« 電話交換 | トップページ | 失った者が帰ってくる 「黄泉がえり」 »

2006年1月27日 (金)

年間パス入手顛末記



 一週間ほど前、思い立って、ユニヴァーサルスタジオジャパン(以下USJ)の年間パス開園5年謝恩価格(って前に同じ企画をやった時には何といったのだろうか)10,900円を買いに夕方から出かけた。

 仕事柄、ということもないが、遠来の客が多く、彼らの多くがUSJに行きたがるため、パスを買っておいた方が安くつくと思ったからだ。(とはいえ、わたし自身は、今までに一度、付き合いでいったことがあるだけなのだが)

 電車を乗り継ぎ、午後五時過ぎにユニバーサルシティ駅に着くと、ぞろぞろと帰り客の列と遭遇する。

 嫌な予感がしたが、まさか五時に閉園するとも思えないので、そのまま歩を進めた。

 ゲイトに着くと、ガイド嬢に「もう入園はできない」と言われる。

 しかし、1月31日までは、園内でしかパスが買えないということなので、少し強硬に交渉すると、何とか中にいれてもらうことができた。

 指定された場所に行って驚いた。

 長蛇の列ができていたのだ。

 そのほとんどというか、すべてが、一日園内で遊んで、帰りがけに、その日の入園料に五千円ほど追加して年間パスを買おうという客(USJ側もそれを想定しているらしい)らしかった。

 パスを買うためだけに、夕方から出かける酔狂は、わたしだけのようだ。

 元来、並ぶのは大嫌いな質で、並ぶくらいなら行かない方が良いという考えなのだが、せっかく使った交通費をセコくも惜しんで、一時間ほど並んで書類記入を果たした。

 てっきり、そのままパスがもらえるものと思っていたのだが、その日は金を払って書類を出すだけ、パスに貼り付けるための写真撮影は次回来園の時にしてくれと、受付のオネーサンは冷たく言い放つ。

 聞くと、その時も、相当時間並ばないといけないらしい。

 まこと日本人とロシア人は、つくづく並ぶのが好きな国民だ。
 わたしは並んだことはないが、会社勤めの人はラーメン屋ですら行列を作って食べるらしいではないか。

 しかも、申し込んだ日から、一年のカウントは始まっているのだという。

 ということは、閉園後に申し込んだわたしなどは、初めから一日損をしているようなものだ。

 釈然としないまま、その日は帰ったのだが、今日は、気分も新たに、車で写真撮影に出かけてきた。

 天保山を過ぎ、高速をおりてUSJに近づく。

 はじめは、近くの時間貸し私設駐車場に停めるつもりでいたのだが、一度、本家の駐車場を見ておいても良いと思い直して、看板の指示に従って車を進めると、だだっ広い場所に案内された。

 時刻は十時過ぎだが、車の数はわずかで、場内は閑散としている。

 前回、渡された再来園パスを見せると、一日2,000円の料金が1,000円になったが、こんなものなのだろうか。

 ゆっくりと歩いて園内に入ると、すでにパス申し込み所には長蛇の列が出来ていた。

 が、写真撮影のみの旨を告げると、長蛇の列をすっ飛ばして施設内に入れてもらうことができ、さほど待つこともなく写真撮影を終えてパスを手にすることができた。

 昨年、運転免許センターで免許証の更新をした時の印象が強かったため、もっときちんとした写真撮影があると思っていたのだが、事実は、前回渡された書類を二十ばかりならんだ受付の一つに渡すと、係の女性がデータを入力後、有線接続された小型デジカメで、レジ背後の壁をバックに手持ち撮影するだけだった。

 できたパスの写真を見ると、解像度20以下といった感じの、ジャギーだらけのわたしの顔がこちらを睨んでいる。

 本日、書類を受け付けてもらった人は、午前11時半以降に写真撮影に並ぶことになるらしい。
 つまり、入園してすぐにパスのために並び、幼い子供連れで、一時間ほどならんで待った若夫婦は、しばらく園内で時間をつぶして、また写真撮影のためにならぶということだ。

 たしか、ネット購入もできたような気がしたのだが、それを使えばもっとスマートにパスを手に入れることができるのだろうか?

