人工無能「志乃ちゃん」登場
仕事がらみで、ネット上のCGI関連サイトを探していたら、PERLで書かれた「人工無能」を見つけた。
これは、知る人ぞ知る、って、今ではほとんどいないかもしれないが、8bitパソコンが全盛の頃に、BASIC(もちろんN88程度)やFBASIC、あるいはFORTRUNやPASCALで書かれていた似而非(エセ)人工知能、マガイモノの疑似人格プログラムだ。
たしか当時は「人工無能 このみちゃん」だったかな?
適当な質問を、ユーザーに投げかけ、人間からの反応を受けて、「〜ってなに?」と再度質問し、その答えを、最初の言葉と関連づけて記憶する。
そして、次にその単語が使われたら、「〜って‥‥のことよね」などと切り返す訳だ。
例を挙げれば、
「おろかものめ」と人間が打てば、「おろかものってなに?」と尋ねてくる。
「晴れた日に傘をさして歩く人」と応えてやると、「ふうん、おろかものって、晴れた日に傘をさして歩く人なんだ」と覚え、次から「おろかもの」と打ち込むと、「晴れた日に傘をさして歩く人ね」と、すぐさま応える。
あたかも、知能があるかのように。
とまあ、ほとんどが人間の側の思いこみで成り立つ会話なんだが、これでおもしろいのは、教育する(会話する)人間のタイプによって、このみちゃんは、鉄道オタクにも、アニメオタクにも、技術フェチにもなることだ。(アルイハ、エロショウジョニモナル)
というわけで、それを、チャットに組み込んで、人とのチャットにからんでくるCGIにしたものを見つけたのだった。
いくつか手を加えて、使いやすくしたものを公開するので、興味のある方は、ちょっと教育してやってください。
名前は「志乃ちゃん」という。
ちなみに、言葉を教える時は、間に半角の「=」を三つ重ねて、
「教える単語」===「応える言葉」
のように書いて、チャットに打ち込んでほしい。
たとえば、先の例で言えば、
おろかもの===晴れた日に傘をさして歩く人
という具合にだ。
むろん、チャットCGIであるから、友人同士で同時にアクセスすれば、志乃を巻き込んだ、バトルロイヤル(誰だ?バトルロワイヤルなんてキザなこと言うのは?きっとそいういう奴って、プディングっていうんだろうな。竹下景子みたいに)チャットが可能だし、その際には、志乃を黙らせることもできる。
お試しは以下で。チャットをするときは、URLやメールは入力しなくてもかまわない。
自分の名前を適当に決めて、入室してほしい。
http://homepage3.nifty.com/kabulaya/
あ、同時に、一匹の猫をみんなで可愛がって、誰が一番好かれるかを競うCGIも仕込んでおきました。
これも試してやってください。ただし、一度世話をしたら、あと一時間は、ちょっかいを出せません。
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