運動不足解消だぜ!ジャッキー・カムオン!
コンピュータ・ゲームにふけると、運動不足になる。
座って指だけ動かす行為だからだ。
だから非難される。
曰く、ゲームは肥満児を作る。目を悪くさせる。
その意見に反発して、あるいはその通りだからこそ何とかせねば、と考えて、多くのゲームメーカーが、体を動かすゲームを作ってきた。
そして、2005年。
かのジャッキー・チェンが狂言回しとして、NONO、指導教官として、Xavixが日本国に降臨したのだった。
テレビなどでも宣伝しているはずだから、多分、ごらんになった方も多いだろう。
つまり、弁当箱程度のマシンをテレビにつなぎ、あとは何らかの道具(ボウリングのボール、マット、テニスラケット、バット、ボクシング・グローブ)を使って運動するというマシンだ。
だが、これは今までのように、「体を動かす」ゲームではない。
「ゲームもできる」エクササイズ・マシンなのだ。
まず「ゲームありき」ではなく、エクササイズがあって、そこにゲームがくっついているマシンだ。
そのコピーがふるっている。
『ジャッキーがこの国の運動不足をなくします』
無くしてくれぃ!じゃっきー。
なんでも、このマシンがエポックメイク的であるのは、そのセンシング・ユニット、つまり、手にしたバットだのグローブだのゴルフクラブだのといった小道具の位置を把握する部分が高精度である点だという。
ジャッキーのエクササイズは、ヒョタウタン型のマットの上で、テレビに映し出されるジャッキーに従って運動する、というのが基本プレイらしい。
それで思い出したが、ゴキブリ駆除の「コンバット」CMなどでも使われていたように、USAのエクササイズ番組って、だいたいマッチョな口ひげ男が、丸い台の上に乗って、
「きーぽんむーびん」「わんつーすりっ」「わんもあっ」「のーぺいんのーげいん」
などと口からツバ飛ばしているのが多いけど、まさかジャッキーもあの調子でやってるんじゃないだろうなぁ。
口ひげマッチョから命令されるのも嫌だけど、ジャッキーから命令されるのもなんだかなぁ。
まあ、マシン本体を買ってしまえば(一万円程度)、あとはカードと道具を差し替えれば、様々なスポーツ(9000円〜2万円程度)を楽しむことができるというのだから、本当に運動不足が解消可能なら安い買い物だ。
問題は、これがどの程度楽しめるかということだ。
何せ、第一目標が運動すること、で、ゲームは二の次という開発コンセプトなのだから、すぐ飽きてしまわないかどうか……。
だれか、下のおすすめから店に行って、このマシンを買って感想を書き込んでくれないかな。
私のおすすめ:運動不足―機械に頼るのも一計
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