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2005年7月26日 (火)

ムーラン・ルージュ


 「ムーラン・ルージュ」を観た。

 んが、この映画についてはあまり語るべき言葉はないなぁ。

 なら、こんなところに書くこともないのだが、ちょっとだけ感じたことを書いておくと……。

 ムーラン・ルージュというと、もちろん「あの」おふらんすは華のぱりぃにあった娼館ショー酒場(って表現ありかな)です。
 しかも、前世紀末とくれば、当然のごとく、ロートレックが出てきます。

 ロートレックは好みの画家、いやイラストレーターで、その出自から娼婦に囲まれて過ごした最盛期、遺伝病と肝機能障害に苦しんだ晩年(といっても若いが)まで大好きです。

 彼と彼の画商であった学生時代から友人の心温まるエピソードなども、品性下劣なパリ野郎に本当にこんなヤツいるのか、と疑いながらも好きです。

 繰り返される近親婚による遺伝病で、150センチそこそこしか身長のなかった貴族ロートレックは、一見陽気な男でパーティ好き、その度に奇抜なアイデアとコスチュームで場を盛り上げたことで有名でした。
 だから、残された彼の写真の中に、あの有名な日本の公家の装束を着たものなんかもあるわけです。

 そのロートレックを狂言まわしにして、貧しい詩人ユアン・マクレガーと高級娼婦、歌姫ニコール・キッドマンの恋の話を、時代設定を完全に無視した曲目(All you need is loveや、Mterial Girlなど)ときらびやかな映像、コンマ数秒のカットを数百シーンかさねる撮影手法で描くミュージカル、それが「ムーラン・ルージュ」です。

 さすがに、現代イタリアにほとんど無国籍風の「ロミオ+ジュリエット」(でかぷりをのやつね)を描いた監督だけのことはある。

 ドタバタOKで、「ゴージャス」なものが好きな方ならお勧めします。
 ちょっと濃いけど、やけどしそうな熱意も濃厚に伝わってきます。

 わたしにとっては、邦画の「歌う狸御殿」(日本の馬鹿バラエティ番組と間違わないでくださいって、そっちは一度も観たことはないのだが)と似たような印象だったな。

 しかし、かつてモンロウが歌った「ダイアが一番」の歌詞を、はじめてじっくり聞いたが、結構いい歌詞だなぁ。

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