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2005年9月15日 (木)

愛・地球博9.6(その3)


 そこで、視線を転じて、グローバル・ループの左側を見ると、アジア風の「長久手愛知県館」があり、その横にはランドマーク「踊る指南鉄塔」が、三本の鉄製の足を昆虫の触手のようにゆらゆらと動かしていた。
 これは、宇宙ステーションに使われる先端技術を伝統的なからくり仕掛けと融合させたものらしいが動きが面白いのでしばらく眺めていたのだった。

 ループから下に下りていくエスカレーター(ほとんどのエリアは、ループより下にある)のところに「地球タイヘン大講演会」という看板があって、アインシュタインのような男性が空中に浮かんでいる絵が描かれていた。これにちょっと気が惹かれて下に行くと、20分待ちで見ることができるという話だった。

 だが、これも叔母の「ただ、マジックを使った劇で、環境問題について話すだけ」という言葉と、當麻の「自然の森へ行きたい」という言葉で見学をあきらめ、「長久手愛知県館」からグローバル・ループの外へとのびていく池沿い(かえで池)の道を進むことにする。

 池沿いの道には、美濃和紙を使ったさまざまな灯籠の展示(あかりアートというらしい)がされていて、日が暮れると美しく明かりが灯るということだったが、その日は台風の強風のため、灯籠の上から透明プラスチックのカバーが被せられていて、いささか興ざめだった。

 後に、日が暮れてから、ループの上より池を見ることができたが、灯籠に灯された明かりは幻想的で美しかった。パビリオンに並ぶのに飽きたら、日が暮れてから見に来ても良いかもしれない。

 また、「あかりアート」のあたりには、きれいな芝生があり、疲れた人たちが、ひっくり返って、思いおもいの体勢で体を休めていた。

 さらに、「かえで池」を東に進むと、池の上空を横切っていくゴンドラの下を通る。
 これが会場を縦断して通っている「キッコロ・ゴンドラ」だ。グローバル・ループの南端、グローバル・コモン4(ヨーロッパその2)のエリアから、一気に企業パビリオンエリア(北ゲート)まで帰りたい人は、利用しても良いと思う(有料)。

 「かえで池」のさらに先(東)には、もう一つ池がある。これが「めだか池」で、二つの池の間には、コンクリートで、渦を巻くように作られた人工の小川があり、歩き疲れた人々が靴下を脱いで足を流れに浸して休んでいた。
 おそらくは循環式の水だろうが、かなりきつい塩素の匂いがしていたため、病原菌の心配はないだろう。足が丈夫な人は試しても良いかもしれない。

 めだか池の横にはトイレがあるが、ここを利用するより、少し先の「日本庭園」内、茶室の中にあるトイレの方がきれいだ。
 ほとんどの人が、池のトイレでいくため、茶室のトイレは空いているようだった。
 このあたりは、未舗装ということもあり、強風のせいか砂埃がひどかった。
 あくびをすると、口の中が砂でジャリジャリになる。

「茶室」のさらに先、庭園の上の方では、霧の散布があった。
 渓流を模した庭園の岩間から、冷たい霧が出てきて心地よい。
 マラソンなどでやっているあれに似ているが、これはグローバル・ループでも行われていた。
 庭園一周してを茶室の方に戻ってくると「サツキとメイの家」日本庭園観覧外周コース、という看板が立っている。
 右手に曲がり、そちらへ歩いていくと、青いシャツを着た女性が立っている入り口が見えてきた。
 このすぐ先に、あの「サツキとメイの家」があるらしい。
 もちろん、一日800人のみ。
 往復はがきで応募して当選しなければ入れてはもらえない。
 中年夫婦が「中に入ることはできないのか」と尋ねると、係員が、予約者しか入ることはできないが、もう少し先に展望台がある、と答えていた。

 それを聞いて、周遊コースを先に進む。
 少し歩くと、「サツキ〜家」の前の池(ひょうたん池というらしい)が見え、意外なほど近くに「あの」赤い屋根の家が見えた。

 家の周りには、抽選に当たった幸運な人々が、引率の係員に率いられて家の前にたむろしている、が、中には入れてもらえないように見えた。
 もし、そうなら、別に無理にすぐ近くに行く必要など無いだろうか。
 第一、家の中に入らなくてよいのなら、もったいぶらずに一方通行の道を拵えて、全員に見せるという方法を選んでも良いだろう。

