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2005年7月16日 (土)

バットマン ビギンズ




 観終わって最初の感想は……よくわからん。

 バットマンについては、今まで多くの映画も撮られ、アニメになり、あまつさえ未来版バットマン「バットマン ビヨンド」すら作られている中で、いまさらバットマンの誕生秘話を作る意味があるのだろうか、という疑問もある。

 ドラマっていうのは、初回と最終回はだいたい話がビビッドに動くから面白いものだけど。

 だったらもう少し面白く作らないとねえ。

 妙に精神世界を意識したつくりなのも気にかかる。
 なぜ、ブルース・ウェインがチベット(なのか?)に出かけて修行するのか?
 現地の警察に捕まったのは傷害罪でか?

 なぜ、渡辺 謙はあんなチョイ役なのか?あるいはそんな役を選んだのか?

 モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、「あの」ゲイリー・オールドマン等、豪華なワキに支えられてはいるものの、主人公がどうも弱い。キャラも弱い。肉体的にも弱そうだ。弱いのはいけない。

 前回のバットマンが、ジョージ・クルーニーだったからかもしれないが、クドさが足りない。
 アメリカン・コミックのヒーローは、クドくてなんぼ、なのだ。

 バットモービルが、あまりにもプロトタイプ過ぎて、ただの作業車に見えるのもいかん。

 ゴードン警視総監(映画では、まだヒラ刑事示)の線が細すぎて頼りにならない。

 さらに、誰が敵かよくわからないつくりは、ハリウッド映画としては失格だ。

 後半、敵らしき元師匠を倒すのが、モノレール事故による、というのもテンション不足で、カタルシス不足だし、そいつにいきなり「前にゴッサムを経済危機で滅ぼそうとした時にお前の父に邪魔をされた」なんて、トートツ過ぎて納得いかん。

 お精神主義が蔓延する世の中といへども、小悪の精神科医が、薬物を使ってチンピラを発狂させたり、バットマンもその薬によって、精神的な恐怖を植え付けられたり、というのも、「なんだかな」という感じ。

 というわけで、「バットマン・ビギンズ」
 特に映画館に行く必要のない作品だというのが結論ですな。

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