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2005年7月26日 (火)

WATARIDORI

 米アカデミー賞ドキュメント部門をとった映画で、色々と話題作だったようですが、その割に単館上映なみの上映館数という冷遇ぶりで、地方では観ることができません。
 わざわざ梅田に出かけて(ロフトの地下です)観ました。しかも、朝一番と夜最終しか上映しないという不便さです。おまけに小さな映画館でシート数は50くらいしかありません。(もっとも、映画の日だったこともあって満席でしたが)
 予告や前評判である程度わかっていたつもりですが、慣れさせた渡り鳥のすぐそばを音のしない(小さい?)グライダーで飛びながら撮影したという映像は、かなり衝撃的でした。
 これほどまでに近くで飛行する鳥を捕らえた映像というのは他に類を見ないのではないでしょうか?
 こうして見ると、我々が普段、水上や陸上でみている彼らの姿は、本来のシルエットではないということがよくわかります。
 彼らの本来の姿は、もっと流線的で美しい形をしています。
 もうひとつ、意外だったのは、白鳥や鷲のような大型の鳥以外の雁などは、空中で必死に羽を動かし続けていることです。
 やはり、生き物が空中を飛行するということは、並大抵なことではない、と実感しました。
 そんな不自然に激しい運動をしながらも、彼らは、3000キロ〜5000キロも移動するのです。
 それを撮りきった映像は特筆に値すると思いました。
 と、ここまでは、褒め言葉ですが、実を言うと、映画自体のできはあまりよくありません。上映館大幅拡大無し、というのもむべなるかな、という感じです。
 映像は素晴らしいのですが、構成が悪いのです。ひとつの群れをずっと追いかけるのではなく、数多くの水鳥の飛行シーンを、漫然ととり続けいてる、という感じです。恥ずかしながら、最後の方で少し寝てしまいました。

 数多くの渡り鳥が紹介されますが、一番美しかった鳥は日本のタンチョウだと思いました(鳴き声は悪いですが)。

 余談ながら……ニューヨークのハドソン川を飛ぶ鳥の遠景には、在りし日のツインタワーがはっきりと映っていて、これのために、偏見の多いアカデミー賞で、外国映画である本作が入賞したのでは?と邪推してしまいました。

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