 首をひねりながら、さらに歩くとエレベーターが見えてきた。
 これが、先ほど係員が言っていた、「サツキ〜家」を、外から見るための展望台用エレベーターだ。
 実際、この展望台からは、はっきりと和洋折衷の家と、その前のひょうたん池を見ることができた。
 これならば、本当に、無理に予約して中に入らなくても良い。
 ただ、問題は、このことをどれほど多くの人が知っているかということだ。
 まったく予備知識なしで、会場にやって来た私が悪いのだろうが、迂闊にも、実際に来るまで、この家は森に隠されて、選ばれた者のみが見ることができると思いこんでいたのだ。

 展望台からは、まっすぐに森へ続く道があった。
 地図でみると、グローバル・コモン4(イギリス館やEXPOドームがある)への近道なので、そこを通りたかったが、通行止めの看板が立っている。
 展望台の下で監視している警備員に尋ねると、これはコモン4からの一方通行でこちらから向こうへは行けないとのことだった。(後に気づいたのだが、正確には「森の学校」をインターネット予約した人のみが通って出てこられるのではないだろうか)
 仕方がないので、展望台下から舗装路(おそらくは資材運搬用の道)を通って、めだか池とかえで池の間の道、先に述べた「らせんの川」に戻り、ふたたび「あかりアート」の道を通って、長久手愛知県館へと戻る。

●4時40分
 長久手愛知県館前で、どこへ行こうかと地図を見る。
 ここで、4度目の来場となる叔母から、グランド・ループの下の道(グランド・ループは二階建構造で、日陰の道を歩くことができる{部分がある})を、北ゲートの方へ戻って左手の列に並ぶと、「こいの池」の縁(グローバル・ハウス)で「マンモスのミイラ」を見ることが出来る、と言ったので、ループの上に登らずに、下の道を池を左に見ながら戻ることにする。

 なんでも、マンモスを見る方法には二つあって、グローバル・ハウスで並んで、巨大スクリーンの映像を見てからミイラをみる方法と、直接ミイラをみる方法を選べるらしい。 スクリーンを見る方は、待ち時間が長いので、もしマンモスだけを見たいなら、こちらのコースを選ぶのが正解なのだという。
 「こいの池」の端あたりで、ループから、グローバル・ハウスに隣接しているマンモス・ラボへの道が斜めに下りていて、待ち時間20分と書いてあった。
 列の最後尾に並ぶ、が、実際は5分足らずで、マンモス・ラボに入ることが出来た。
 その際の注意点は、進行方向の右側に並ぶということだ。
 マンモス・ラボは、動く歩道で、移動しながら見学するのだが、それが二段になっていて、左側に並ぶと、上の少し離れたベルトに乗ってしまうことになるからだ。
 だから、見学者も心得たもので、なるべく右側に並ぼうと争って列を作ろうとするのだった。
 マンモスのミイラは思ったより迫力があって良かった。

 ラボを出ると、そのまま、こいの池の反対側に登ることしかできなかった。
 戻ろうとすると、ラボに入ろうと並んでいる人たちにぶつかるのだ。そこで、こいの池沿いにぐるりと日本間に向けて歩いていく。
 すぐに、例の「大地の塔」が見えてきた。やはり、かなりの人だかりだ。

●5時
 突然、大きな音楽が鳴り出したので、そちらへ進むと、大地の塔横の、からくり時計が動き始めていた。
 道後温泉のからくり時計ほど大仕掛けではないが、大音響で鳴らされる音楽が、妙に耳に残る仕掛けだった。
 高山のからくり人形を模した感じで、踊りながら仮面を付け表情が変わる人形は、しかしながら、日本人形なのか中国人形なのか、はたまた中東の人形なのか、判別不明、国籍不詳の不思議なデザインだった。音楽も然り。
 正0分ごとに行われるパフォーマンスらしいので、その時間帯に近くにいるなら、見てもよいだろう。
(その4へ続く)

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