 その後、閉園の5時まで園内をぶらつき、珈琲を飲み、合間に待ち時間平均15分のアトラクションをハシゴした。

 しかし、前に乗った時にも思ったのだが、どうもわたしの目は、一般的な人々と立体感が違うようだ。

 スパイダーマン・ザ・ライドでも、ターミネーター3Dでも、回りの人たちが騒ぐほど映像が立体的に見えないから、さほど感銘を覚えない。

 残念なことに、立体視する時に、左右の画像のズレを感じて、まさに立体!というオドロキが感じられないのだ。

 そのあたりの個人差を修正して、万人にセンスオブワンダーを感じさせるマシンを早く開発してほしい。
 ま、それでもスパイキッズ3Dよりはマシなんですが(と言いながら、わたしはGEOでもらった販促用赤青3Dメガネさえもっている)

 しかし、来るたびに思うのだが(って、まだ二回しか行ってない……)、USJのレストラン・ラインナップは、なんとかならないだろうか。

 あまりにも、若者向けにアレンジされすぎている。

 かろうじて中華とイタリアンレストランぐらいが好みに合うぐらいで、あとはカロリー制限度外視の、油ギトギトディッシュばかりだ。

 まあ、アメリカ気分を味わう場所で、うどんにどんぶり、ミソカツ定食はよくないのかもしれないが、高齢な人々も多く見かけるので、一考の余地はあるように思うのだが。

 あと、メルズは映画と同じにローラースケートを履いたミニスカートの女性がオーダーをとってくれたら嬉しいな。

 メルズと言えば「アメリカン・グラフィティ」、といえば主人公リチャード・ドレイファスの妹の恋人役の『役者』ロン・ハワード、といえば、後の『監督』ロン・ハワードの撮った『バック・ドラフト』と、ユニバーサル内で、話は精妙につながってはいる。

 他に、少し気になったのは、ターミネーター3Dで見かけた、女性にねずみ色の軍服ライクなシャツにネクタイをつけさせていることだ。
 あれは、気持ちが悪いからやめさせてほしいなぁ(ごく個人的な感想だけど)。

 女性がスーツにネクタイ姿をするってのは、何かのCMの影響で流行ったのかもしれないが、それ以外にも、社会的地位を求める女性の勘違いした男性化現象の発現という意味合いがないわけではないように思えるから。

 女性は女性として社会的地位を確立しなければならない(というかして欲しい。してくれるといいな)。

 あるいは、過去から連綿と続いてきた、過った性判断の犠牲になっている潜在的性同一障害者が、一般に思われている以上に多人数存在するということなのだろうか?

 それならば、わたしも認識を新たにせねばならないが。 

 あと場内で気になったのは、前回来たときには無かった「工事用目隠し」のために、見晴らしの良かった園内の池がほとんど見えなかったことだ。

 この春、新設される「なんたらラグーン」の工事のためらしいが、もう少し工夫が欲しいところだ。


 パスを購入するために並んでいるときに、耳に馴染みの曲が聞こえてきた。
 英語歌詞の曲だ。
 しかし、何という曲だったか思いつかない。
 しばらく考えていて、つと気づいた。
 これは「マッハGOGOGO」のテーマだ。

 たしかアメリカでは「Speed Racer」という名で放映されていたはずで、三船剛の決めゼリフの「ゴォ!」という言葉は「Go! SpeedRacer Go!」になっていたというところまでは知っていたが、曲が日本のまんまだとは知らなかった。

 ちなみに「マッハ〜」については、以下のサイト好みです。

http://www.geocities.jp/emit_inc/column/manga/mach.html

(しかし、主人公、三船剛を、影に日向に助けるダンディな覆面レーサー(声もシブかった)の声優が、愛川欣也だと知った時にはショックだったなぁ)

 タイトルをそのまま英訳し”MACH GO GO GO!”だったらおかしいのはわかるが、「Speed Racer」とはちょっとコテコテ過ぎる題名ではないか?

 アニメのタイトルだから、子供にわかりやすいものにしたのだろうが。

 その点、日本のタイトルはなかなかふるっているものが多い。

 例えば、Wacky Raceを「チキチキマシン猛レース」なんてなかなかできませんよ。

 そういえば、ブラック魔王の相棒、ケンケンの本名?はMUTTLEYだった。
  muttは「雑種犬」、蔑称で「犬っころ」の意味があるから、良い子が観るアニメとしては、イヌイヌ=ケンケンで正解なのだろう。

 あ、それから、先日手に入れたD902iで園内の写真を撮りましたので、それもあげておきます。

|

« 電話交換 | トップページ | 失った者が帰ってくる 「黄泉がえり」 »

森羅万象気になること」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 年間パス入手顛末記:

« 電話交換 | トップページ | 失った者が帰ってくる 「黄泉がえり」 »