大好きな「大当たりの年」同様、人類終末ものの佳作だ。

 福島正美が絶賛した「太陽系最後の日」も、一見、人類終末もの、と思わせておいて、人類という種の持つエネルギー、ポテンシャルの高さを高らかに詠いあげた、読後感さわやかな作品だ。

 また、彼を語る時にかならず引き合いに出される、若き軍人時代に作成した「地球の周りに静止衛星を3つ浮かべたら、地上のあらゆる場所に電波を送ることができる」レポートや、晩年移り住んだスリランカで、世界の情報をいち早く手に入れるために、山の上に巨大な衛星アンテナを設置した話は有名だった。

 残念ではあるが、90才の寿命といえばヒトとしては長い部類に入るだろう。

 晩年、というか、死の直前まで「生きている間に宇宙人のいるという確かな痕跡を見たかった」と語っていたというのも彼らしい。

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2008年3月 5日 (水)

くらえっ!!!これが「奈良わかくさ国体」のトレーナーだっ

いやあ、モノ持ちがいいというか貧乏性というか、ありましたよ。

 前回書いた、24年前の国体のトレーナーが。

 ベースはチャンピオンだったんだなぁ。

 これは、もらったのではなく買ったものだと思いますが……なんというかやっぱり、この意匠(デザイン)が……ううむ。

 実際に見て判断してください。




 全体図ですね。




 そして、下が問題のイラスト。




 鹿大仏レスリングしてますよ。

 それに重量挙げも……


 そしてトドメ新体操……勘弁して

 先日のイラストですら、仏を馬鹿にしていると怒っている人がいるそうですが、これはどうなんでしょうねぇ。

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2008年3月 4日 (火)

24年目の真実 〜発見!!!奈良わかくさ国体 やまとくん〜

 前回は、名無しのシカのん?(まあ、あれは公募前から「遷都くん」に決まってるんだろうなぁ……)について書いたが、そこで、24年前にやはり奈良で開催された「わかくさ国体」においても、「やまとくん」なるよく似たキャラクターが使われていたことに触れた。

 その時、「やまとくん」のイラストを探してみたのだが、ネット上では、ほとんどヒットせず、たまに見つけても、文字ばかりで映像が見あたらなかった。

 しかし、わたしは実家で「やまとくん」のイラスト入りの湯呑みを見たことがあったのだ。

 当時、国体の経費を安くあげるために当時導入されたばかりの「民泊」と称する、一般家庭への選手宿泊制度(まだ続いているのだろうか?)を我が家で引き受け、その謝礼として、確か受け取ったもののはずだ。

 というわけで、実家に行って探してみたところ、ありました。

それが、これだ(写真)。





 ね、昭和59年、つまり1984年の国体と書いてある。


 そしてその裏に、うわさの「やまとくん」が描かれていた。












 これだ




 写真にあるように、実家のある町ではレスリングが行われたために、「やまとくん」も水着のようなレスリング服を身にまとっている。


 どうです。この勇姿。今回の「シカノン」にどことなく似ているでしょう。

 ま、こっちのほうがちょっと可愛いけど、

 奈良県という場所は、伝統的に、こういった絵がすきなのでしょうか?


 あと、確か、漫画家の秋竜山が描いたような、やせっぽちの大仏鹿がレスリング!をしているトレーナーがあったはずだが、どこにいったかなぁ。

 探しておきます。

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2008年3月 3日 (月)

人間失格!ならぬ、ゆるキャラ失格

 今朝の新聞を見てのけぞってしまった。

 奈良県の2010年平城遷都1300年マスコットが知らぬまに決まっていて、その名称を公募しているとの記事だったのだが……

多くは言いますまい。まずは見てください。






















(新聞記事の取り込みです)

 どうです。なんというか……インパクトはあるものの、決してゆるくは無いキャラです。

 これをゆるキャラといえば、提唱者のみうらじゅんが怒ってきますよ。

 記事によると、「可愛くない」という声が相次ぎ、白紙撤回を求める活動も始まったそうな。

 彦根築城400年祭のあの「ひこにゃん」や、のじぎく兵庫国体「はばタン

   



と比べても、どうもイケてないスタイル。


 県などで作る選定委員が、デザインの専門家12人の計21案から選んだ「シカの角を生やした童子」のイメージで東京芸術大学大学院教授彫刻家の作品とのこと。

 しかし、どう見ても、童子っていうより大仏にみえる。大でなくても、仏であるのは間違いないような気がするなぁ。

 なんと言っても色が悪い。イマドキのいう、「キショイ」ってやつになってます。

 なまじ童子とするから肌色にしなくちゃならないのだろう。いっそ金色なら……もっとキショ!!

 ミョーに長いまつげと、じゃりン子チエが、母ヨシ江と天王寺公園で会うためによそ行きのカッコをした時のようなパッチリした目イヤらしい


 「仏を侮辱している」との声も大きいというから、やはり一般的にブツに見えるのでしょうなぁ。

 そういえば、奈良県は、前回の「奈良県 わかくさ国体」で、「やまとくん」なる大仏をモチーフにした同様のキャラクターを使った前科があった。

やまとくん」も酷かったが……えーと、どこにあるかな?ネットをさがせば見つかるかもしれません。




 法隆寺のある斑鳩町には、奈良が日本に、いや世界に誇るべきゆるキャラ「パゴちゃん」がいる。




 塔を意味する「パゴダ」からのネーミングで、名は体を表すのたとえ通り、からだも法隆寺の五重塔斑鳩名産である柿を合体させてできたという、まさしくゆるキャラにふさわしいできばえだ。

 ほら、動いても可愛い。





 ゆるキャラってのは(最近のマスコットってゆるキャラにするのが多いからね)、地方の、デザインをあまりカジったことのない町長さんなんかが、オラが町の名物、特産品をなんとかこの機会に知って欲しいという、火傷しそう熱い思いが噴出して奇妙キテレツなものになるのが正解なのだ。

 そこに、みうら氏はおかしみかなしみ愛しさを感じて、「ゆるキャラ」と命名したと聞いてる。

 しかるに、この名無しキャラには、そういった「愛情」も「無理めな思い入れ」も「絶対無理な過度な期待」もなにも感じられない、申し訳ないが。


 ただ、きれいにまとめました感があるだけって、まあ、あの角もまとまってないと思うが……。


 まあ、しかし、出来てしまったものは仕方ない

 いまさら闇に葬るのもあはれではないか。


 せめて、よい名前を考えてやりたいものだが……うーん。この肌色がむつかしいねえ。

 鹿の角……童子……仏……菩薩……観音さま……でけた!!


 鹿の角をもつ観音さまということで、SIKANON(発音はシカのん)

 なんか、観音からできたといわれている「CANON」に似てるし……。

 そうか、いっそこれでどうだ。SICANON(シカのん)


 ほら、修正液にミスノンとかあるじゃないの。これってどう?

 結構、イケてると思うがなぁ。

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